ミナヅキアキラのレビュー一覧
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世界観や人物設定がブレなく構築されていて、すんなりストーリーに入り込めるところがすごい。
そして、ダークでシリアスな展開の中に、倒れそうに甘い愛がダダ漏れなところも新鮮です。スーツに日本刀っていう斬新さもBLにはありそうでなかった萌え。この作家さんのセンスのよさというか、ツボの極め方というか、素晴らしいなと思います。
そして、毎度ながら攻のカッコよさに惚れ惚れ。背負っているものとか余儀なくされていることが沢山ありながらも、受に対しての愛だけは絶対に譲らないところに「漢」としての色気を感じさせます。
ちょっと軽めのノリもみせる七青が、最後の最後で心の奥に秘めていた想いを告白した瞬間にやられた… -
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センスがよくて、絵も上手いので注目の作家さんです。本編はトーンもあまり使ってなくて白黒はっきりコントラストがついた絵柄なのに、カラー絵は淡くソフトな色調でまたステキです。口絵にうっとり。
今回の話もすごく面白くて、萌えました。
銭湯の息子で書家でもある草羽、彼が表題作の攻。とにかく自分に自信があって、それを裏付ける才能も持ち合わせている男です。その草羽がロックオンしたのは、同じ商店街のパン屋の店主である鈴見。目力がハンパない草羽が、番台からガン見するのは女湯じゃなくて男湯の鈴見です。
自信満々の草羽は、強気で押しまくって鈴見を落とそうとするのですが、相手は臆病なのか怖がって避けられて、なかな -
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白と黒のコントラストがはっきりした絵柄で、どちらかと言えば少年マンガよりで、とても実力ある作家さんです。
パッと見で、硬質で辛口かと思ったら、中身はとても甘くてうるうるキュンキュンさせられてしまいました。Hシーンも絡み方の描写や心情の描き方が群を抜いている気がします。エロ&萌えに関しては上手くて文句なしです。
3つの短編が収録されています。どれもありがちな設定で目新しさもないのに不思議と引き込まれてしまうのは、モノローグでの細かい心理描写や表情の豊かさのせいですね。
「知らぬはおまえばかり」は、セフレとして2年間体の関係を続けてきた芳川と和有希の話。ゲイである和有希は、大学サークルの酒の席で -
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銭湯「草羽湯」が舞台です。
時々実家である草羽湯の番台に立つ著名な書道家草羽史奏は初めて銭湯に来た鈴見に一目惚れする。
番台からの熱い視線に「何かマナー違反をしてるのでは?」と不安気味な鈴見はある日草羽に付き合おうと言われる。自分のアイドル並みの容姿のせいで勝手に誤解されて自信を無くしている鈴見は一歩踏み出せない。
書道家の草羽は虎視眈々と狙うのですが〜
とにかく絵が躍動的で美しい。ミナヅキさんの本はこれで四冊買いましたがどれをとっても心に沁みるお話と素晴らしい絵力。
草羽が書を書く所作が何とも艶っポイ。
28歳にしてパン屋を営む鈴見も外見のせいで色々嫌な思いもしてきたのに負けじと頑張って腕が -
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バイター(吸血種)の安仲有生ことアンナとネクター(バイターか好む血液をもつレアな人間)である羽瀬川みつる、幼馴染で親友の二人のお話。
普通の吸血鬼ものではなく、バースものの番のような関係の、もっと生命維持に直結する危険をはらんだ、お互いの血液なくしては文字通り生きていけない『共生契約』など、初見だったのですが良かったです。
本能でもあるんだろうけど、だからこそずっと自制してきて、だからこそ求め合う時は想いが爆発しちゃう、みたいな。
幼少期からの幼馴染でもあるからか、関係が変わっても根本は変わらずに軽口を叩き合うところも良かった~
次巻以降も楽しみです。 -
購入済み
よすがの小鳥(子供?)時代が可愛すぎる!!
それだけでも購入して損はないぐらい可愛い。
あんな子に「とーたん」なんて言われたらもう無理だわ。。
もちろん内容も面白かったし、成長した姿も美しい!!そして、性格も可愛い。
鳩で有名な作品はありますが、鷹って珍しいですよね。
狐の尻尾もふあふあで動物好きにはたまらないです。
動物の身体にもなれそうだけど、絵が素敵な作者様なので挿し絵ではなくしっかり見てみたかったな。
その後ももっと見たかったです。