阿辻哲次のレビュー一覧

  • 漢字再入門 楽しく学ぶために
    確かに再入門である。齢五十年有余年を重ねてなお漢字についてこれ程知らないことがあったとは衝撃である。
    文と字の違い、会意と形声、意符の成立ちなど、この本を手に取らなければこんな大事な事を知らずに生を終えるところだった。
  • 漢字のいい話(新潮文庫)
    漢字は表意文字。いつも何気なく使っている漢字にも深い意味があったり、由来を聞くと聞くとなるほどと思うことが多い。

    漢字は表意文字。いつも何気なく使っている漢字にも深い意味があったり、由来を聞くと聞くとなるほどと思うことが多い。

    本書はそんな目からウロコの蘊蓄話と奥深い中国の字典(事典、辞典ではな...続きを読む
  • 部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する
    部首のはなしは、本屋さんにならんでいたのですぐに購入しました。
    漢和辞典で、部首で探すのに苦労していたからです。
    最近の漢和辞典では、配置していない部首の項に、どの部首に配置しているかの索引を最初に記載しているものもあり助かっています。
    部首ごとに詳しい話の続きが書かれているので、漢字の専門家...続きを読む
  • 部首のはなし 漢字を解剖する
    本屋さんにならんでいたのですぐに購入しました。
    漢和辞典で、部首で探すのに苦労していたからです。
    最近の漢和辞典では、配置していない部首の項に、どの部首に配置しているかの索引を最初に記載しているものもあり助かっています。
    部首ごとに詳しい話が書かれているので、漢字の専門家でないものにとっては参...続きを読む
  • 漢字のはなし
    文字の歴史には、
    古代エジプトの象形文字であるヒエログリフ、
    粘土板に刻まれたメソポタミアの楔形文字、
    中国北部の遼王朝(10世紀から12世紀)で使われた契丹文字、
    六世紀にメキシコから中米で使われたマヤ文字などがある。
    文字を持たない文化には南米のインカと、日本北部のアイヌがある。
    ...続きを読む
  • 部首のはなし 漢字を解剖する
    漢字をただ覚えるのではなくその成り立ち、や意味などを知りたいときはやはり部首が一番良いでしょうそんなときに漢字をただ覚えるのではなくその成り立ち、や意味などを知りたいときはやはり部首が一番良いでしょうそんなときにこの一冊は適材でしょう。

    普段使っている漢字の部首がこれでもかというぐらい分かりやすく...続きを読む
  • 部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する
    [ 内容 ]
    「匠」と「区」は同じ部首なの?
    「法」にはなぜサンズイがついている?
    とても口に出せない、ある行為を形にした部首とは?
    漢字を知るうえで部首の知識は欠かせないが、部首は全部で二百種類以上もある。
    「サンズイ」や「手ヘン」など有名なものから「音ヘン」「鼎」など知られざる部首まで、52の部...続きを読む
  • 漢字三昧
    漢字の成り立ちや、意味など普段あまり気にせずに使っていますが、本書はそういうことや漢字の不思議についてなるほどと思える解説がされていて、面白いです。
  • 漢字を楽しむ
     最近テレビなんかでみかけるおもしろ漢字の覚え方とか、漢字のなりたちについての豆知識とかそういう本かなと思ったのですが、むしろ漢字についてのエッセイという雰囲気でした。作者は中国語学を専門とする大学教授なのですが、漢字を研究する人の立場で見ると、現在の漢字をとりまく環境はどううつるかというような。
    ...続きを読む
  • 漢字再入門 楽しく学ぶために
    良書。漢字について少し考えたことがある人なら、一度は疑問に思ったことについて、一通り説明をしてくれる。
    漢字は何種類あるのか? 漢字の字形に正しい字形はあるのか? 漢字にはどうして様々な読み方があるのか? 筆順はどうして生まれたのか? 部首とは何なのか? 常用漢字とは何か?
    このあたりの6つの話題が...続きを読む
  • 部首のはなし 漢字を解剖する
    漢字の部首の勉強ため読みました。
    部首の成り立ちや中国語の知識などが混ぜ合わせて非常に面白い内容でした。
    ちなみにここでてきた。
    戴绿帽子 はそのまま訳すと「緑の帽子を被る」だけど、実際は「妻が浮気する、不倫する」という意味が印象的でした。
  • 日本人のための漢字入門
    「外国人のための漢字入門」ではなく、「日本人のための漢字入門」というタイトル。日本人である我々は、日常的に漢字を読み書きしている。そんな我々の入門書?いったい漢字の何に入門するのだろう?

    読んで見て、日常的に使っている漢字のことについて、何でも知っていると思っているのは大間違いで、ほとんど何も知ら...続きを読む
  • 漢字再入門 楽しく学ぶために
    漢字再入門
    楽しく学ぶために

    著者:阿辻哲次
    2013年4月25日発行
    中公新書

    漢字の数
    日本で出版されている最大辞書「大漢和辞典」は5万305字。中国では「漢語大字典」全8冊に6万370字。「中華字海」には8万5568字。

    中国は元素周期表も漢字

    日本人が作った和製漢字は「国字」という。...続きを読む
  • 遊遊漢字学 中国には「鰯」がない
    <目次>
    第1章  「北」の年の漢字
    第2章  「災」の年の漢字
    第3章  「令」の年の漢字

    <内容>
    日本経済新聞日曜版の連載を若干の修正、補足をしたもの。見開き2ページで完結する短いコラムなので、読みやすいし、著者の書き方のパターンも分かりやすいので、サクサク読める。最近漢字に興味があるのだが...続きを読む
  • 戦後日本漢字史
    ・阿辻哲次「戦後日本漢字史」(ちくま学芸文庫)を読んだ。本書で最も良いと思つた一文は、「点を一つとれば、それだけで国民が正しい漢字を書けるようになる、とでもいうのだろうか。 日本国民もずいぶんとなめられたものである。」(138頁)であつた。これは「臭」の下が本来は「犬」であつたのが、戦後の漢字改革で...続きを読む
  • 近くて遠い中国語 日本人のカンちがい
    著者が大学の先生だけあって、当たり前ですが、大学での語学授業に合間に話される
    中国・中国語ネタが満載です。どれも、やはり、アカデミズムっぽく、中国語の成り立ち、日本語との違いなどを、わかり易く説明してくれています。

    著者と中国語との距離感がわかって、非常に面白いと思います。
    その距離感は、やはり、...続きを読む
  • 部首のはなし 漢字を解剖する
    50の部首を取り上げて漢字にまつわる豆知識をまとめた、楽しく読めるエッセイです。

    高島俊男や呉智英のエッセイと同じように、おもしろくてためになる本です。
  • 漢字再入門 楽しく学ぶために
    <目次>
    はじめに
    1時間目  漢字の数
    2時間目  とめ・はね・はらい、ってそんなに大事なの?
    3時間目  音読みと訓読みについて
    4時間目  筆順について
    5時間目  部首の不思議
    6時間目  学校教育と常用漢字について
    ホームルーム 新しい時代と漢字

    <内容>
    予想通りの本で喝采した。それは...続きを読む
  • 漢字三昧
    漢字ってこんなにいっぱいあったのね。でも使われているのはごく一部。そんな漢字の成り立ちを解説しています。漢字の本にはだいたい書いてありますが、6つの法則で漢字の成り立ちが説明されるわけですが、歴史的経緯もコンパクトにまとめられていましたし、トピックを交えながらの解説なので、とてもわかりやすく読めまし...続きを読む
  • 漢字再入門 楽しく学ぶために
    文章も平易ですらすら読める上、何より分かりやすいのが良い。最近のクイズ番組とかで漢字の正しい書き順の問題が出ていたりするが、本書を読むとそういった問題の意味のなさが非常によく分かる。小学校の先生方は指導要項があって仕方がないのかもしれないが、小学生の子どもを持つ親を含め、本書には一度目を通しておくと...続きを読む