遊遊漢字学 中国には「鰯」がない

遊遊漢字学 中国には「鰯」がない

1,100円 (税込)

5pt

3.5

魚+弱=イワシ 羊+大=?
形と音と意味をあらわす要素がからみ合い、日本生まれで中国人が読めない漢字も少なくない。日々のくらしの中で使われる漢字・漢語にまつわるとっておきの逸話を、漢字学の第一人者が歳時記風に綴ったコラム161篇!

日経新聞の日曜日朝刊最終面の名物コラム「遊遊漢字学」が1冊の新書になりました。2020年春まで3年余りにわたって連載されていたため日曜朝の風物詩の感もあったこのコラムは、根強いファンから終了を惜しまれましたが、ついに待ちに待った単行本化! 全161話のコラムをいつでもどこでも好きなところから、もちろん一気読みもできてしまいます。

本書の冒頭で著者は、漢字をルーツに持つひらがなやカタカナが嫌いという日本人はいないのに、なぜ漢字が好き嫌いの対象になるのか、それは非常に便利な道具であることの裏返しではないか――との持論をのべ、日本語における漢字や漢字熟語の意味・用法の変遷とその背景を、1回1文字、もしくは1熟語・成語を例にわかりやすく述べていきます。どのコラムも読後ハッとさせられる気づきに満ちたコラムばかりですが、1話800字強というコンパクトさゆえ、1話=見開き2ページの落とし噺集のような本となり、読者は興味のある文字や熟語・成語から豊穣な漢字の海にこぎ出していくことができます。

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遊遊漢字学 中国には「鰯」がない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年09月30日

     面白く読んだ。そして勉強になる。一個二個というときになぜ一ケと書くのかとか頁という字でなぜページという意味になるのかとか、前から不思議に思っていたことがわかった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年08月26日

    <目次>
    第1章  「北」の年の漢字
    第2章  「災」の年の漢字
    第3章  「令」の年の漢字

    <内容>
    日本経済新聞日曜版の連載を若干の修正、補足をしたもの。見開き2ページで完結する短いコラムなので、読みやすいし、著者の書き方のパターンも分かりやすいので、サクサク読める。最近漢字に興味があるのだが...続きを読む

    0

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