【感想・ネタバレ】近くて遠い中国語 日本人のカンちがいのレビュー

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Posted by ブクログ 2017年06月06日

著者が大学の先生だけあって、当たり前ですが、大学での語学授業に合間に話される
中国・中国語ネタが満載です。どれも、やはり、アカデミズムっぽく、中国語の成り立ち、日本語との違いなどを、わかり易く説明してくれています。

著者と中国語との距離感がわかって、非常に面白いと思います。
その距離感は、やはり、...続きを読む長い間、中国語との格闘の末に導き出されたモノで
非常に説得力があります。

これから、中国語を勉強する人や、今、現在勉強している人に対して、
「あなたが勉強しているモノは、こういうモノなんだよ」と、
教えてくれます。

この本を読んでも、中国語の能力は上がりませんが、どのように中国語と
付き合っていけばいいか?のヒントには確実になります。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

中国語を始める人に読んでもらえると楽しいと思う一冊。
大事な部分がかなりある。
そして中国語は漢字だからといって、日本人に学びやすい言語であるという幻想を軽く打ち砕いてくれている。ありがたい本。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

日本における近年の漢字ブームの立役者と一人といったら本人は気を悪くするだろうか。しかし、阿辻さんの語り口で、漢字に興味を持った人は多かろう。その阿辻さんが、中国語教師として(漢字学だけで暮らしているわけではない!)自分の学習経験を晒しながら、中国語とはなにかを知らない人のために書いた中国語入門書。し...続きを読むかも、それは日本人の漢字で現代中国語がどれだけわかるかを問いかけたもの。本当に中国語をマスターしようと思えば、日本人のもっている漢字の知識ではだめだという含みが本書の根底にはある。したがって中国語ができる人にはちょっともの足りないか。帯に「中国語ができる人は読まないでください」というのは、本当は逆説なのだろうが、案外著者の本音のような気もする。最初読んだときは、中公も功労のある阿辻さんだからこんな本も書かせたのだと思ったが、再読すれば味の出てくる本である。

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