阿辻哲次のレビュー一覧

  • 漢字逍遥
    [ 内容 ]
    四千年の昔から現在まで、世界でもっとも長く使用されてきた文字「漢字」。
    その一字一字に秘められた由来や逸話に、日々のちょっとした出来事を交えて、漢字の研究者が綴る全100編のエッセイ。
    鼻、休、亀、老、苺…普段なにげなく目にする漢字も、知ってみればこんなにおもしろい!
    楽しく読めて、し...続きを読む
  • 部首のはなし 漢字を解剖する
    [ 内容 ]
    漢字が誕生して三千年、漢字の字体はさまざまに変化していった。
    そのなかで、多くの部首が生まれ、消えていった。
    所属する部首を移動したり、部首が分からなくなってしまったものも多い。
    漢字を分解してみると、その合理性と矛盾がはじめて見えてくる。
    50の部首ごとにたどる楽しい漢字エッセイ。
    ...続きを読む
  • 漢字のはなし
    [ 内容 ]
    世界でもっとも長い歴史をもつ文字・漢字。
    この今に生きる古代文字の三千年に及ぶ歩みのなかから、興味深いエピソードを紹介し、漢字文化の面白さを語ります。
    基本漢字の驚くべき字源も解説。
    でも古い話ばかりではありません。
    携帯メールの流行と漢字との深いつながり…なんて、考えたことありますか...続きを読む
  • 漢字逍遥
    漢字は面白い。漢字が分かると熟語の意味も分かって、なおさら言葉が面白くなる。
    この本の「夢」や「安」はぜひ読んでみて欲しい。世の中が違って見えてくる。
  • 近くて遠い中国語 日本人のカンちがい
    中国語を始める人に読んでもらえると楽しいと思う一冊。
    大事な部分がかなりある。
    そして中国語は漢字だからといって、日本人に学びやすい言語であるという幻想を軽く打ち砕いてくれている。ありがたい本。
  • 部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する
    前著と同様に部首ごとの漢字の成り立ちを易しく説明された本。取り上げている部首は当然のように前著よりもマニアックなものが多い。
  • 漢字のはなし
    漢字のはなし
    国語嫌い、特に漢字嫌いだった私にとっては、どれも感心させられる事ばかり。
    三千年も前に考案した古代人は凄い!!

    ・「親」と言う字は、<木>の上に<立>って子供を<見>る。
    ・「儲」と言う字は、<人>の<言>うことを<信>じる<者>。
    なんか、金パチ先生が国語の授業で話しそう...続きを読む
  • 遊遊漢字学 中国には「鰯」がない
     面白く読んだ。そして勉強になる。一個二個というときになぜ一ケと書くのかとか頁という字でなぜページという意味になるのかとか、前から不思議に思っていたことがわかった。
  • 日本人のための漢字入門
    ●「当用漢字」というものがあって、そもそも戦後に漢字が廃止されるかもしれなかったことなんて、知りもしなかった。
  • 戦後日本漢字史
    漢字制限論は明治から出されてきたが、敗戦の一つの反省として、初等、中等教育の大事な時期に膨大な漢字を覚えるのは無駄で、もっと大切なことに学習時間を充てるべきであるとの、「善意」の意見から本格的な検討が始まった。
    当用漢字や常用漢字にまとめられるまでの検討状況や、その後の国民の反応など、漢字という身近...続きを読む
  • 故事・ことわざ・四字熟語 教養が試される100話
    春に向かって三寒四温だねーと友人が話していたが、三寒四温を知らなかったので、後で調べてなるほどと思った。と同時に四字熟語と言った分野の教養に乏しいなと感じたので、手に取った一冊。言葉の意味の解説でなく、その言葉の由来や関連する事例をまとめた本であった。一つ一つが短いので読みやすい。読みながら思うのは...続きを読む
  • 漢字のいい話(新潮文庫)
    漢字の第一人者が、漢字についての蘊蓄を綴った好署。
    息抜きのようなコラムが、門外漢には特に面白い。
    「漢字歳時記」では、恭賀新年が取り上げられる。この「恭」という字、現代の中国では「大便」という意味があるそうだ。これを知ったら、年賀状には使えないね(笑)。
    「色っぽい話」には、新婚初夜の夫婦について...続きを読む
  • 部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する
    『部首のはなし』(中公新書)の続編です。今回も、50の部首が取り上げられ、それらにまつわるさまざまな薀蓄が披瀝されています。

    身近な漢字が取り上げられていますが、これまで知らなかった話が満載で、楽しんで読みました。
  • 漢字を楽しむ
    ≪目次≫
    はじめに
    第1章   漢字を読む
       1   難読漢字を楽しもう
       2   力士の「しこな」を読む
    第2章   漢字を書く
       1   漢字の「書き取り」を考える
       2   時代ごとの漢字の規範
       3   さまざまな漢字を楽しもう
    第3章   漢字を作る
       1   漢字...続きを読む
  • 漢字逍遥
    漢字のことが好きになれそうな漢字あれこれエッセイ。新聞の連載なので、肩肘はらずに読めて面白い。最近日本語や漢字が興味深く感じます。
  • 漢字を楽しむ
     漢字を楽しむ
     この4月からNHKラジオの中国語講座を担当している。その4月号の最終ゲラが出た段階で、校正者の一人から、「テキストの漢字と辞書の漢字の字体が違うが、どうしますか」という質問がきた。たとえば、“买”の字の最後の画の点は、辞書では上にくっついているのに、テキストは離れてい...続きを読む
  • 近くて遠い中国語 日本人のカンちがい
    日本における近年の漢字ブームの立役者と一人といったら本人は気を悪くするだろうか。しかし、阿辻さんの語り口で、漢字に興味を持った人は多かろう。その阿辻さんが、中国語教師として(漢字学だけで暮らしているわけではない!)自分の学習経験を晒しながら、中国語とはなにかを知らない人のために書いた中国語入門書。し...続きを読む
  • 部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する
    前の本でもそうだったけれど、常用漢字、当用漢字のしてしまった罪悪についてつくづく腹が立つ。まったくもって罪の大きな漢字の改悪だったのだ。
    白川静の本を読むたびに思うことを改めて思った。
    それにしても常用漢字の規定により、公用文では動植物はカタカナ表記にすることとなっているというのには驚いた。役所とい...続きを読む
  • 部首のはなし〈2〉もっと漢字を解剖する
    漢字は部首や部品に分解しておぼえると覚えやすいものだということをこの本の1が出たときに書いたが、2は1よりもいっそう文章が読みやすい。ひとつひとつの部首によくこれだけいろんなエピソードをくっつけられるものだ。著者の蓄積に感心する。漢字は確かに現在、もとのカタチから大きくずれてはいるが、単なる記号とは...続きを読む
  • 部首のはなし 漢字を解剖する
    漢字の面白話が満載で楽しく読めた。漢和辞典が楽しく見れそう。「也」という文字にはそんな意味があったんですねぇ…。