阿辻哲次のレビュー一覧
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<目次>
はじめに
1時間目 漢字の数
2時間目 とめ・はね・はらい、ってそんなに大事なの?
3時間目 音読みと訓読みについて
4時間目 筆順について
5時間目 部首の不思議
6時間目 学校教育と常用漢字について
ホームルーム 新しい時代と漢字
<内容>
予想通りの本で喝采した。それは、とめ・はねなどの問題と筆順の問題だ。以前から文字は他人が見て読めるように(もちろん丁寧に)書けることが大事で、とめ・はねなどや筆順は(ある程度)いい加減でもいいと感じていたからだ。著者によると、超有名な中国の書家などの文字も筆順は違うらしい。結局は戦後すぐに文科省(のある人が)個人的な指針として作 -
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[ 内容 ]
四千年の昔から現在まで、世界でもっとも長く使用されてきた文字「漢字」。
その一字一字に秘められた由来や逸話に、日々のちょっとした出来事を交えて、漢字の研究者が綴る全100編のエッセイ。
鼻、休、亀、老、苺…普段なにげなく目にする漢字も、知ってみればこんなにおもしろい!
楽しく読めて、しかも学べる1冊。
[ 目次 ]
菊
米
里
豊
策
旅
黄
歌
鬱
聖〔ほか〕
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感 -
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ネタバレ[ 内容 ]
漢字が誕生して三千年、漢字の字体はさまざまに変化していった。
そのなかで、多くの部首が生まれ、消えていった。
所属する部首を移動したり、部首が分からなくなってしまったものも多い。
漢字を分解してみると、その合理性と矛盾がはじめて見えてくる。
50の部首ごとにたどる楽しい漢字エッセイ。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
世界でもっとも長い歴史をもつ文字・漢字。
この今に生きる古代文字の三千年に及ぶ歩みのなかから、興味深いエピソードを紹介し、漢字文化の面白さを語ります。
基本漢字の驚くべき字源も解説。
でも古い話ばかりではありません。
携帯メールの流行と漢字との深いつながり…なんて、考えたことありますか。
[ 目次 ]
序章 世界の文字のなかの漢字(ことばと文字;時間と空間を超える文字 ほか)
第1章 漢字はこうして生まれた(漢字の誕生をめぐって;漢字の先祖・甲骨文字 ほか)
第2章 日本に漢字がやってきた(漢字文化圏;古代日本の文字世界 ほか)
第3章 漢字の作り方(漢字のしくみ;漢字の成り立 -
Posted by ブクログ
漢字制限論は明治から出されてきたが、敗戦の一つの反省として、初等、中等教育の大事な時期に膨大な漢字を覚えるのは無駄で、もっと大切なことに学習時間を充てるべきであるとの、「善意」の意見から本格的な検討が始まった。
当用漢字や常用漢字にまとめられるまでの検討状況や、その後の国民の反応など、漢字という身近な問題だけに、大変興味深い。首尾一貫性なく簡略化した漢字について著者が悲憤を洩らしているところなどは肯けるのであるが、ここまで学習により浸透してしまった以上、どうしようもないだろう。教育の恐さである。
ワープロ、PC、スマホと、漢字変換がどんどん簡単になってきた以上、表記ローマ字化の議論はもはや出な