近藤康太郎のレビュー一覧

  • 文章は、「転」。

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    近藤康太郎さんの話はいつも引き込まれる。あと、テキトーに生きてそうな感じがするのに、やることは徹底している。修行みたいだ。今も、内容を思い出しながら書いてしまう。文章を注意深く読む。見る。本当にそう思ったのか、を深く考える。本当に「クスッ」と笑ったのか。笑う時にクスッという言葉は出ているのか。無言で笑顔になる、口角が上がる、鼻息が少し強く出る。一つ一つの文章を読む、見る、なぜなぜ分析している文が素晴らしい。

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    2025年08月16日
  • ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

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    ネタバレ

    〈よく、生きる〉ナイスに生きるための仕事、勉強、遊びの三要素。仕事は本気になって当たり前、遊びこそ真剣に本気に、そして自分を律して勉強する。作者近藤康太郎氏の人柄、文章に惹かれる。その理由が分かった、生き方(よく生きるを考える)の本であった。自分の骨を知りたい、その為に本気で生きたいと思わせてくれた一冊。

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    2025年06月26日
  • 三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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    今まで読んだことのある文章術の本の中で、いちばん楽しくタメになる本。これからの人生であと10回は読み返したい。

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    2025年06月16日
  • 三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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    書くことは格闘だと思った。書く対象の魅力にどこまで迫ることができるか、伝えることができるか。技術の格闘。書くことは書き手を写し出す。書き手の弱さや葛藤、強さや信念が文章に投影される。自分との格闘。読み終えた今、書き始めたい。

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    2025年04月08日
  • 三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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    人生のおもしろさに、気付く手がかりにできる。
    いい文章を書けるライターになるために、取り組むことや心構えを、場面を想像しやすい内容で書かれています。
    また、ライターだけでなく、沢山の生業に通じると思います。その仕事で生きるための心得として、どんな人でも、読めば得するいい本です。

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    2024年12月01日
  • 三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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    ニューヨークは数年前から漢字ブーム。この夏も安っぽい生地に漢字をあしらったシャツが大人気である。

    もっとも漢字はめちゃめちゃ。「斬」「殺」「帝」など意味なく並べるだけだ。

    昔、日本の大手化粧品会社の広告に「For Beautiful Human Life」というキャッチコピーがあった。英米人から「文法的に間違っている」と新聞の投稿欄を賑わした。和製英語は意味不明と英米人の嘲笑のたねだ。

    タイムズスクエアで忘れがたい漢字シャツを着た男とすれ違った。思わず後を追いかけた。胸の漢字は、「二角形」。
    なんなんだそれは?

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    2024年11月25日
  • アロハで猟師、はじめました

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    何故朝日新聞の記者だった著者が全くの未経験から猟師とコメ農家を始めたのか。
    生きるということは、食うということ。他者の命をいただくということ。当たり前のことなのに、世間大多数の人は普段全く意識しないテーゼ。
    スーパーやコンビニで既に用意された「モノ」ではなく、自らの手で直接「他者の命」を調達することで、そのテーゼに意識的になることに決めた。
    そんな著者の思考の流れ、感情の動き、何を大事にするかなどがとても丁寧に記されている本作。
    流石朝日新聞記者、筆がすごく上手い。描写が巧みで教養の高さが感じられる。好きなタイプの文章だった。

    政治的なスタンスの濃さや若干の説法じみた物言いを感じなくもないが

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    2024年07月29日
  • ワーク・イズ・ライフ 宇宙一チャラい仕事論

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    自分は学生だが、課題とバイトに追われる毎日で忙しさを言い訳にして全然インプットが出来ていなかった。まさにそれを指摘されたよう。私も音楽に関わりたいという夢があって、そのためには遊びを全力でやって吸収していかなければいけない。音楽にハマったときのあの感覚を忘れないように、初心。

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    2024年07月17日
  • 三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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    ネタバレ

    朝日新聞名物記者による1冊。
    「文章を書く」ことの難しさ、奥深さを素人ながらに学んだ。
    ここまでストイックとは言わずとも、営業として時折見返しつつ会得していきたい。
    以下、メモ。

    天才の二つの要件
    →第一に、努力を続けられる人
    →第二に、努力を発見する人(人が努力しないことを努力する)

    一流ほど、「自分が1番下手」として全てから謙虚に学ぼうとする

    読書のいろは
    →目指せ1000冊(手元には100冊台)
    →全ての本を立て、背表紙が見える状態で保存せよ
    →本棚のラインナップが、自分だけの関心事/知識のポートフォリオとなる(電子だとそれができない)(常に読んでは捨ててアップデートし続けよ)

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    2024年05月03日
  • 三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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    三行で撃ち抜かれてしまった。
    私は本を書くことを生業にするつもりは無いが、感想や物申したいという場合に参考になる心構えだった。

    文章のプロというだけあって実用書なのに退屈することがなかった。

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    2024年03月25日
  • 三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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    文章を書くという実用書なのに、この濃密さとエネルギたるや!一度読んだだけではとてもうけとめられなかったです。再読します。

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    2024年02月25日
  • 三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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    良書、わかりやすかった
    ビジネス文書を書くにあたって不要と思われるものが多々あったが、いちばん印象に残ったのは、文章の熱量という話だ
    説得力のある文章には、熱い熱量がこもっている

    気になったのは、以下です。

    ■ 文章の基本
    ・最初の一文、長くても三行くらいでしょうか。そこで心を撃たないと、浮気な読者は逃げていきます
    ・仕事とは、結句、表現なんですよね
    ・自慢ではなく、一行目はのけぞらせろ
    ・読者はあなたに興味がない、読者にとって、あなたの書こうとするテーマはどうでもいい。冷厳な現実だ。しかし、この事実を認めるところからしか、始まらない

    ・うまいとはわかりやすいことである
    ・その原則は3つ

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    2023年11月09日
  • 三行で撃つ  〈善く、生きる〉ための文章塾

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    ライティングの1つのバイブルとなり得る一冊ですかね。特に、誰かを惹きつける文章を書きたい人、それを生業にしたい人は、ぜひ一読をおすすめします。

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    2023年08月31日
  • アロハで猟師、はじめました

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    今後の私のバイブルになりそうな本だった。猟師としての体験、百姓としての体験とそこから考えたことを面白く読ませる筆致。そして終章はさながら学術論文のようであった。一つの目指すべき方向性がここにある気がする。

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    2022年11月14日
  • アロハで猟師、はじめました

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    贈与論に基づき、合理的な新自由主義や資本主義に抗おうとする本は多く、よく頷きながら読む

    この本では、その贈与の根幹にあるものが「いのち」であるため読んでいて深く突き刺さる

    自分が見返りを求めずに贈与できるものとは何だろう、と考える

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    2022年09月19日
  • アロハで猟師、はじめました

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    面白かった。最初はちょっと面白可笑しく書いたのかなぁ、と思ったが、だんだん深い内容になっていった。狩猟は暴力だが、弱い者虐めであってはならない。礼節を持つ。死をこの手で抱える。殺生そのものに快楽は無く、その後に笑いや飢えからの解放、腹の充足、セックス、深い眠りと言う快楽が訪れる。 
    獣の息遣いや匂いまでしてきそうな表現に感動しました。 
    ブリコラージュ(器用人仕事)なるべく金を使わずある物で工夫するって言うのは心がけたいと思う。

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    2022年05月24日
  • 「あらすじ」だけで人生の意味が全部わかる世界の古典13

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    壮大なタイトルで釣りっぽいけど、中身はめちゃくちゃ硬派で面白かった。紹介されてる本全部読みたくなった。

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    2021年06月12日
  • アロハで猟師、はじめました

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    窮屈な今の社会からこんな「ばっくれ」方があるのかと感動。
    終章の「ボスト資本主義」に関する論考も大変興味深い。元気が出た。朝日新聞で柄谷行人が書評を書いたわけもわかった。
    鴨を食べた「芥川賞受賞作家」ってだれたろう?

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    2021年02月18日
  • アロハで猟師、はじめました

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    半農半Xを地で生きている著者が、自身の狩猟や米づくりの経験をもとに、生きること、経済、戦争・平和などについて思索をしたものをまとめたエッセイ。実際の狩猟や精肉の描写やコメ作りの実際の体験談から、半農半X(ライター)、自然資源を活用した生き方、贈与経済による人間関係の形成、物質文明へのアンチテーゼの提示・人間の能力の維持、資本主義から半歩ズレた生活、オルタナティブな生計手段を複数持った生活の提示などなど、内容は多岐に渡る。著者は、正に私が実現したい生き方を実践している人だ。
    他方で、この生活のアプローチだけでは、開発途上国の環境問題や社会問題、地球規模でのエネルギー問題、国家間の戦争・安全保障の

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    2020年12月17日
  • 「あらすじ」だけで人生の意味が全部わかる世界の古典13

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    ■古典のコトバ

    A.「仕事が忙しくて、本を読んでいる暇はない」と豪語する間抜けさえいる。
    本人は、自分の多忙を有能さと勘違いして自慢しているつもりなのだから、たちが悪い。

    B.楽しいから、幸福だから笑うのではない。順番が逆だ。まずは笑ってみる。人生に運命なんかない。ただの偶然。さいころみたいな丁半ばくちだ。人生これ、ギャンブルなり。

    C.わずかばかりの才能でいい。そのほんの少しの才能にしがみつき、かぶりつき、專一に磨く。そうしないのは、なんと怠惰で、傲慢で、そら恐ろしいことか。

    D.仮に健康で、何十年も生きながえられるとしても、刻一刻と生まれ変わる自分の存在の可能性に目を向けない生き方

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    2013年02月14日