近藤康太郎のレビュー一覧
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著者である近藤康太郎氏の前著、『三行で撃つ』 (2020年、CEメディアハウス)と『百冊で耕す』(2023年、CEメディアハウス)は濃い内容だった。だが、本書は薄い。両書の一部を薄く伸ばした印象を受けた。
本書の主題は、「感性をトレーニングで鍛えること」。
その理論は、「五感を使う」。視覚以外の感覚を意識する(p44)
その方法は、なにをおいても読書。紙の本を読む。(p202)
第4章では、いずれの文章塾でも一番最初に話すという、文章術の基本も紹介している。それは文章に必ずいる三妖怪を退治することだ。
1匹目 重複ドン(重複している語はないか)
2匹目 どっさりもっさり(なくてもわかる -
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「若いうちに読みたかった」は本当か?今だからわかる、この本の本当の味
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「この本、もっと若いうちに読みたかった〜!」
読書好きなら一度は抱くこの感情。私もご多分に漏れず、この本を閉じた瞬間、天を仰いでそう思った。
もし20代の、仕事や将来に漠然と悩んでいた自分に会えるなら、「おい、これ読んどけ!」って真っ先に叩きつけたい。
〈仕事〉〈勉強〉〈遊び〉を分断せず、全部ひっくるめて「ご機嫌」に生きるっていう発想を知っていたら。
きっと、無駄な力も入らず、もっと軽やかに人生のステップを踏めていたかもしれないなぁ…。
でも、ふと立ち止まって考える。
本当に「若いうちに読んだ方が良かった」の -
Posted by ブクログ
ライター業、猟師業にプライドを持っていることはわかるのだが、自分の評価基準に合わない人を見下す高慢さを感じて、そこがなんだかな、と思った。
確かに、猟師として目の前の生き物を殺すことの重さは、経験した者でないとわからないものがあるのだろうと思う。そういうことを心から真摯に書いているという印象はあり、確かにそうなのだろうな、と感じた。とはいえ、誰もがそういう経験ができるわけではないから、「あーだこーだ言うなら、猟師として命を扱ってみろ」という方向に話を持っていくのはちょっと乱暴な気もするけど。
資本主義と貨幣経済に、狩猟で獲った鴨のような贈与経済を混ぜることで、過剰な新自由主義に変化を加えられる -
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ネタバレこれまで読んできた著者の文章指南書の内容と被る部分は多い。
が、それでも良いのだ。なにしろ、本書は筋トレの本だから(笑)
「感性は、鍛えた者だけが得られる、もうひとつの「筋肉」だ。」
これが全て。
毎夏が来る前に、雑誌『Tarzan』は、“割れた腹”とか、“Tシャツの似合う胸”といった筋肉礼賛の特集号を出す。そして、それに釣られて、毎度、買ってしまう。内容は、以前、読んだものと大差ないのだが。
ようは、その時、その時期に、外部からの刺激が欲しいから読むのだ。そこで、古い、去年一昨年の号を取り出して、広げてみたところで刺激が入らない。
ということで、著者の本書も、久しぶりの -
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文章を書くとはということが
圧倒的な熱量で書かれている本。
印象的だったのはこの3つ
①書き出しを外すと次はない。
最初の一文、長くても3行くらい。
そこで心を撃たないと読者は逃げていく。
②目指すのはストレスなく読める文章。
すべらない文章(読みにくい文章とは)
文章の結論に達するのに
読み手が非常な努力を強いられる。
そのために、固有名詞と数字を減らす。
③ 「書く」と「読む」はセット
毎日2時間
例外なく必ず2時間本を開ける
本は最低1000冊読む
書棚は自分の脳
正直今の自分にとって
このほんの内容は少し難しかったです。
これからも多くの
本を読み続け、
文章 -
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ライターと兼業で農業と狩猟を行なっている著者の経験と、現代社会で狩猟を行うことの意義を述べた本
ある芸人さんがお薦めされており、狩猟に少し興味があったこともあって手に取りました。思うに著者はかなり繊細で、かつ深く考え込むタイプの方なのだと思います。狩猟に関して述べた本で生命の大切さと、誰しもが生きていく上でそれを奪っていることの現実を述べたものは数多くありますが、それだけでなく狩猟を通して著者が考えた現代社会のあり方や哲学的な思索などが散文的に記載されていました。
目を背けようと思えば、いくらでも背けられる現実にあえて対峙することで、著者が何を感じたのか、これは経験しないと本質的には理解で -
Posted by ブクログ
サクッと読める狩の本...?ぐらいの気持ちで手に取ったが...
重く、深い本であった。
著者近藤氏は『三行で撃つ』『百冊で耕す』の著者...
狩猟を通して多くのことが書かれている。
食や経済...etc
時々出てくる「オルタナティブ」の単語
二者択一や既存のものに変わる新しいもの という意味のようだが
どちらも手に入れて双方を行き来している。
私が感じだ一番大事なこと「信用を得ること」
お金では買えない人間関係を築くこと。
自分のできることで、世の中の貨幣価値に左右されない
独自の価値を築くこと....
既存の自分の周りの世界を見渡して一歩その環から踏み出してみること、試みてみること -
Posted by ブクログ
アロハで猟師、はじめました 近藤康太郎
新聞記者として都会で生まれ育った作者。
書くことが生きること。食うために朝一時間だけ農夫となる企画を始める。農夫をするなかで害獣の狩猟も始めることとなる。
こうした生活を過ごすなかで感じた資本主義社会の限界(資源の有限性による経済成長の限界)とその打開策を論じてもいる。
人間は交換する生き物である。
貨幣を介さない交換に活動の一部を置き換える。無償贈与によって成り立つ連鎖の面白さについて話している。
狩猟を行うことで、生きることは他の死によって成り立つことを身を持って経験している。
特に罠に掛かった鹿を殺めるシーンの描写は適格かつ独特な言葉表現 -
Posted by ブクログ
読みようによっては重い一冊
新聞社の記者である著者が、赴任に伴い耕作放棄地で米作りをきっかけに害獣駆除の為に猟師になり、命への考察に至る
都会に住む人間はスーパーに行けば、命があったとは思わずに買える肉
美味しいと思いながら食べる肉片にもかつてはあった命
人の生活に害を与えるから害獣と呼ばれる命にも自らの生を守る権利があり、田畑を荒らすからと命を取られる
ジビエとして人に食べられるのならまだ本望かもせれないが、自治体から出る金銭目当ての賞金稼ぎの猟師はいかがなものか
人は他の命を取り入れる事で自分の命を繋いでいることを認識すべきではあるが、認識しづらい資本主義の中に自分が立たされていることを再