近藤康太郎のレビュー一覧
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半農半Xを地で生きている著者が、自身の狩猟や米づくりの経験をもとに、生きること、経済、戦争・平和などについて思索をしたものをまとめたエッセイ。実際の狩猟や精肉の描写やコメ作りの実際の体験談から、半農半X(ライター)、自然資源を活用した生き方、贈与経済による人間関係の形成、物質文明へのアンチテーゼの提示・人間の能力の維持、資本主義から半歩ズレた生活、オルタナティブな生計手段を複数持った生活の提示などなど、内容は多岐に渡る。著者は、正に私が実現したい生き方を実践している人だ。
他方で、この生活のアプローチだけでは、開発途上国の環境問題や社会問題、地球規模でのエネルギー問題、国家間の戦争・安全保障の -
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■古典のコトバ
A.「仕事が忙しくて、本を読んでいる暇はない」と豪語する間抜けさえいる。
本人は、自分の多忙を有能さと勘違いして自慢しているつもりなのだから、たちが悪い。
B.楽しいから、幸福だから笑うのではない。順番が逆だ。まずは笑ってみる。人生に運命なんかない。ただの偶然。さいころみたいな丁半ばくちだ。人生これ、ギャンブルなり。
C.わずかばかりの才能でいい。そのほんの少しの才能にしがみつき、かぶりつき、專一に磨く。そうしないのは、なんと怠惰で、傲慢で、そら恐ろしいことか。
D.仮に健康で、何十年も生きながえられるとしても、刻一刻と生まれ変わる自分の存在の可能性に目を向けない生き方 -
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『本を読んだら散歩に行こう』(村井理子)に紹介があったので手に取った。
文章を書くことの意味や、読んでもらえるための工夫が、簡潔にまとめられている。
実行するには、習慣化していかねばならないなあ。
書くことで、その時の自分がどんなことを考えていたかが分かる。誰でも書ける。書くことを習慣化すれば書ける。
読んでもらうには工夫は要る。起承転結の流れ、その転のヒント〔古今東西、順張り、逆張り、ユーモア)が書かれている。語彙、文体、企画、ナラティブ〔スピード感、リズム感、グルーヴ感)といった道具箱の充実も必要、そのメンテも必要。本を読め、と。
本を読んだら、感じたこと心に引っかかったことを、抜き -
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とにかく、「文章を書き生きるモノ」としての熱量を感じさせる作品でした。
「語彙を書き、語彙を学び、語彙を共有する」簡単に自分なりに要約するとこのような内容でしたが、本作品で頻繁に出没する「常套句は親の仇だと思え」という言葉がいつまでも頭に残り、こんな常套句にまみれた感想を書くことすら恥ずべき行為だと自覚させられます。 それはつまり、「文字を書くことにプライドを持たせてくれる」、「当たり前に意識を向けさせてくれる」、そんな作品でした。
また、本作品に挙げられる、文字を書く人が必読すべき書物に関しても、聖書から現代音楽家の詩集まで、幅広い分野に触れることを提案してくれ、基礎を甘んじないプロフ -
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社会からリアリティがなくなっている。その通りだと思う。「動物は可哀想だから車でひけないけど植物は踏んでも悲しくないから菜食主義が良い」とか「可哀想だから獣を殺すな」とか「電気を使いまくってるのに原発反対だ」とか何言ってんだ?と思うけど、頭でっかちになってリアルが見えていないんだろうなと思う。社会はもっと複雑だし、断片的にしか見えていない物事の先を想像することが大事だと思う。
まぁでもリアルがなくなるのも仕方ないとも思う。高校卒業まで過疎中の過疎のような農村で育ったがそこはリアルで溢れていた。しかし大学で東京に出てからはリアルを失った。そりゃそうだ。都市は人工の産物でノイズは極力消される。自分 -
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本質的な事やなるほど、と思う事が書かれていました。
以下、一部ご紹介。
文は人なり。
知れた常套句を使うという事は、他人の頭で感じているだけ。
仕事は結局表現。
1行目はのけぞらせ、全て読んだ後で1行目の意味が明示されていなければならない。
起、のげぞらせる
承、起の説明
転、揺さぶりをかける
結、結論はおのずと出てくる。書く前から分かっておら
ず書け連ねてその時に思い感じた事が結論になる。
など、色んな、さまざま、は見苦しい言い訳。
自分というものは他者の思考の集積。
五感を磨き抜く事。
良い田は何度も深く耕され実りは豊かになる。
使い勝手の良い言葉は言葉に逃げているだ -
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様々な顔を持ちハチャメチャな生活スタイルのように見える筆者だが、とても羨ましく感じた。
それは自分の価値観、ビジョンが明確で目的に沿った行動、生活を実践しているからだろう。
仕事、勉強、遊びと私はついこの順番で考えがちだ。何のため誰のための時間を過ごしているのだろう。
筆者はまず遊びだと言う。遊びこそクリエイティブの源泉であり子供の頃はみなそうであったはずだとの事に納得する。
残りの時間で仕事をするため様々な工夫をする。そして仕事の合間に勉強をする。
その勉強が仕事を効率化させ遊びの時間を確保する。
こんな好循環こそ素敵なのだ。
遊び、仕事、勉強はライフステージによって比重は変わってくると -
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ネタバレ『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』読書メモ(近藤康太郎/CCCメディアハウス)
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【核心思想】
・書く行為=「無意識の思考パターンを可視化し、存在を刻むプロセス」(終章)
・「三行で撃つ」本質:書き出し3行で「読者の扁桃体を刺激し、前頭葉を覚醒させる」(例「午後3時17分、豆腐屋の木戸の軋みが800m先の花火と同期した」)
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【実践技術】
■ 4大要素(第4章)
1. 語彙:常套句排除(「感動」→「左膝の疼き」)
2. 文体:主語転換(「私」→「2023年の街角」)
3. 企画:半歩先発想(AI失業→「AIに奪われない37℃の体