あらすじ
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目指すのは「ワーク・イズ・ライフ」。仕事こそ、一生をかけて完成させる「表現」であり、仕事が楽しい人生は幸せな人生だ。
将来が不安? 今の自分でいい? 大丈夫。毎日をご機嫌にするには「技術」が、ある。人はなぜ、働くのか? 幸せになるため。ナイスな日々を過ごすためである。おもしろい〈仕事〉がしたい、と人は言う。しかし、〈仕事〉のみならず、〈勉強〉、そして〈遊び〉でさえ、他者に強制される何かとは、本質的におもしろくないものだ。ただ、〈仕事〉をおもしろくする人間は、いる。〈仕事〉は与えられるものではなく、つくるものという発想を持つことだ。そのためにどうするか? 人生を支える三つの要素を強くすることだ。〈仕事〉〈勉強〉〈遊び〉。幸せとは、この大三角から成り立っている。三つは切り分けて考えられがちだが、互いが補完しあう。一つが強くなれば他も強くなる。ーー作家で猟師、『三行で撃つ』著者による人気の人生講座が待望の書籍化
著・文・その他:近藤康太郎
作家/評論家/百姓/猟師
1963年、東京・渋谷生まれ。1987年、朝日新聞社入社。川崎支局、学芸部、AERA編集部、ニューヨーク支局を経て、九州へ。新聞紙面では、コラム「多事奏論」、地方での米作りや狩猟体験を通じて資本主義や現代社会までを考察する連載「アロハで猟師してみました」を担当する。
著書に『三行で撃つ〈善く、生きる〉ための文章塾』『百冊で耕す〈自由に、なる〉ための読書術』(CCCメディアハウス)、『アロハで田植え、はじめました』『アロハで猟師、はじめました』(河出書房新社)、『朝日新聞記者が書けなかったアメリカの大汚点』『朝日新聞記者が書いたアメリカ人「アホ・マヌケ」論』『アメリカが知らないアメリカ 世界帝国を動かす深奥部の力』(講談社)、『リアルロック 日本語ROCK小事典』(三一書房)、『成長のない社会で、わたしたちはいかに生きていくべきなのか』(水野和夫氏との共著、徳間書店)他がある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
〈よく、生きる〉ナイスに生きるための仕事、勉強、遊びの三要素。仕事は本気になって当たり前、遊びこそ真剣に本気に、そして自分を律して勉強する。作者近藤康太郎氏の人柄、文章に惹かれる。その理由が分かった、生き方(よく生きるを考える)の本であった。自分の骨を知りたい、その為に本気で生きたいと思わせてくれた一冊。
Posted by ブクログ
自分は学生だが、課題とバイトに追われる毎日で忙しさを言い訳にして全然インプットが出来ていなかった。まさにそれを指摘されたよう。私も音楽に関わりたいという夢があって、そのためには遊びを全力でやって吸収していかなければいけない。音楽にハマったときのあの感覚を忘れないように、初心。
Posted by ブクログ
様々な顔を持ちハチャメチャな生活スタイルのように見える筆者だが、とても羨ましく感じた。
それは自分の価値観、ビジョンが明確で目的に沿った行動、生活を実践しているからだろう。
仕事、勉強、遊びと私はついこの順番で考えがちだ。何のため誰のための時間を過ごしているのだろう。
筆者はまず遊びだと言う。遊びこそクリエイティブの源泉であり子供の頃はみなそうであったはずだとの事に納得する。
残りの時間で仕事をするため様々な工夫をする。そして仕事の合間に勉強をする。
その勉強が仕事を効率化させ遊びの時間を確保する。
こんな好循環こそ素敵なのだ。
遊び、仕事、勉強はライフステージによって比重は変わってくるとは思うがそれぞれを頂点とする大三角形を維持していれば幸せを実感できると教えてもらった。
仕事を楽しめているということはこのバランスがいいということ。
そして勉強も単なるお勉強でなくリベラルアーツが大事との主張に共感した。
Posted by ブクログ
「若いうちに読みたかった」は本当か?今だからわかる、この本の本当の味
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「この本、もっと若いうちに読みたかった〜!」
読書好きなら一度は抱くこの感情。私もご多分に漏れず、この本を閉じた瞬間、天を仰いでそう思った。
もし20代の、仕事や将来に漠然と悩んでいた自分に会えるなら、「おい、これ読んどけ!」って真っ先に叩きつけたい。
〈仕事〉〈勉強〉〈遊び〉を分断せず、全部ひっくるめて「ご機嫌」に生きるっていう発想を知っていたら。
きっと、無駄な力も入らず、もっと軽やかに人生のステップを踏めていたかもしれないなぁ…。
でも、ふと立ち止まって考える。
本当に「若いうちに読んだ方が良かった」のだろうか?
もしかしたら、人生の酸いも甘いもそれなりに経験してきた「今」だからこそ、この本の言葉が持つ本当の深みや温かさが、骨身に染みるようにわかるのかもしれない。
若い頃なら「チャラい」なんて言葉に反発して、素直に受け取れなかったかも。
でも、40代になった今読むと、その軽やかさの裏にある、確固たる哲学や優しさを感じ取れる。ガチガチに凝り固まった自分の常識を、ひょいと飛び越えてくれるこの感覚は、大人になった今だからこその特権だ。
もちろん、若い人が読めば最高の「人生のコンパス」になるはず。
でも、私と同じように、人生の折り返し地点でふと立ち止まっている同世代の仲間にこそ、この本は響くと思う。
今からだって、全然遅くない。
人生の後半戦をどう「ご機嫌」に乗りこなしていくか。そのための最高に愉快なヒントが、ここには詰まっています。