あらすじ
「朝日新聞」名物・名文記者の文章技巧25発を紹介。つかみ(冒頭)の三行、起承転結、常套句が害悪な理由、一人称、文体、リズム、といった技術を網羅するが、方法論にはとどまらない。なぜそうするのかを、自己や他者の心のありようにフォーカスしながら考える。
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Posted by ブクログ
書くことは格闘だと思った。書く対象の魅力にどこまで迫ることができるか、伝えることができるか。技術の格闘。書くことは書き手を写し出す。書き手の弱さや葛藤、強さや信念が文章に投影される。自分との格闘。読み終えた今、書き始めたい。
Posted by ブクログ
人生のおもしろさに、気付く手がかりにできる。
いい文章を書けるライターになるために、取り組むことや心構えを、場面を想像しやすい内容で書かれています。
また、ライターだけでなく、沢山の生業に通じると思います。その仕事で生きるための心得として、どんな人でも、読めば得するいい本です。
Posted by ブクログ
ニューヨークは数年前から漢字ブーム。この夏も安っぽい生地に漢字をあしらったシャツが大人気である。
もっとも漢字はめちゃめちゃ。「斬」「殺」「帝」など意味なく並べるだけだ。
昔、日本の大手化粧品会社の広告に「For Beautiful Human Life」というキャッチコピーがあった。英米人から「文法的に間違っている」と新聞の投稿欄を賑わした。和製英語は意味不明と英米人の嘲笑のたねだ。
タイムズスクエアで忘れがたい漢字シャツを着た男とすれ違った。思わず後を追いかけた。胸の漢字は、「二角形」。
なんなんだそれは?
Posted by ブクログ
朝日新聞名物記者による1冊。
「文章を書く」ことの難しさ、奥深さを素人ながらに学んだ。
ここまでストイックとは言わずとも、営業として時折見返しつつ会得していきたい。
以下、メモ。
天才の二つの要件
→第一に、努力を続けられる人
→第二に、努力を発見する人(人が努力しないことを努力する)
一流ほど、「自分が1番下手」として全てから謙虚に学ぼうとする
読書のいろは
→目指せ1000冊(手元には100冊台)
→全ての本を立て、背表紙が見える状態で保存せよ
→本棚のラインナップが、自分だけの関心事/知識のポートフォリオとなる(電子だとそれができない)(常に読んでは捨ててアップデートし続けよ)
→学びを抜書きし、常にストックせよ(抜書きはあなたではないあなたへの、召喚状である)
読者はあなたに興味がない、あなたが書こうとするテーマはどうでもいい
→三行以内にのけぞらせなければ、後を読んではもらえない
文章が上手くなる3つのコツ
→一文を短くする
→形容詞を対象語はなるべく近づける(◎野生動物の違法な売買×違法な野生動物の売買)
→一文に、主語と述語は1つずつ
→など、色んな、様々なを排除する
→擬音語、擬態語、流行語を弾く
共感させる文章は「エピソード」で語らせる
→押し売りの感情や演出は響かない
→五感で世界を切り取り正確に書け
落とせるラブレターの書き方(三手)
→初発の熱量が全て
→仕事を頼む人は、常に世界一忙しい人だと思え
→自分はあなたを知っている(依頼対象が忘れているような過去の仕事も含めて書く)
→自分はこういうものである(肩書、過去の仕事、現在の課題意識)
→したがって、自分にはあなたが必要だ(あなたと仕事をしたい、と直接書くな)(あなたにも自分にも有用だ)
Posted by ブクログ
三行で撃ち抜かれてしまった。
私は本を書くことを生業にするつもりは無いが、感想や物申したいという場合に参考になる心構えだった。
文章のプロというだけあって実用書なのに退屈することがなかった。
Posted by ブクログ
良書、わかりやすかった
ビジネス文書を書くにあたって不要と思われるものが多々あったが、いちばん印象に残ったのは、文章の熱量という話だ
説得力のある文章には、熱い熱量がこもっている
気になったのは、以下です。
■ 文章の基本
・最初の一文、長くても三行くらいでしょうか。そこで心を撃たないと、浮気な読者は逃げていきます
・仕事とは、結句、表現なんですよね
・自慢ではなく、一行目はのけぞらせろ
・読者はあなたに興味がない、読者にとって、あなたの書こうとするテーマはどうでもいい。冷厳な現実だ。しかし、この事実を認めるところからしか、始まらない
・うまいとはわかりやすいことである
・その原則は3つだけ。
1 文章は短くする
2 形容詞と被形容詞はなるべく近づける
3 1つの文に、主語と述語はひとつづつ
短く、近く、シンプルに、― すぐ「うまく」なる三原則
・わざわざ難しい言葉は使わない。短い文章でたたみかける
・読者は書き手の言いたいことなんてわかっていない。
・うまい文章を書く人は、人に対して、世界に対して謙虚です。
・めざすのは、ストレスなく読める文章
・など、いろんな、さまざまな は逃げ、つかわない
・押し売りの感情は響かない
・響く文章はエピソードで語る
・エピソードを書くために大切なたった一つのこと ― 五感を使う、五感で世界を切り取る、見て、そして、正確に書く
■ ライターの心得
・基礎トレーニング
1つめは、感性の力を高める
2つめは、質問する力を磨く 同じことを聞くのでも、質問の表現を変える
質問しろ、同意を求めるな、疑問形で聞け―日本語の質問の多くは、疑問形になっていない
・うまいといわれる日本語を書くことは至難の業だ。そして、とびきり難しいからこそ、書ける人は有利です
・どの世界でもトップにいる人は、きわめて文章操縦力の高い人です
・うまいメールの書ける人こそ、出世する人です
・手紙でも、メールでも3手で相手玉を積まさなければならない
①自分はあなたをしっている
②自分はこういう者である
③したがって、自分にはあなたが必要だ―あなたにも、自分は有用だ
・メールもそうですが、初発の熱量がすべてなんです
・仕事を頼む相手は、つねに、世界で一番忙しい人だと思え
・最初からカネを話をするのは、無粋でもなんでもなく、必須事項、むしろ礼儀だ
・最後に人を甘くみるな
・一回限りの関係を求めて近づく人間になってはいけない。一生付き合いという覚悟をもって、仕事は申し込むべきだ
・だれも理解してくれなくても、だれに求められなくても、自分のために、世界のために書く。そういう文章は、熱量が途方もなく高ければ、どこかに読者は現れる
■ 書くための4つの道具
・習慣は、第二の天性。凡才は習慣で、天性を作り上げてしまう
①語彙
語彙の豊かな人が、文章のうまい人
本を読み、辞書を引く
抜き書きこそが、語彙を増やす王道だ
②文体
文体、流儀、くせ、ルーティン、約束、品格 つまり、生き方
4つの主をかえる
1)主語を変える
2)主題を変える
3)主義を変える
4)主体を変える(=キャラを変える)
場所を移す。他者からの影響を恐れない。まねる。自分の頭で考え、咀嚼し、消化し、吸収する。それが誤読でも構わない
③企画
企画とは、wたしは、何を書くべきか
言い換えれば、わたしには、なにが、書けるのか
だれでもできるということは、あなたでなくてもいい
なにが、わたしにしか、書けないか
それは、感情です。エモーションです
この世で信用できるのは、熱だけだ、何人の人間が真剣になって本気をつくっているのか
汝、自身を知れ:自分自身を知ることがもっとも難しい
④ナラティブ
なにに感動したのか、なにがやばかったのか、そのなにを具体的に、飽きさせないナラティブで惹きつけ語る
ストーリー(物語)は有限だが、ナラティブ(語り口)は無限だ
■読ませるための3感
①スピード感
2文に分けられるものは、すべて2文にする、原則として、そう考える
短文がずっと続く文章は単調で、むしろスピード感をそぐ。短文と長文を出し入れする
日本語も、主語をわざわざ書かなくてもわかるから、省略しているだけ
適度に主語を省略するのは、文章にスピード感を出すためだけでなく、わかりやすくするために必須の文章術である
②リズム感
話し言葉を、書き言葉に移植する
間をつくる3つの方法
1)句読点
2)かっこ類
3)改行、一行空き
猫も杓子も五七調
③グルーヴ感
とにかく簡潔で、事実だけを正確に書け、だから形容詞はつかうな、そのかわり、事実を書くんです
グルーヴ感とはなにか、Goove 溝のことです
■自己管理の技術
文章を書くとは、品格のある人間になることです
自分は世界で一番文章が下手、そう思っていなければなりません
各時間と書く場所を、きちんときめていなければならないんです
読むと書くはセット
本は安い買い物である
紙の本、気に入った箇所にとにかく線を引きまくる、鉛筆でも、3色ボールペンでも何でも構わない、線を引きまくる、徹底的に汚す
抜き書き帳、もっとも重要な道具
■生まれたからにはいきてみる
勉強はすべてだ、そして勉強とは、言葉を鍛えること、表現を鍛えること、そして、感性を鍛えることである。
おもしろきことを発見する力、それは結局、感性の鋭さなのだ
テクストとは、書いた瞬間は、情報量のすくない、やせ細ったものだ、それが、時が経つにつれ、太くなっていく
文章は、見えなかったものを見えるようにすること
文章は、見えていたものを見えなくすること
目次
はじめに
第1章 文章の基本
■第1発:三行で撃つ――書き出しを外すと、次はない。
■第2発:うまい文章――うまくなりたいというけれど。
■第3発:すべる文章――読みやすさはきめ細やかさ。
第2章 禁じ手を知る
■第4発:常套句・「としたもんだ表現」――親のかたきでござります。
■第5発:擬音語・擬態語・流行語――エモいも、ほっこりも、マジ、やばい。
■第6発:起承転結――転を味方につければサバイブできる。
■第7発:共感させる技術――響く文章は、説明しない。
第3章 ライターの心得
■第8発:ライターになる――誰にでもなれるが、なれないのはなぜか。
■第9発:説得する技術――メール上手は幸せな人生を送る。
■第10発:一人称・読者の設定――だれが書くか。だれに書くか。
第4章 書くための四つの道具
■第11発:ライターの道具箱――メンテナンスし、持ち歩く。
■第12発:語彙【道具箱・一段目】――増やすには逆に制限する。
■第13発:文体【道具箱・二段目】――スタイルのない人間は、みじめだ。
■第14発:企画【道具箱・三段目】――なにが、わたしにしか、書けないか。
■第15発:ナラティブ【道具箱・四段目】――有限の物語を無限化する最強の武器。
第5章 読ませるための3感
■第16発:スピード感【3感・其の一】――主語と語尾で走り出す。
■第17発:リズム感【3感・其の二】――静かな文章でも話芸から盗める。
■第18発:グルーヴ感【3感・其の三】――推敲でサウンドチェックする。
第6章 自己管理の技術
■第19発:意見や助言――人の話は、聞いて、聞くな。
■第20発:時間管理・執筆環境――いつ書くか、どこで書くか。
■第21発:書棚整理術――抜き書き帳で脳内を可視化する。
第7章 生まれたからには生きてみる
■第22発:文章、とは――良く生きる、善く生きる、好く生きる。
■第23発:言葉、とは――言葉は道具ではない。
■第24発:書く、とは――わたしは、書かなければならない。
■第25発:痕跡――わたしは書き残す。あなたが読み解く。
おわりに
出典一覧/参考文献・ウェブ
ISBN:9784484202297
。出版社:CCCメディアハウス
。判型:4-6
。ページ数:320ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2020年12月
。発売日:2020年12月14日
Posted by ブクログ
ライティングの1つのバイブルとなり得る一冊ですかね。特に、誰かを惹きつける文章を書きたい人、それを生業にしたい人は、ぜひ一読をおすすめします。
Posted by ブクログ
さすがに文章書く人が書いている本のだけあって、非常に読みやすい。内容の好き嫌いはあれど、読みやすさは皆同意見のはず。(そうじゃない人は論理性にかける)
ただ、どうしても記事を書く、ということに主眼があるのでそっくりそのままビジネス文書作成に役立つかというとそうではない。
散弾になぞらえて、25発のポイントがある。
第1発
・書き出しは三行。体言止めはご法度。
・読者はあなたに興味がない
第2発
・わかり易い文章とは、①短く②形容語と被形容語はなるべく近づける③一つの文章に主語と述語はひとつずつ。
第3発
・固有名詞と数詞を減らす。相手に考えさせない文章を。
・など、いろんな、さまざまを使わない。
第4発
・常套句、決まり文句をなくす。
第5発
・オノマトペ(擬音語、擬態語)をなくす。
・流行語をなくす。
第6発
・型破りは良いが、形なしはダメ。だから型を学ぶべき。
・ライターの型は起承転結
・起は第1発。
・承は起の説明。
・転をかけるライターが生き残る。転をかけるのは考えているから。
・転の5パターン。過去に遡る、東西に広げる、世論の逆張り、世論の順張り、話の筋を変えてユーモアを誘う。
・結は転を考え抜いた結果、自然と書けるもの。
第7発
・響く文章はエピソードで語る。
・見て、正確に書く。このように書かないといけない、と思って書くのではなく、見て正確に書きたいことを書く。
第8発
・ライターになるための企画の作り方(第14発)に先立つ準備。
・おもしろがる。自分が分からない、興味がないのは感性が鈍ってるから。無理してでも面白がる。
・質問力を鍛える。質問を考え抜くのは当たり前で、予想してなかった回答があったときにどんどん攻める。
第9発
・うまい文書を書ける人はメールもうまい。メールの三手詰め。
・一手目「自分はあなたを知っている」仕事を具体的に上げて感銘を受けていることを短く的確に表す。お世辞ではなく。
・二手目「自分はこういう者である」いまどういう問題意識をもっているのか、自己紹介す?
・三手目「したがってあなたが必要だ」
第10発
・一人称、読者を設定する。作家は誰かに向けて書いては迫力に欠ける。
第11発
・語彙、文体、企画、ナラティブの4つを道具として持っておく。(次発以降)
第12発 語彙
・本を読み、辞書を引く。辞書は考え方を変えるために引く。その言葉の意味をどんどん追いかけていくと、何かひらめくものがあるかも…
・好きな作家の作品は全部読む。音楽だって同じ。そして憑依したように真似る
第13発 文体
・スタイルは生き方。スタイルを確立させる。
・スタイルの練習4つ。主語を変える、主題を変える、主義を変える、主体を変える
第14発 企画
・わたしにか書けないものは感情。
・読者の半歩先を書く。
第15発 ナラティブ
・ナラティブとは話術、語り。
・つかみがあり、状況やあらすじを簡単に説明して、聞き手を惹きつける謎をもたせ!予想を裏切る方向へ話が伸びて、オチがつく
第16発 スピード感
・読ませるための3感
・ダブりを省略する
・二文に分けられるものは分ける。しかし単調になるので、効果的に短文と長文を織り交ぜる
第17発 リズム感
・話し言葉と書き言葉を区別する
・話し言葉に間を作る3つの方法。句読点、カッコ、改行
・躍動している文章には感知されないリズムが埋め込まれている。(全てが単純な七五調ではない)
第18発 グルーヴ感
・形容詞を書かず、事実を書く
・うそをつくな。うそをつくなら大きい嘘をつけ
・音楽のように乗れるかが大事
第19発 意見や助言
・自分が1番下手だと認識する
・注文は一旦聞く。聞いて、聞かない。それ以上のものを出す
第20発 時間管理・執筆環境
・文章を書きたい人は決まった時間に書く
第21発以降は、ライターを目指す人用なので割愛
Posted by ブクログ
本質的な事やなるほど、と思う事が書かれていました。
以下、一部ご紹介。
文は人なり。
知れた常套句を使うという事は、他人の頭で感じているだけ。
仕事は結局表現。
1行目はのけぞらせ、全て読んだ後で1行目の意味が明示されていなければならない。
起、のげぞらせる
承、起の説明
転、揺さぶりをかける
結、結論はおのずと出てくる。書く前から分かっておら
ず書け連ねてその時に思い感じた事が結論になる。
など、色んな、さまざま、は見苦しい言い訳。
自分というものは他者の思考の集積。
五感を磨き抜く事。
良い田は何度も深く耕され実りは豊かになる。
使い勝手の良い言葉は言葉に逃げているだけで、
自分で考えようとしていない。
スタイルを豊穣にするなら、主義でも何でも一旦変えてみる。また戻れば良い。真似て自分の頭で考え咀嚼し吸収する。
Posted by ブクログ
私はライターを目指してから、分かりやすい文章、個性がない文章を目指してきた。筆者の熱量に圧倒されつつも、職人ぽいライターを指向したくなった。ギリシャ時代のスパルタ国のような課題を読者にアドバイスしてくる。ちょっとずつやっていく。インプットとアウトプット。読書と書くこと。これをやることにする。
Posted by ブクログ
『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』読書メモ(近藤康太郎/CCCメディアハウス)
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【核心思想】
・書く行為=「無意識の思考パターンを可視化し、存在を刻むプロセス」(終章)
・「三行で撃つ」本質:書き出し3行で「読者の扁桃体を刺激し、前頭葉を覚醒させる」(例「午後3時17分、豆腐屋の木戸の軋みが800m先の花火と同期した」)
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【実践技術】
■ 4大要素(第4章)
1. 語彙:常套句排除(「感動」→「左膝の疼き」)
2. 文体:主語転換(「私」→「2023年の街角」)
3. 企画:半歩先発想(AI失業→「AIに奪われない37℃の体温」)
4. ナラティブ:古典の現代化(『徒然草』をSNS炎上で再解釈)
■ 時間管理(第6章)
・25分×4セット執筆:ポモドーロ応用
・週1フィールドワーク(例:漁港の「錆びた柵の鉄臭」計測→比喩化)
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【AI時代戦略】
1. 身体性言語化:米作りの「泥温27℃」を企業批判に転用
2. 矛盾の商品化:「平等なAI」と「差別的データ」併記
3. 禁止事項(第2章):
×「思います」→「3秒間の沈黙+五感データ」
× 起承転結→「起→転→承→転」再構築
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【事実確認済み】
・五感描写:猟師経験に基づく記述(第3章)
・ナラティブ無限化:第4章「ストーリー(骨格)vsナラティブ(皮膚)」
・「書く=存在証明」:終章「シナプス再構築」理論
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【残課題】
1. 「売れる文章」の定量化:PV数より「読者行動変容率」具体的手法不明
2. AI差別化の具体性:身体性以外(倫理判断・文脈創造)の体系化不足
3. 数学的厳密性vs芸術性の統合:第5章「認知的不協和デザイン」要検証
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【実践計画】
月:方言辞典で語彙収集/水:過去記事の主語分析/土:工場振動「0.3Hzの憂鬱」体感
Posted by ブクログ
文章を書くという事の真髄に触れる1冊。
小手先のテクニックだけでなく、良い文章を書くために積み重ねるべき努力と向き合い方が分かった。
文章を書くという事が好きで、これからも向き合い続けたいと思っている今読んでおいてよかった。
Posted by ブクログ
課題図書は4ジャンル
①日本文学
②海外文学
③社会科学あるいは自然科学
④詩集
1日15分各ジャンル1冊ずつ読む、
あと1時間は好きな本を読んで良し。
ラインを引き、
端っこを折る。
1ヶ月後、チェックしたところのみ
再読。抜き書き帳へ記入。
この本に
もっと早く出会っていれば、
そして上記を実践していれば、ライターになれたかも?
年代が近いこともあり、
ハードボイルド風な
近藤さんの人柄が滲み出てる
指南書は、
素直に心地良く入ってきた。
Posted by ブクログ
小手先で書く文章よりも、汗をかけ、体ごとぶつかれ、文章を書くということは思った以上に肉体的な作業。
面白かったです。読むべき本、どのように読むか、教えてくれてて参考になりました
Posted by ブクログ
自分の感覚を自分の言葉で表す。
それなら書く意味がある。
誰も読まないかも、無駄かも、と思って書く手が止まる時もあるけど、まずは書き上げてみようと思いました。
ちなみにうちの犬は笑います。もはや人?
Posted by ブクログ
プロのライターとして書くという事はどういうことか?著者の考えをまとめた本。前半は文章の書き方を猟に例えて説明しており、とてもわかりやすい。
後半は著者の書くことに対する哲学が記されており、なかなか理解が難しかったが、ライターも厳しい環境下にあるのは理解出来た。
Posted by ブクログ
『百冊で耕す』を読み終えて、こちらも読んでみる。
ライターになりたい?人のための指南書ということのよう。
書くことで食べるということ=書くことが生きること...
よく生きる、生ききるということか...
何事ににも通じるな...と思いながら読み進む...
『百冊で耕す』同様、こちらも古典と呼ばれる本を読みことを進めている...
一日15分...
読んでみようと思う、心が動いたところに線を引きながら...
Posted by ブクログ
文章書きの気概を知る1冊。
私はライターではないが、クライアントに見せる資料、契約書から提案書、検討資料を書く都合、書くことに苦労し、拘ってきている。
本書のことが分かるというのはおこがましいが、書くことに魂を込める人の考え、行い、片鱗を垣間見れる良書。
Posted by ブクログ
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書くことは、考えること。
書きたく、なる。わたしに<なる>ために。
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好きなユーチューバーの、
もりおるーてぃんさんが読んでいたのがきっかけで
手に取りました。
ハイレベルという言葉が、ほかの方のレビューでありますが。
私は「ほぅ」と頷きながら、圧倒されつつ(かなりストイック)、共感する言葉を探しながら読んでいました。
文章を書く人間は、流行言葉等使わず、「やばい」「すごい」が何を指しているのかを自分の表現方法で表す。
SNSでは次々と誰彼構わず言葉が氾濫しており(私もやってるけど。苦笑)、言葉が上手い人、SNSを活用し、影響力を持てる人がビジネスも成功していたり。
どんな人でもチャンスがある、とも言えるけど。
本書は、表紙の少し武骨な手でペンを持っている通り、
そんな私のほにゃほにゃしている頭に、刺さるような言葉が沢山でした。
「無理して、努力して、面白がる。」そして感性を高める。
「語彙の豊かな人が、文章のうまい人だ。語彙の豊かな人が、豊かな人生を歩む人だ。」
語彙、文体、企画、ナラティブ。
比喩や擬音も使わないようにする。
理解はできるけど、到底及びません。苦笑
日常で無意識に使っている言葉たち。
文章で飯を食ってる人の言葉に対するストイックさ。
普段の自分では手に取らなかったと思うので、
きっかけをくれたユーチューバーに感謝です。
Posted by ブクログ
「本を読んだら散歩に行こう」村井 理子著のお勧め本、その5。
書き方指南の本、初めてしっくりと真ん中に響く有り難い本でした。
今までいろいろな系統本を読み漁ってしましたが、自己啓発本に近いのりのものもあり、どうにも参考にならなかったのでした。
タイトルの「撃つ」
なかなかこの域には程遠いですが、書くことをもっと楽しめればと少しだけ前向きになっています。
何回も読みたい教法です。
メールもLINEも、仕事で作る正式な文書も、全てこの本を参考にしています。自分が普段文章を作るのが下手なのがずっと気がかりだったので購入してみましたが、私でも分かるようにまとめてあり、一読でコツを覚えてしまいました!すごい!
Posted by ブクログ
「文書術」としてはクセが強い(私にはあまり響かなかった)が、筆者の主張がはっきりしており、所々吸収できる部分はあると思う。常套句の使用=自分の頭で考えるのをやめている、は厳しくも確かにと思う指摘だった。「時間管理・執筆環境」の項(特に課題図書)はライターでなくとも本好きは感化される内容だった。
Posted by ブクログ
率直に言って、厳しいと思いました。
文章の好みは人それぞれなので、この人の教えるように書いた文章が好きな人、そうでない人もいるでしょう。
ただ、ライターを目指す人に、4つの分野(日本文学、海外文学、社会科学あるいは自然科学、詩集)を含め、1日2時間以上読むことを課題としている、というところには、やはり文章が上手な人は、たくさん読んでいる人なのだろう、と納得しました。
①文章は短くする。
②形容語と被形容語はなるべく近づける
③一つの文に、主語と述語はひとつずつ。
これは気をつけたいと思います。
そして、
「『など』『いろんな』『さまざまな』。こういうのはすべてエクスキューズ語です。具体的に言えないんです。考えていないんです。めんどうくさいんです。投げちゃってるんです、ライターの仕事を。」
これは自分自身、思い当たります。
私が電子書籍を読む理由の一つにマーカー機能があり、著者の、自分の手による「抜き書き」の効能の主張には納得するものの、片付けの苦手な私はものを増やしたくないので、物書きになるのはあきらめて(なろうと思ったこともありませんが)、これから一生をかけて、古典の名リストに挑戦してみたいと思いました。
Posted by ブクログ
周知したいことが相手に伝わるような文章力が欲しいので手に取りました。言い方、言葉の順番など、伝わるややこしい頭に入って来ないなど、確かにと感じるところも。
いま、自分に必要に思えなかったので、しばらくしてまた読んでみたい。
Posted by ブクログ
ライター向けではあるので、読者を惹きつけるための記述もあるが、語彙やリズム感など一般の通じる点は多い。報告書やレポートを書く時にも気にしたい。
Posted by ブクログ
文章を書くとはということが
圧倒的な熱量で書かれている本。
印象的だったのはこの3つ
①書き出しを外すと次はない。
最初の一文、長くても3行くらい。
そこで心を撃たないと読者は逃げていく。
②目指すのはストレスなく読める文章。
すべらない文章(読みにくい文章とは)
文章の結論に達するのに
読み手が非常な努力を強いられる。
そのために、固有名詞と数字を減らす。
③ 「書く」と「読む」はセット
毎日2時間
例外なく必ず2時間本を開ける
本は最低1000冊読む
書棚は自分の脳
正直今の自分にとって
このほんの内容は少し難しかったです。
これからも多くの
本を読み続け、
文章を書き、
またこの本を読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
理解できたこと↓
「などなど」「○○的」「ある意味で」では説明できていないので使わない。
語彙力ないからどこかで聞いた言葉を使いたくなるけれど、使った結果、語彙力ない文になる。
自分にしか書けないものとは、エモーションとナラティブ。
文章って頭で考えるものじゃなくて、五感で感じるもので、それをフル回転させるには心に余裕がないと難しい気がする。日記を書くことって、善く生きるためには理にかなってることだと思った。
Posted by ブクログ
SNSなどのちょっとした文章を書くのに上達すればいいなぁと思って買いましたが、内容は本当にWriterになりたい人向けのものでした。基礎的なことは学べます。