赤坂桃子のレビュー一覧

  • 全貌ウィキリークス

    Posted by ブクログ

    ウィキリークスのメディアパートナーとして活動をともにするドイツ「シュピーゲル」誌のトップ記者によるドキュメント本。ジュリアン・アサンジの信頼を勝ち取り、密着取材を許可されて描かれた内容は、明らかに他のウィキリークス本と比べ距離感が近く、非常にダイナミックである。

    ◆本書の目次
    弟一章:「国家の敵」ウィキリークス
    第二章:ジュリアン・アサンジンとは誰か
    第三章:ウィキリークス誕生
    第四章:「コラテル・マーダー」ビデオの公開、マニング上等兵の背信
    第五章:大手メディアとの協働、アフガン戦争記録のリーク
    第六章:内部崩壊の危機、イラク戦争日誌四〇万件公開の衝撃
    第七章:世界が震えたアメリカ外交公電

    0
    2011年02月11日
  • NSA 下

    Posted by ブクログ

    下巻のたたみかけるような展開で最後まで一気に読んでしまいました。
    上巻の後半から下巻にかけて少し雑な掘り下げは気になるところはありましたが(もう少し話が展開すると思ったら何もなかったり、魅力的なキャラはあまり何も重要な展開はなかったりなど)ジェットコースターのような展開で面白かったです。個人的にはこういう終わり方は大好物です。

    0
    2024年08月23日
  • NSA 上

    Posted by ブクログ

    歴史改変系のSF作品
    第二次世界大戦頃にドイツでインターネットや携帯電話が普及している世界線。
    もし世界のボタンが掛け違えていたら、こうなってたかもなぁと思わせてくれます。

    少し想像していた雰囲気ではなかったもののこれはこれで読みやすく続きが気になりとてもスラスラと読めました。レトケはこの後どうなっていくのか?レヘーネはとんでもない方向に進んでしまうのでは?!とどんどん読み進めてしまいます。

    下巻へ続く

    0
    2024年08月12日
  • NSA 下

    Posted by ブクログ

    途中若干長くて辛かったけど、面白かった。

    たまたま最近ヒトラーについてやドイツの大戦時の概要を学んでいたので、歴史の改変の概要が理解できて良かった。
    コンピューターについては、プログラムの概念にそこまで明るくないので、「きっとこれは、プログラムで言うあれなのかなぁ…」と推察する程度。AIのプログラムの話が出てきたと思うんだけど、もう一息詳しかったらなぁ…なんて思った。

    0
    2022年05月25日
  • NSA 上

    Posted by ブクログ

    『ディファレンス・エンジン』の続きっぽい雰囲気
    端末からの検索で『日記』・『白バラ』が消されて行くところが恐ろしい
    果たして後半の展開は?
    散々語られた良識ある人々がヒトラーを指示する姿がウクライナ侵攻を指示するロシア国民にダブる
    この技術が既に実現していると思うとgoogleが邪悪にならないことを切に祈るだけでは駄目なのか

    0
    2022年04月16日
  • NSA 下

    Posted by ブクログ

    ナチスドイツを舞台にした歴史改変SF。ナチスに現代の情報技術を持ち込んだというよりも、現代のインターネットに網羅された世界を当時の歴史的背景に近づけたものとして読むのが良いと思った。
    作中ではプログラマーがプログラムニッターと呼ばれており、女性の仕事として認識されている設定が面白いと思った(実際にいくつかの国ではそのような認識が認識があるらしい)。またディープラーニングによる完全な支配が完成していく様も良かった。結末は好みが分かれると思う。

    0
    2022年03月31日
  • ピーター・ティール  世界を手にした「反逆の起業家」の野望

    Posted by ブクログ

    メモ
    素晴らしい企業の3段階
    1.価値を創造する
    2.長く市場にとどまり続け、必要とされている
    3.創造する剰余価値の一部を資本に転化できる状態にある

    確かにと感じた文
    『多様性』というバズワードの背後には、どんな個人的な背景があろうとも、人と足並みを揃えないとその人は多様性が欠如していると思われてしまう。

    ピーター・ティールとロバート・アイガーに共通していることは、自分の周りに信頼できる人を配置すること。
    自分が得意なことを担い、苦手なことを補完してくれる信頼できる人と共に同じ理念を持って進んでいくことの大切さをこの本と最近読んだ本から学んだ。

    0
    2020年05月06日
  • ピーター・ティール  世界を手にした「反逆の起業家」の野望

    Posted by ブクログ

    競争する負け犬になるな
    決済サービスのPaypalや国家相手のデータサービスで成功を収めているピーター・ティールについて書かれた本。競争をせずに、小さい市場を独占することから始める、逆張りなどの思考は新鮮だった。この本を読んだことで、起業に対する憧れが強まった。焦点を絞り、長期的な視点で、中身のあることを実行していくことが重要であるという考え方を与えてくれた。今後、課題を絞って、適切な判断ができるようにしていく。

    0
    2023年12月26日
  • 東西ベルリン動物園大戦争

    Posted by ブクログ

    1945年から50年近くにわたり、ベルリンの街は二つの国家に分かれていた。東側は社会主義国家、西側は資本主義国家というこの歪な都市には、様々なものが二つ存在していた。

    二つの政府、二つの新聞、二つの劇場。動物園もまた、ベルリンに二つ存在するものだった。東側にはティアパルク、西側にはベルリン動物園。本書は第二次世界大戦末期からベルリンの壁崩壊までの約50年間を、二つの動物園の園長を軸に描いた年代記である。

    東側の園長は名をハインリヒ・ダーテという。動物学者である彼は戦時中にNSDAP(ナチ)党員だったことで戦後に一時失職したが、復職を果たした。その経験から政治には関わらないようにしていたとい

    0
    2019年08月31日
  • ピーター・ティール  世界を手にした「反逆の起業家」の野望

    Posted by ブクログ

    いわゆるシリコンバレーのIT長者の視界の一端を垣間見れる。もしくは見ている世界の差異にふれることができる。市井の人として、どう読むかは読み手に委ねられると思う。

    0
    2019年04月25日
  • ピーター・ティール  世界を手にした「反逆の起業家」の野望

    Posted by ブクログ

    若干冗長でしたが、ピーターティールの考え方や今後のビジョンがよくわかる良書。
    「Zero to One」でも綴っていた、人類をもう一段先へ進める為のテクノロジーによるイノベーションの重要性を軸に、その為に逆張りの精神の重要性がありありと伝わってきました。
    世の中に溢れる投資家は利益の為に投資している人が多いと思うが、ティールは実現したい世界を後押しする為にピュアな気持ちで投資をしており、それこそが自分が世の中にインパクトを与えられる天職だと。真の投資家ですね。

    0
    2019年03月23日
  • ピーター・ティール  世界を手にした「反逆の起業家」の野望

    Posted by ブクログ

    ピーター・ティールの伝記。以下メモ
    テクノロジーは、人類の課題を解決するべきで、怒った鳥を飛ばすアプリのためにあるんじゃない。
    起業する上では、仲間との絆が大切。

    0
    2019年01月20日
  • ピーター・ティール  世界を手にした「反逆の起業家」の野望

    Posted by ブクログ

    ゼロトゥワン以来のティール本。
    逆張りで明確にトランプ支持までしたのが伝説に拍車をかけてるような感じはある。ティールの私的な思考とかもっと知りたいなと思った

    0
    2018年07月11日
  • ピーター・ティール  世界を手にした「反逆の起業家」の野望

    Posted by ブクログ

    哲学がある。言うことがいちいちカッコいい。訳者のセンスかもしれないが。とりあえずティール自身の著作であるゼロトゥワンは必読となった。

    0
    2018年06月27日
  • 全貌ウィキリークス

    Posted by ブクログ

    ガーディアン紙の編集者によって書かれた類書と重複する部分も多いですが、内容はこちらの方が詳しいです
    著者はOSSやハッカー文化にも通じてるようで、技術的な部分にも参考にすべき部分は多いと思われます。訳者の知識量に若干問題があるようですが
    マニング氏が社会的に抹殺されて、スノーデン氏さえもアメリカ政府に同じ目にあわされようとしている今、持ち帰るべき内容は多いと思われます

    0
    2013年08月23日
  • 全貌ウィキリークス

    Posted by ブクログ

    Webから生まれる新しい価値であり、即座に価値判断することに難しさのあるウィキリークス。これまでの社会にとっては異物だから排除のバイアスがかかる。その構図を俯瞰しながら、自分自身の判断基準になり得る良著です。特にこの緊急時に体面ばかりを重んじて事態を悪化の一方向へしか導けない政府をもつ僕らに示唆は深いと思います。

    0
    2011年04月26日
  • 全貌ウィキリークス

    Posted by ブクログ

    ウィキリークスと運営責任者のアサンジについて書かれた本。書いた人はドイツの新聞社(出版社?)の人で、ウィキリークスが大きな記事を出すにあたって、メディアとして協力した人だ。
    ウィキリークスについては、賛否両論あるのはわかるけど、最も不思議だと思ったのは、メディアの人たちが、ウィキリークスがものごとを暴露するのには限度があるべきだ、自分たちは、報道のプロだから限度がわかるけど、ウィキリークスは素人だから、やってはいけないのだ、的な言論がでたことだ。おりしも、ノーベル平和賞を中国の劉暁波氏が受賞し、中国の言論の自由がないことを西欧諸国は疑問視したというのに、それはだめで、ウィキリークスを規制するの

    0
    2011年04月24日
  • 全貌ウィキリークス

    Posted by ブクログ

    「近代国家にとっては、秘密を守ることが本質的な部分である」

    ウィキリークスの内側、そして本当の実態を知ることができる本である。日本のメディアで報道され、議論された部分はウィキリークスのなした結果に対してにすぎない物が多かったが、これを読むことによりどういう人間たちがどういう意図をもってウィキリークスを成し遂げたのか、という本質的な部分に多く言及している。

    私としては当初、ウィキリークスはネットの自由という感覚から生まれたハッカーの楽しみ的なものなのかと、浅い読みしていたが、実際はそういった部分もありながらもウィキリークス創始者のアサンジ氏の強い政治意識が反映されているものでもあり、驚いた。

    0
    2011年04月10日
  • 全貌ウィキリークス

    Posted by ブクログ

    トレンド。話のタネに読んでみた。アサンジ氏に対してメディアや政府が過剰に反応している状況にのまれないように、促してくれてる様な本。スパイとか好き。

    0
    2011年03月10日
  • NSA 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    後半、終盤はゾクゾクして手が止まらなくなった。ヘレーネが「無口」になってしまったときの独白がすべてを物語っているように思う。全体主義とインターネットは相性が良すぎる。その結果、自ら言葉を発することの無意味に気付いてしまうというのは非常に納得感のある恐怖だし、かなり現在進行形の問題とも重なってくる。

    コンピュータを生業にしていることもあり、肝心の背景にある技術的な部分がほとんど語られていないのはどうしても気になってしまう。解説にも書かれていたとおり、そこをツッコむのは野暮なのかもしれないが、しかしこの時代のイギリスにはチューリングがいたし、アメリカにはノイマンもエッカートもいたんだぜ?ってつい

    0
    2022年05月15日