赤坂桃子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ少し訳に違和感と同じ内容が何度か繰り返されるところがあるが、内容としてはとても興味深いものだった。
極端なテクノロジー信仰、競争でなく独占が望ましい、逆張り、人脈の重要性。
キーワードとしてあげればキリがないが、上記だけでなく合わせて明確な「長期志向」を持ち合わせていることが、特異な存在と感じさせる。
独占であり、かつ、持続的な成長、そしてそれをベースとしたアメリカのアップデート。
競争の最終段階は完全競争でなく独占だと感じるが、その過程をすっ飛ばせるほどの圧倒的なテクノロジーとアイディア、そして人脈があることを求めているのがティールなのだろう。
また、失敗から得るものはほぼない、とい -
Posted by ブクログ
ネタバレペイパルの創業者で現在はファンドを立ち上げてスタートアップ投資家として活躍。
彼の思想が良くわかる内容になっている。
特に印象的であるのは、スタートアップで成功するためには、ニッチで良いから競争環境ではなく独占市場を作りだすこと。そのためにはスタートアップする際の方向性を見極めと技術的な独自性、さらに他者の追随を許さないスピードが重要であると主張している。
また現在の投資方針もスケールが大きく、すぐに利益を求めるのではなく長期的視点で投資を続けているところ。まさに先見の明が必要である。
「Shoe Dog」でも述べられていたが、スタートアップを成功させるには並大抵の努力では不可能であり、その事 -
Posted by ブクログ
【ITか】
日本は今までソフトウエアを軽視していたと思います。
質のいい「物体」に固執している間に時代が変わってしまいました。
この20年で「物」でないものが売れる時代になりました。
しかし、ソフト(IT)は入口のハードルが低い(初期費用が圧倒的に少ない)分野であり、何がヒットするか誰にもかわからない分野です。今からでもすぐに参入できます。
さらに、もとでゼロではじめることができるので、何回失敗しても損失はゼロです。
(時間的ロスはありますが。。。)
どんどんやれということです。
だた、湯水のようにアイデアが湧いてこないとすぐに手詰まり状態に陥ります。
数を打てば当たるのにアイデアがない -
Posted by ブクログ
FAMGAのビジネス戦略の強み、無料のプラットフォームを提供し、ユーザー数が伸びればそこから得られるデータは数も精度も増していく。
模倣ではない、競争のないブレイクスルーを提供できたことが、従来の成長セオリーに勝るスピードでの成長を可能にした。そして市場を独占している。
米大統領選における広報も、トランプとその娘婿クシュナーの戦略が新たな効果を生んだ。ただそこには、トランプ支持ではなく、現政権を信用できず距離を置こうとする無党派層を取り込んだという効果が大きかった。
従来の広報戦略では響かない層に、直接的に訴求でき、現状を破壊する期待を持たせたことが効果として現れた。
選挙では政治は変わら -
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たくさん出ているウィキリークス関連本のなかの一冊。この本はアサンジ逮捕までの流れを時系列で捉えているので、全体を見通すには適した一冊だといえよう。一時盛り上がりを見せたアメリカに関わる機密文書、外交文書や、日本においても漁船衝突など、これまでとは考えられなかった形でのジャーナリズムというものが生まれ始めている。確かに信憑性という点では、まだまだ新聞やテレビに劣るのかもしれないが、はっきり言ってそれらでさえも真実を伝えているのかはうかがわしい。であるならば、いかに信憑性のあるものを脚色なく伝えるのかが大事になってくる。その役割を担っていたのが、ここに登場するウィキリークスである。ネットが登場した
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Posted by ブクログ
暴露のプラットフォームと呼ばれるウィキリークス。その成り立ちからメディアとの恊働関係、運営体制を交えつつ、ジュリアン・アサンジの性格、行動などをドイツ人らしい丁寧な記述で解説していく。
ウィキリークスは情報の媒介者ではあるが、情報にどこまで手を加えるか、メディアとどのような付き合い方をするのか、といった点については、まだまだ変化していくだろうし、それによって、評価もまた変わっていくだろう。
本書にも出てくるが、こうした活動を守る動きを「ネット中立性」という言葉で語るのは「違う」だろう。逆にいうと、「ネット中立性」とか「インターネットの自由」というものが何を意味するのかについて、各人が異な -
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