渡辺容子のレビュー一覧

  • 劇薬
    『劇薬』という本のタイトルがいまいちしっくりこない、パチンコ店で出会う軽い人間関係を劇薬(作用が激しく、使い方を誤ると生命にかかわる非常に危険な薬品)と称しているのなら、この本の内容に限って分からなくもないが(なんか薄ぼんやりしてる) ただ、文章は驚くほど読みやすい、☆3.5の面白さ、著者の2冊目は...続きを読む
  • 左手に告げるなかれ
    なんというか…ラストにガタガタ?はあ?っていう動機…。
    そもそも万引きGメンしてた女が、ちょいと自分が犯人として疑われたからって、元不倫相手と真犯人捜しするか?おかしいだろ。
    しかもラストはより戻すんかい!っていう。
  • 斃れし者に水を
    主人公の女性が不倫中の男性を守るために彼が犯した罪の真相解明に突き進むという物語。
    渡辺氏らしくなく展開が都合よすぎたので、あまり作品に入り込むことができなかった。
  • 蒼い月 死神と朝食を
    主人公が余りに仕事に専念できてないのにあきれていい加減に読んでしまったが、最終的にはまあまあだった。まあ、とんでもないストーリなので、まじめに受け取らずに流しましょう!
  • 当選請負人 千堂タマキ
    就活浪人の女の子が敏腕選挙プランナーと出会い、市長選の戦いを通じて成長していく物語。

    参議院選挙も近く、本書を手に取りました。演出が現実離れしているものもいくつかありましたが、本作で選挙戦の流れやルールについて知ることも多くあり勉強にもなり、また物語としても楽しく読めました。

    また主人公のまりあ...続きを読む
  • 無制限
    パチンコ店の裏ロム問題と離婚訴訟中の夫婦という不思議な組み合わせの作品。
    かなり前の作品だけあってパチンコのエピソードは時代を感じされるものだったけど、渡辺氏の作品だけあって内容はしっかりしている。
    八木薔子さんがちらっと出てくるところにニヤッとさせられます。
  • 劇薬
    長かった~、でも読みやすかったです。
    パチンコを楽しむ人たちの世界、なかなか興味深いものがありました。
  • ボディガード 二ノ宮舜
    別作品のスピンオフ的な話し。これだけでも十分楽しめた。ボディーガードカッコいい。 2015.7.3
  • 劇薬
    パチンコ業界を舞台にしたミステリー『無制限』の著者ならではの、作品。
    「ホール」に興味のない身としては、なかなかなじめない発端ではあったが、物語の進展とともに、登場人物の正体をめぐる謎にひきつけられ、読み通してしまった。
    しかし、ミステリーとしては、ちょっと長きに過ぎたかも。
  • 劇薬
    決して浅いとは言わないけど、
    もっとここほって欲しいなあ、
    という箇所がチラホラと…

    ちょっと強引なとこもあったかなあ…
  • ターニング・ポイント ボディガード八木薔子
    保安士から身辺警護員への転身を遂げる時期の八木薔子を描いている本書。
    中短編集となっており、ひとつひとつの話が面白く、そのなかで読者が八木という人物の内面をより理解できるようになっている。

    最終章では、人気絶頂アイドルグループの殺害事件に警護員として関わることとなった八木。この事件を通して垣間見え...続きを読む
  • ターニング・ポイント ボディガード八木薔子
    面白かったです。小さめな事件から大きめな事件まで色々。途中でSPに八木さんがなってたからびっくりしたww。
    万引きGメンだった頃の方が好きですが・・・。
  • ターニング・ポイント ボディガード八木薔子
    万引き保安員の薔子のエピソード4篇と、警護に抜擢されアイドルの身辺警護につく1篇。「左手に告げるなかれ」のヒロインのシリーズ
  • 左手に告げるなかれ
    乱歩賞受賞作
    保安員の薔子が、過去に不倫をしていた男の妻殺害の嫌疑をかけられたことから事件の真相に迫る
  • 左手に告げるなかれ
    万引きGメンの八木薔子のもとに、かつての不倫相手の妻が殺害されたことで刑事が訪ねて来た。
    自らの疑いを晴らすため、仕事の合間に独自に事件の調査を始める薔子。
    同じ犯人を追う探偵と出会い、コンビニスーパーバイザー連続殺人事件に巻き込まれていく。

    登場人物たちの、様々な視点から捉えられた細々としたエピ...続きを読む
  • 左手に告げるなかれ
    普通に万引き保安員のお話だけの方が面白かったのでは?なんかミステリーが余計だった気がする。オチも読めたし。あと自分のことを苗字で呼ぶ人が好きじゃないの。最初は面白かったんだけどね。なので限りなく2に近い★3つ。
  • 左手に告げるなかれ
    じわじわと事件が紐解かれていくのは面白いんだけど、最後の種明かしが肩透かし感あってちょっとすっきりしない。物語全体に主人公の抱えてるうしろめたさがつきまとうので、爽快な謎解きはない。
    じわっと重い思考やテーマ、全く違う人間の視点から観た風景がはっきりと見えてさくさく読み進められる。一番のお気に入りは...続きを読む
  • 左手に告げるなかれ
    とても読みやすく、推理小説の王道といった感じ。ただ作品が少し古いため、どうしてもトリックなどの説明がくどい印象になってしまう。発表当時に手に取っていれば違った読後感だっただろう。
    犯人は後半になればだいたい見当がつくが、動機は本人の口から語られるまでわからなかったのだが、正直、うーーーん。
    もっと魅...続きを読む
  • ターニング・ポイント ボディガード八木薔子
    「左手に…」で保安士だった八木薔子が教官に、そして「エグゼクティブ…」での身辺警護員になるまでの物語。
    つながったことはつながったけど、なんか前の方が好きだったなぁ。
  • 左手に告げるなかれ
    スーパーで万引きなどを監視する保安員の女性が主人公。
    トリックや比喩表現はすごく面白かった。
    ……のですが、主人公が不倫している過去やら、妙に古臭い印象を受ける登場人物の行動。
    それさえ違っていれば、もっと楽しく読めたなぁと思います。
    この作者のほかの小説も探してみようかな。