久恒啓一のレビュー一覧
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本書を編集したNPO法人知的生産の技術研究会は、文字通り、日本において“知的生産”というコンセプトを広く知らしめたベストセラー『知的生産の技術』(1969年)の著者である故・梅棹忠夫氏(1920~ 2010年)を特別顧問として1970年に発足し、 “知的生産”をテーマとする勉強会や本の出版を行ってきた団体で、本書はその創立40年を記念して企画・出版されたものである。
本書に登場する21人はいずれもビジネスの現場の第一線で活躍するプロたちで、私も、寺島実郎、奥野宣之、北康利、樋口裕一、小中陽太郎、小山龍介、山田真哉、原尻淳一、小飼弾の各氏らについては著書などを読んだことがあるが、これらの蒼々たる -
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ネタバレ本書は、図解を駆使して、ドラッカーの全仕事を「個人」「組織」「社会」の3つの観点から整理し、それぞれがどういう関係でつながっているかを読み解く1冊です。
「図読」の技術を用いれば、これまで理解できなかった部分もすっきりわかり、思考がクリアになることを実感できるでしょう。
図解を強く推奨している著書の解釈によるドラッカーの理論と謳われる本でした。
内容はとても分かりやすい内容で構成されていて、とても勉強になりました。
ドラッカーの抜粋も載せてあるのでどの様な意味合いで書かれているのかも分かりやすかったです。
組織の在り方やマネジメントの考え方などどれも時代を越えて使えるものだと思います -
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Posted by ブクログ
著者は人物記念館を400館近く巡っている。
遅咲きの人は世に出るまでの修行の期間が長く、じっくりと成熟しているため、長く仕事をしている人が多い。したがって、影響力の総量は早咲きの人に比べて勝っている。
関心を持った人物は、牧野富太郎、本居宣長、宮脇俊三、森鴎外、武者小路実篤、新田次郎、寺山修司。
・本居宣長は医者という生業を持ちながら、34歳でライフワークへの取り組みを開始し、34年という長い時間を費やして「古事記伝」全44巻を完成した。その後、初学者のための勉強の方法と心構えをまとめた「宇比山踏」という入門書を書いた。日記は自分の生まれた日までさかのぼって書き、亡くなる2週間前まで、自