香月日輪のレビュー一覧
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ネタバレ卒業、そして新しい始まり
秋音ちゃんが出てってしまったのが猛烈に悲しい!
それまでそれほど意識はしてなかったけど
いなくなってしまうとなんか…ポッカリする
今回は「性」についてにテーマが置かれている
思い出して恥ずかしくなったり懐かしくなったり
そんな過程の正しさを知る
ちゃんと成長していくということ
導かれるということ
世界を知るということ
生きている限り自分たちは
学び成長していけるんだな…
あんまり事件という事件は起きず
穏やかに進んで終わった感じ。まぁ平和だったけど少し盛り上がりに欠けたかと
あとBLネタなにげに気になる
そんなにちょいちょい入れなくていいんじゃないかな -
Posted by ブクログ
ネタバレ☆3
香月日輪の新シリーズの文庫化版。
手にとって思ったことは、内容ではなく紙質。何ですかこれは。厚めの紙で、嵩上げしてるのかしらとか思ってしまう紙でした。何か意味があるのかもしれませんが、講談社文庫の普段の薄いつるつるの紙にそれなりに満足していた身としては、ちょっとびっくりで、ショック。薄くてもいいので普段の紙がいいです・・・。
それで、メインの内容ですが、悪くないし面白いけど、薄いです。最近なのか、もともとなのか。最近、文庫版になった作品だけを読み始めた身としては、分かり兼ねますが、薄いです。気楽に30分読みの小説?という感じで、楽しいけれど、可もなく不可もなくという感じに落ちてしまいます -
Posted by ブクログ
ネタバレ火事と喧嘩は江戸の華という。そこにもう一つつけ加わえたい、《妖怪》。
着物姿で町を闊歩する鬼面、世話焼きの一つ目女、天をかける魔人と登場する妖怪は独特だが、江戸を舞台にごくごく普通の人間と変わらない生活を送っている。それが本書の大江戸だ。
主人公で唯一人間の雀は『大江戸妖怪かわら版』を通し、江戸の妖怪たちにニュースを伝えている。そこに幼女が落ちきて、さぁ大変、という内容になっている。
本書の見どころは江戸の世界観と妖怪たちの個性的なキャラクター。ただ個性的なキャラクターは妖怪だからというわけでなく、妖怪は単なる外見的記号でしかなく、その中に彼の妖怪身(?)溢れる個性にこそ豊かさがある。自分 -
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ネタバレ1巻では主人公と読者が同じ目線で驚いたりわくわくできたのに、主人公が他の住人同様、特殊能力?を身に付けてしまったのが残念!
その能力も、魔道書に精霊の名前を叫ぶ!だとか洋物ファンタジー風味になってしまって「妖怪アパート」というタイトルから離れた気がする。
あと、アパートの賄いの描写が毎回メニューと内容の羅列のみで描写のレパートリーが乏しくて寂しい。男子高校生達が、ご飯の様子を形容するときに「上品」を連発したり、親友の男の子と抱き合ったり、「愛しい」と言われて手を繋いだりするのもなんだかなあ。
何も知らない親友が、アパートを受け入れてくれるかどうかの葛藤は面白かったけど、1巻がすごく良かっただ -
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“「あいつらは、何に祟られてるんだ?」
雅弥が、話を元に戻した。
エスペロスが、大きな青い瞳をくりんと動かす。
「あの子らにまとわりついていたのは、猫の塊」
「塊!?」
「ぐちゃぐちゃの猫の肉の塊を、あの子らは毛皮のコートを着てるみたいに纏ってたよ」
龍神たちは、目を剥いた。
「げ......」
「で、そのぐちゃぐちゃで血だらけの肉の塊の中から、猫の頭が何匹も出てて、それがギャーギャー鳴いてるの」
「わー、やめてくれ!気持ち悪い!」
信久が悲鳴を上げた。
「あれは、妖怪とかじゃない。目的をもってあの子らに憑いてる。発しているのは、暗〜い、負の波動だったよ」”
料理の描写が毎回おいしそうで堪ら -
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ネタバレ「復讐しても死者は戻らないって、確かにそれは正しいかもしれないけど、それじゃ、当事者の怒りや悲しみをどうすればいいの?て思いますよね。それは時間が解決するとか、他人が軽々しく言うな、ですよ」
内容紹介です。
莫大な力を秘めた「聖魔の魂」と魔女の恐ろしい陰謀。ララとバビロンはついに、天使の力を借りることがその危機を打ち砕く鍵と知る。しかし一行の前に、不思議な男たちが現れて……。
上記の台詞、確かにその通りなんですよね。
大切な人が奪われたら復讐したいと思って何が悪い。
実際に復讐して何が悪い。
それは確かに正論なんです。
そして、復讐しても死者は戻って来ない。というのもまた正論なんです -
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ネタバレ「わしらは……勝てると信じて挑むだけです」
内容紹介です。
用心棒バビロン、科学の申し子の青年ナージス、魔女に狙われる赤ん坊テジャ。そんな風変わりな仲間とともに王家の謎を解く旅を続ける王女ララは、道中の村で会った少女たちと初めての友情を育む。
出たー出てきたー。
香月作品には必ず出てくる(『魔法の塔』には出てこないな…。おじいちゃんがその位置づけなんだろうけど)かっこいいオトコ。
何かを悟っていて、武術にも秀でていて、そして何よりも年齢不詳!
挿絵見る限りじゃイイオトコじゃないけどな。
ただのおっさんにしか見えないけどな。
偶然出会った女の子たちとララが話しているシーンがあるんです -
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ネタバレ「許せよ、キエト。そなたの不幸で自分の幸福を思う罪深さを……。どうか許してほしい」
内容紹介です。
魔女の狙いは聖なる魂!
500年の血塗られた王家の歴史。その最後の血をひく王女ララ。王家初代に何が起こったのか?
ララを狙う魔女の陰謀。滅亡した王家の恐ろしい歴史。呪いの謎を解くためにララとバビロンは旅立つ。道中に出会ったのは与えられた運命に誠実に生きるさまざまな人たちだった。
うーん。内容は薄い。が、おもしろい。
他の香月作品みたいに、鼻につく人が出てこないんですよね。
ララは結構達観してるところあるけれど、これは教育の故であり境遇の故ですからね。
仕方ない。
上記の台詞なんて、1