清涼院流水のレビュー一覧

  • コズミック 世紀末探偵神話

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    怖いもの見たさから
    歯を食い縛る覚悟で臨んだ悪名高き問題作。

    強すぎる癖も突き抜けてしまえば
    これにしかない狂人ワールドとなり
    読む価値はあるにはあったと感じさせるが、

    果たしてそれは本書に苦しめられるうち
    生まれた特殊なトラウマ愛着ではないと
    断言できるかと言われると、
    できない。

    過去の世論通りこれは
    本格以前に推理小説ではなかった。
    時代劇と歴史インスパイアが入った
    やたらと壮大なスケール感の中で
    地獄のようにエンドレスに繰り広げられる
    シュールなDIEジェスト(による拷問)と、
    能力系キャラクターラノベの先駆けとの
    奇妙奇天烈な融合体である。

    全体は狂人の見る悪夢のような
    現代アートなのかB級映画なのかが
    分からない末恐ろしいものだが、

    ところどころ人物目線の心境語りに
    大河と運命のスケール感と
    マッチした吐露と描写が
    実際規模感相応によく書けており、
    良い意味で武将感と舞台感があり、
    様になっている独特な熱さが味。

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    2026年09月03日
  • ルイス・フロイス戦国記 ジャパゥン

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    ルイス・フロイスの『日本史』って有名で織田信長などの織豊期の資料ってイメージがあるけど、ルイス・フロイスが日本を志し、九州での活動を追っている内容。

    最初期にキリスト教を受け入れた人たちの心情がよくわかる。
    宗教というか既得権益集団との衝突が興味深い。

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    2026年05月08日
  • どろどろの聖人伝

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    誰もが名前は知っているあの聖人たちのエピソード。


    ご本人もクリスチャンである作家の清涼院流水さんが書く、聖人たちの解説書。
    時代ごとに、様々な聖人たちの生涯や列聖されるに至ったエピソードなどを紹介しています。
    有名な方だと、ジャンヌ・ダルクやマザー・テレサなどのお話も。

    私個人はあまり信心深いわけではないのですが、それでもやはり苦難に負けず神の愛に殉じた聖人たちの生き様は尊いなと思ったり。

    馴染みがないと思いつつ、有名な教会や場所に関係があったり、身近なところにも関係があるんだと感じられ、興味深かったです。

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    2026年02月01日
  • コズミック 世紀末探偵神話

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    メフィスト賞
    第0回、姑獲鳥の夏
    第1回、すべてがFになる
    立て続けにベストセラーを続け、そして新本格
    そこに現れた第2回世紀末帝王、コズミック
    なお、第3回は笠井潔さん曰くたんなるゴミこと
    悪夢のダジャレ本、六枚のとんかつ

    犬神夜叉の不眠閃考だの九十九十九の神通理気だの必殺技が出てくる上
    1年で1200個の密室で1200人が殺される
    数百ページに渡り人が死に続け、ここまででメタ系かなと思いきや、きちんと犯人がいる

    この本を読んで様々な感想の方がいるだろうが(さすがに全面的に肯定する人はいないと思う)
    正直、この設定から舞城王太郎が大傑作書いちゃったので僕もある程度肯定する
    今読むとそういえば似たようなことを推理大戦という作品を似鳥さんが書いていた
    あちらは同じく超人すぎる探偵がたくさん登場するがきちんと謎解き物として楽しめる
    似鳥さんは超人能力探偵を集めて、不可能殺人を解き明かせあう過程を読み物として昇華していた

    でもコズミックはなんというか、読みたかった方向に進まず、作者が信念を持って世界を書いているというか
    なんにせよ
    「この本買うといいよ」という知り合いがいたら多分その人からはあまり大切な友人と思われていないだろうなという指針になる、かなあ…

    なんか推理大戦て実はものすごかったのではと違う作品に思い馳せる。僕はどっちも好きですよ

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    2025年09月18日
  • ジョーカー

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    面白いんだけれど、小説というよりはよくできたクロスワードパズルをやらされたような気分なのです。新本格の推理小説を読むと時々そんな気分になっていたんだけれど、『ジョーカー』はそれがいささかぼくには重かったです。チャンドラーやパーカーを愛読していることでも判っていただけると思うのだけれど、やはり推理が面白いのと物語が面白いのでは、後者が大事だと思うわけなのだ。名探偵も密室も大好きなんだけれど、それをメインにしてあると何だかなあと思ってしまう。法月綸太郎の『頼子のために』とか島田荘司の『暗闇坂の人喰いの木』とかは好きなんだけどなあ。だから新本格だからどうこうじゃないのだ。そうだ、動機ですよ、動機。これが納得いかないんだなあ。もっとも、この小説についてそういうことを言うぼくの方がいかんのだろうが。

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    2025年02月26日
  • 三日坊主でも英語は伸びる

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    私の考えと全く一緒だったので、
    逆に新たな気づきは無かったな笑
    私の取り組んでることは間違いではない、
    のだろうけど、
    実際の今の自分の習得度はなぁ…
    まあ、信じて続けるしかないですね。

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    2024年12月18日
  • 感涙ストーリーで一気に覚える英単語3000

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    頭に入ったかは別として、
    この本のおかげで英単語に触れる機会がぐっと増えたので結構良かったと思います。
    特筆すべきは、
    ストーリーが大変面白かったということ。
    『感涙』は大袈裟な気もしますが、
    思わぬ繋がりが交差して描かれている面白い作品でした。

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    2024年07月17日
  • コズミック 世紀末探偵神話

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    ネタバレ

    真面目に読むと壁本だが、最初からエンタメとして読むと割りと楽しめる。ジョーカーに比べると文章にしつこさは少ない。
    歴史とは必ずしも真実とは限らず、書物に記録されたものであるということを逆手に取り、密室殺人という狂言を行う密室教信者が犯人というのは画期的なアイデアではないか。
    ただ、真犯人(黒幕)が曹操→卑弥呼→松尾芭蕉というのは全く意味が分からない。

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    2024年06月16日
  • どろどろの聖人伝

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    著者の本業は小説家で最近カトリックの洗礼を受けた人。「どろどろシリーズ」と言って良いだろうか?著者によるキリスト教を紹介する新書は、本書で3冊目になる。カトリック教会で聖人に認定された人たちを時代順に軽く紹介する内容。一人当たり2・3p程度なのでサクサク読めるのも良い。キリスト教への悪意ある質問の一部への返答となっている「あとがき」も読み応えがあった。

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    2024年02月22日
  • コズミック 世紀末探偵神話

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    清涼院流水コズミック世紀末探偵神話
    読みまして、左ページを見ると出版社と著者のふりがな、よくよく見ると

    せいりょういんりゅうすい さんでした。

    はじめまして初版1996年より27年たちまして、読みました。
    こんな感じでしたか!事前情報がよくなかったので入手してから時間たちました。
    でも、、、面白かったです。
    題名はいまいちです。しっくりしません。
    日本探偵倶楽部 読んでいて恥ずかしいかも。
    九十九十九 ライトノベルみたい。

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    2023年08月17日
  • コズミック 世紀末探偵神話

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    ネタバレ

    キワモノ出たーーーーーー!!
    まじめくさって読むと大けがします。
    本スローイングした人もいたそうな(笑)

    まあ、真相部分はあれですね、
    あれ。
    あれなんですよーとしか言えない代物です。

    その代わり探偵メンバーに関しては
    面白いのでそこだけ重点的に読んでいけばいいのでは

    まじめに読むものじゃないわ。

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    2023年06月21日
  • ジョーカー

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    ミステリーのモチーフ要素や作者のミステリーを好きな気持ちを混ぜ合わせてミステリーの新たな型を作ろうとした…ような?

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    2023年04月29日
  • どろどろのキリスト教

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    著者は推理小説を書いている作家。約2000年に及ぶキリスト教の歴史を、重要なエピソードごとに整理して、わかりやすくまとめている。著者はカトリック信徒であるが、プロテスタントを否定する論調に走ることなく書かれているのも、とても良いと思った。「無宗教」を自認する多くの日本人について語られている「あとがき」も共感するところが多く、とても興味深い内容だった。

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    2023年01月15日
  • どろどろの聖書

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    聖書の中でも愛憎劇として面白い部分のみを抽出し、その主だった内容を面白おかしく書かれたもの。聖書を読むとっかかりとしてはいいかもしれないが、物足りなさを覚えたところも多い。また人名・地名に英語読みを併記したのは面白いと思う。

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    2023年01月03日
  • コズミック 世紀末探偵神話

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    「今年1200の密室で1200人が殺される」という密室卿を名乗る人物からの犯罪予告が届き、全国で毎日密室殺人が起き始める。

    ぶっ飛んだアイディアのミステリー、自分が予想する真相は見事に全部外れた。

    真相については賛否両論ありそうだけど、個人的には面白いと思った。 ただ流石に長すぎる。

    無駄と思えるほど登場人物が大量に出てくる上に、名前も読み辛いため誰が誰だか殆ど認識せずに読み進めた。

    講談社文庫の作品らしいといえばらしいけど、もっとコンパクトにして欲しい。

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    2022年06月02日
  • どろどろの聖書

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     聖書の人間関係や、それに関わる人間のドラマに焦点を当てた本。
     書いたのは、流水大説などを書いた清涼院流水さん。小説家であるため、さすがに文章が読みやすい。
     似たような名前や耳慣れない名前ばかりだが英語名も書いてくれてるし、複雑な人間関係を整理するために人物相関図もついている。時には地図で登場人物の歩んだ道のりも紹介してくれている。
     何より、人間関係に焦点を当てているため宗教特有の説教臭さが極限まで脱臭されているのがいい。「神のご意思は~」「我々もこのように生きて~」のような、聖書の「解釈」が殆どない。
     宗教を学ぶのには不十分かもしれないが、「聖書」という文学を知りたい人にとっては入り口になる。

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    2022年03月01日
  • 不思議の国のグプタ

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    2021/11/10
    2013年頃に読みたいと思ってブックマークしておてから、早くも8年。。。当時は学生でよく受けてたなぁと感慨深い。

    気づけばTOEICも新バージョンになってしまったので、ちょっとこの本の時代からは変わってしまったのかなぁと思いつつも、新しい視点からTOEICに触れて面白い本でした。

    ひっさびさにTOEICを受けてグプタたちの世界がどうなっているのか見てみたいと思えました :)

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    2021年11月10日
  • 不思議の国のグプタ

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    ギャグセンスが高くて、思わず何度も笑ってしまった。ストーリーというより、あるあるネタとして読むのが良さそう。
    出てきた語彙はトイック対策に活用してみたい。

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    2021年05月08日
  • 不思議の国のグプタ

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    50日後にTOEICを受験するので、面白くて参考になった。

    著者のお二方のTOEIC愛が、かい見えます。

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    2021年03月14日
  • 50歳から始める英語 楽しいから結果が出る「正しい勉強法」74のリスト

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    ミステリ作家として知られる著者が、ほとんど英語ができない状態からTOEICで満点を獲得するまでになった体験をもとに書いた、英語学習についての本です。

    何歳になっても英語を身につけることはできるというメッセージと、TOEICの受験効用や、その意外なたのしみかたなどが印象にのこっています。具体的な英語学習法を提案しているわけではないので、即席で英語力がアップする方法を求めている読者にとっては期待はずれに思われるかもしれませんが、まっとうな方法で学習をつづけていることの重要性が語られており、読者の背中を力強く押してくれる内容だと感じました。

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    2020年03月05日