清涼院流水のレビュー一覧

  • 不思議の国のグプタ

    Posted by ブクログ

    TOEICの問題によくでてくるエピソードを並べた不思議な小説。TOEICを何度が受けた人は思わずクスリとしてしまうと思われる。
    TOEICによく出るシチュエーション、単語がでてくるので、スコアアップに貢献するかも。ただ、今度TOEIC受けてこの本に書いてたことが出題されてたら、笑ってしまい、集中力が切れるというマイナスの影響が懸念されるw

    0
    2013年07月03日
  • 不思議の国のグプタ

    Posted by ブクログ

    TOEICの問題を構成してる論理と世界感を小説化するという目のつけどころが面白くて購入。普通こうした小説は対象に批判的な意図があるかと思いきや、作者がTOEIC研究家というか、かなりのオタクの域なのが不思議。TOEICはこの間受験して目標は達成したので、必要に迫られない限り当分いいかな、という感じだけど、この小説を読むと、TOEICに対して客観性を持ってある種シニカルに楽しく受けられそう。

    0
    2013年04月20日
  • 不思議の国のグプタ

    Posted by ブクログ

    toeic小説とはどんなものかと思って読んでみました。
    toeicあるあるみたいなネタがちりばめられてておもしろかったです。

    思えばtoeic試験は、全ての問題文やディレクションが英語で書かれていることにより独特の緊張感がある試験です。
    問題用紙の外国の生活風景や人物を切り取った写真には、(このために撮った写真なのか?)なんとも言えない違和感があるし、
    シビアな制限時間内、2時間ぶっ通しで、集中して英文を読むことよって、問題文に入り込むような感覚に陥ります。

    また、問題用紙への書き込みやアンダーラインを引くことが禁止されており、試験終了後、問題用紙はすぐに回収されます。神経質すぎるくらい問

    0
    2013年04月09日
  • ジョーカー

    Posted by ブクログ

    全778P。つ、疲れた...。十数年前に読んだ時は
    正直1/3くらいで挫折した記憶がありましたが
    今回は最後まで読めました。疲れたけど...。

    過去のミステリから現代のミステリを総括して
    作者ならでは愛情と敬意と挑戦が絡んだような
    総決算的な具材テンコ盛りの作品。見立て、密室、
    暗号、アナグラム、首切り、アリバイ、叙述...etc
    のガジェットと十戒と二十則がギュウギュウに
    詰め込まれ、更に日本ミステリ4大寄書(?)に
    対するオマージュのような濃厚さ。

    作者の産んだ数々の名探偵達による超絶推理に
    よる幾重にも展開される謎解き合戦。
    一つ一つの謎や殺人に一応の決着ち解決を持たせ
    ラストに世界

    0
    2013年04月07日
  • コズミック 世紀末探偵神話

    Posted by ブクログ

    再読。たしか以前(97年頃?)に読んだ時は途中で
    挫折した記憶なので十数年振りのリベンジとなりましたw。
    やはり色んな意味での寄書というか、つきヌケ感は
    凄いです。今作が世に出てから、様々な形を変えた
    フォロワーや脈流が現在のある部分では、スタンダードに
    なってるんですから...。人間や世間の適応力って凄いw。

    1200の密室で1200人が殺される...という異例中の異例の
    連続殺人。イギリスで106年振りに蘇った切り裂きジャック...。
    JDCなる探偵団体、そして特殊能力を持って事件を
    解決する探偵...もうカオスな内容をどのように読む側の
    人間をねじ伏せるんだろう...という興味のみで約

    0
    2013年03月17日
  • コズミック・ゼロ 日本絶滅計画

    Posted by ブクログ

    ”コズミック・ゼロ: 日本絶滅計画”清涼院流水著 文春文庫(注意:2012/05/10発売)
    (2009/05発売文藝春秋単行本の文庫版。解説:森博嗣)

    ・・・日本から人がいなくなる!元日の午前零時、全国の初詣客が大量に消失し、同時に警視庁や県警本部が謎の集団に占拠された。それが日本絶滅計画の幕開けだった。計画を実行するのはそれぞれが特殊な能力を持った7人組“セブンス”とその配下達。リーダー・タクトの指揮の下、彼らは日本中の人という人を次々と、大量に消していく。

    ・・・パニック小説。
    テロリストや各国の諜報員、首相や結婚を控えたカップルなど複数の視点で動く群像劇。
    著者の作品で言うとデビュ

    0
    2013年03月12日
  • ジョーカー

    Posted by ブクログ

    流水大説は異物なき世界である
    そこで生じる犯罪は全て「現象」にすぎない
    つまり犯人は・・・・・・わけで
    そうなると、ひとつの真相にこだわる探偵たちこそ
    世界にとっては糾弾されるべき悪ということになる
    これをユートピアと呼ぶべきかディストピアと呼ぶべきか
    作者自身も混乱している感はある

    0
    2012年10月16日
  • コズミック 世紀末探偵神話

    Posted by ブクログ

    衝撃の問題作だったなあ…。当時は「金返せ!」って本を壁に投げつけたくなって、しかしシリーズ3作目を読んでから読み直したという…これ以上の問題作って無いよなあって思う。

    0
    2012年12月24日
  • コズミック・ゼロ 日本絶滅計画

    Posted by ブクログ

    社会が異物を叩き、最終的に抹殺することで安定するならば
    その逆に異物が社会を抹殺することで心の安定を得ようとすることも
    あっておかしいことではないだろう
    「自らこそが異物である」という事実を完璧に隠蔽できるほどに
    すぐれて絶望した異物であるならば、それも可能なことかもしれない
    そういう寓話ですね、これは

    寓話だけに、皮肉も効いております
    自らの異物性に酔いしれる人々が滑稽に描かれている
    しかし探偵小説としては読めないなー

    0
    2012年09月14日
  • 清涼院流水の小説作法

    Posted by ブクログ

    普通じゃ生き残れない、と、トリッキーなことを繰り返しているミステリ作家さんだそうです(この方の本は読んだことがないのです)。ただ、自分に対する自負があり、面白ければいいんだ、という態度はなんだかあっけらかんとしていて、嫌味な感じはせず、真剣に取り組んでいるんだな、という印象でした。小説作法・・・書き方を作法、と思って買うと失敗するかな・・・。

    0
    2012年08月06日
  • コズミック・ゼロ 日本絶滅計画

    Posted by ブクログ

    推理小説としての規準は人それぞれだと、作者が後書きで書かれていますが、私の中では推理小説というよりは、ファンタジー&エンターテイメント小説でした。まるで、ハリウッドの大作映画の様で、それはそれで面白かったです。金曜ロードショーとかで見たい。

    0
    2012年05月24日
  • コズミック・ゼロ 日本絶滅計画

    Posted by ブクログ

    読後、なんというか登場人物のリンク度合やら、結末への急激な進展等、微妙な不満足感が残りました。抹殺法の説明も、10倍くらいあってもいいかと。500p弱の小説ですが、1000pくらいの分量で丁度良いと思いました。さくさくと読みすすめられるのはよい点です。解説で森某氏が絶賛気味に評されていますが、そこまでの出来栄えか?というのが正直なところです。氏の指摘のとおり、自分の感性に問題ありなのは重々承知ですが。

    1
    2012年05月17日
  • 清涼院流水の小説作法

    Posted by ブクログ

    清涼院流水さん、ご近所の出身だったとは驚き。しかも谷川流さんと同じ夙川がペンネームの基になっているよう。小説の作法というほど硬いものではなく、ファンがご本人の姿を垣間見るのにいいかもしれません。デビュー当時に受けた出版界の大御所のいじめ話が出てきます。私も20年位前に当時大学院在学中の作家さんから、僕らが京都を舞台にどんなに面白い推理小説を書いても大御所の圧力で出版されないんですよと聞いたことがあります。今では超有名な本格派推理小説家になられたので大丈夫ですが。

    0
    2011年10月16日
  • コズミック 世紀末探偵神話

    Posted by ブクログ

    奇想天外な小説です

    この長さ、その設定、特徴的な文体、とにかく意欲的な作品だと感じました。
    登場人物たちの肩書きの割には捜査が謎だったり、すぐ驚いちゃったり、なんかな~ みたいなところも多かったです、個人的には。
    ミステリではないですね。

    0
    2011年09月01日
  • コズミック 世紀末探偵神話

    Posted by ブクログ

    スタイルはミステリー小説。でも中身は違います。
    ストーリーは異常な展開で素直に驚かされたし、満足感もある。ミステリーを期待していた人には受け入れられない本かもしれません。

    0
    2010年06月28日
  • コズミック 世紀末探偵神話

    Posted by ブクログ

    JDCシリーズ一冊目。とにかく長く、本が厚い。上にワケがわからない!カーニバルの辺までは面白いと思ってたんだが・・・。このシリーズどこまで読んだっけな・・・。

    0
    2009年10月04日
  • コズミック 世紀末探偵神話

    Posted by ブクログ

    ○2008/04/17 
    読んでみました、JDC。…九十九さんの元のキャラを知って、とりあえず舞城さんはわたしに合わないんだな、ということが分かった。読んだ価値はあった…か、な…。
    感想以前に、とりあえず長い。もっとスマートにする方法あったのでは。
    細かい言葉遊びは楽しかったけど、長さとファンタジーを取り入れるのは個人的によろしくないかなぁ、と。
    キャラがそれぞれ濃くて、作者本人とキャラ小説が好きな人とかはすごく楽しいんだろうなとは思ったけど、わたしにはあんまり魅力的ではなかったので残念。キャラさえ好きになればいくらでも読めそうなのに。

    0
    2009年10月07日
  • コズミック 世紀末探偵神話

    Posted by ブクログ

     語るの難しいなぁ(笑)。とりあえず真っ当なミステリではない。無茶苦茶や。でも面白いね、読んでて。舞城の『九十九十九』が、舞城固有のぶっ飛び設定だったわけではないことを知った。なんやねん美しすぎて見た者が気絶するって(笑)。冗長すぎて何度か読むの中断したけど(特に最初の方が長すぎて退屈)、総合的にはなかなか楽しめました。

    0
    2009年10月04日
  • コズミック 世紀末探偵神話

    Posted by ブクログ

    最初の方でマンネリ化しそうと思ったのだけど、そんなことなく分厚い本を読ませる力があることに感心。
    出てくる人が好きです。
    十九より総代のが好きだけど。

    0
    2009年10月04日
  • コズミック 世紀末探偵神話

    Posted by ブクログ

    トリックはともかく文章とキャラクターには脱帽 はまったら最後、抜け出せません 苦手な人は絶対読めない、好き嫌いが分かれる本

    0
    2009年10月04日