諫山創のレビュー一覧
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シャーディス教官から語られるグリシャ・イエーガーの過去。少しずつ真相に迫る情報が出てくるのにドキドキする。そしてウォール・マリア奪還に燃える調査兵団に予想通り試練が訪れる。いつまでたっても続きが気になる。
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ライナーと、ライナーの故郷マーレのお話が続く中、病院に出てくる男性の顔がエレンに似てるなぁ、と思っていたらまさたの本人でした。これからどうなっていくのか?Posted by ブクログ
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細かい部分は長い話なので正直理解しきれていないかもしれないが、きれいに終わったと思う。壮大なSFなのに各登場人物の汚い部分も含めて人間味があり、主役から脇役までみんなに親近感が持てる。作者の人間に対する分析や解釈はエグいくらいに辛辣ながら人間に希望も持っているようでそのあたりも良かった。
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エレンがどこに向かっているのか、本当に島の外を滅ぼすのが彼の望みなのかはよく分からない。ただ、エレンも葛藤して物事を進めていることは分かった。物語も終盤をむかえ、また主要キャラクターが死んでいったが悲壮感はなくある種の清々しさがあった。このあたりは作者の表現が本当にうまい。
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昔を彷彿させる巨人と調査兵団の入り乱れた戦いが大迫力。一方でジークやエレンの目的は本当に一致しているのか、エレンのミカサ達への態度は本心なのかという心理プロット面でも見どころが多い。
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戦争の描写がエグい。重要人物が死ぬ。敵と味方がコロコロ入れ替わる。心がついていかない。エレンと旧調査兵団の関係も少しおかしくなってきているようだし、先が読めない。
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ライナーの過去の回想が非常によくできていて、今のライナーの人格がどのように形成されたかがわかって興味深い。少年時代のライナー達と、今の巨人を継ごうとしている少年少女達は相似系に描かれているのだろう。
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エレンの悟ったような表情でのライナーとの再会から、一転して巨人化しての市街戦という展開でかなりの振り幅で楽しめた。一方で戦争の悲惨さや理不尽さも残酷に描写されて深い。