TAGROのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレきみとぼくシリーズ第三弾。
なんか、舞城王太郎の『九十九十九』の前半と同じノリ。
次の章に進むごとに、前の章が作中作だったとわかり、若干ややこしい。『九十九十九』ほどではないけれど。
んで、最後の最後で、「結局、ロンドン行かねぇのかよっ」みたいなw
西尾維新は「後書」で、「病院坂黒猫と櫃内様刻の仲良しな日常を書くことができたので、作者的には嬉しい一作です」と言っていますが、なんか…もやもや。。。
あくまでそれは、作中作における「仲良しな日常」だからっ!
「仲良しな日常」書きたかったのなら、ふつーに書いてよ><!! みたいな。
まぁ、西尾維新はそのすぐあとに「いや、書けてないかもしれま -
Posted by ブクログ
奇妙な相談を受け、かのホームズ譚の舞台となった街
ロンドンへと向かうことになった病院坂黒猫と櫃内様刻。
そんな二人の周りに、奇妙な事件が次々と巻き起こる!?
西尾維新が放つ、新世代の本格ミステリ。
「世界」シリーズ第3弾。
「きみとぼくの壊れた世界」を読んだあとには
まさかここまでシリーズが続くと思わなかったが、
あっという間にもう3作目である。
今回は、「きみぼく」のメインキャラクターである
病院坂黒猫と櫃内様刻が再び主役を演じる。
また、「不気味で素朴な囲われた世界」の
語り部であった串中弔士も少しだけだが登場する。
本作は内容に触れるのが非常に難しい。
上記 -
Posted by ブクログ
上総園学園にある、分針が止まったままの時計塔。
いつも一人、音楽室で楽器を奏でる病院坂迷路。
奇人として、学園中から忌み嫌われている病院坂と
なぜか親交を深める一年生・串中弔士。
そして奇人三人衆の串中小串、童野黒理、崖村牢弥。
そんな要素が配置された、「囲われた」世界で起こる殺人事件。
病院坂と弔士が探偵ごっこの犯人捜しに乗り出して、
そして迎える、日常とは正反対の異常な結末――。
「きみとぼくの壊れた世界」と世界観を同じくする物語。
西尾維新が放つ、新しい世代の本格ミステリー。
ややボリュームが少ないという印象は受けたが、
期待を裏切らない、西尾維新らしいミステリー