古川綾子のレビュー一覧

  • 明るい夜

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    離婚をし、心に深い傷を負った私は、9歳の頃に祖母の家で十日ほど過ごした思い出の地ヒリョンに住む。
    祖母と思いがけない再会をした私は、祖母と曾祖母の生きてきた時代を知ることになる。

    日本の統治下を生きた曾祖母は、被差別民の白丁出身であり、その娘に生まれた祖母は朝鮮戦争時の避難民だった。
    母は、曾祖母と祖母の歴史の被害者となった挙句、今も婚家から軽んじられている。
    身分の違いや女に生まれたという理由だけで、ありとあらゆる差別と侮蔑を受けていた時代。
    曾祖母や祖母、母、私へと繋がる百年の物語。



    我慢すれば事は治ると母は言っていたことを思い出した。
    今はそんな時代ではないけれど、それでも婚家と

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    2023年10月04日
  • 最善の人生

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    韓国の現代文学らしい、若者の社会の中での荒んだ感覚、痛み、はリアルに感じられた。けど、それだけ、という感じもする。この作家特有のものは何なのか?と問われると…うーん。若い作家が自分のことを書いた、という感じ。
    映像が浮かぶ分かりやすい文章で、映画化には向いてそう。

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    2023年07月29日
  • わたしに無害なひと

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    人は人との関係で影響を受けたり
    影響を与えたりする。
    他人との関わりの中で良いことも悪いことも
    無害でいることなんてできないんだなぁ。

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    2023年04月07日
  • 明るい夜

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    日帝時代から朝鮮戦争、軍政下を経て現代まで、声をあげられなかった女性4世代の物語。

    耐え忍び我慢することが、次の世代によりよく生きてもらうための最良の道と信じるのが親であれば、その姿に我慢できないのが子供なのかもしれない。

    いつか夜が明るく照らされますように。

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    2023年02月20日
  • わたしに無害なひと

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    相手のことを思っているはずなのに自分のことを優先に考えていることが、自分にも相手にも分かってしまう。他人の話に思えるが、自分にも当てはまることがあるかもしれない。

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    2021年11月01日
  • わたしに無害なひと

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    ここ最近立て続けに読んでいる韓国文学。こちらは短編集。過ぎ去った過去に置いてきたものを、あらためて目の前に置かれるような感覚。あの夏は、誰にもあったんじゃないのかなぁ。

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    2021年10月28日
  • 小さな心の同好会

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    “そう、お母さんもわかんない。わかんないことは、そのままわかんないって言えばいいのよ。たぶんそれって、私たちがいいとか悪いとか言えるようなことじゃないの、わかった?”(p.50)

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    2021年07月24日
  • わたしに無害なひと

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    『あの夏』想い合っててもどうしょうもなく育ってきた家や生きてる環境が違うことが浮き彫りにされる感じつらい気持ちになる レズビアンバーでの夜のいたたまれなさ…
    『六〇一、六〇ニ』始終むかむかするし暗い気持ちになる終わり方だったな… こういう話見る度に新鮮に憤りを覚えるけど、一方でこういう家庭はありふれてたんだろうなと思う(なぜなら同じような話を映画でも小説でも何度も見かけるから…) タイトルはマンションの部屋番号かな
    『告白』ジニにカミングアウトされるくだりのミジュの反応や後悔の内容が自分が書いたんか?ってくらいそのまま自分の経験だったので胸が苦しくなった………

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    2021年07月06日
  • 小さな心の同好会

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    初めて読む作家さん。
    短編集でなかなか入り込むのに時間がかかりました。
    最後まで気持ちが浮上しないので、修行に近いものがありました。

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    2021年05月22日