犬飼のののレビュー一覧

  • 人魚姫の弟

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    「銅の足輪」「銀の指輪」→モサモサ攻め×弟思いの兄(元男娼)
    「金の腕輪」→美しい王子×無垢な弟
    以上がヘンゼルとグレーテルモチーフ。

    「人魚姫の弟」「人魚王の息子達」→褐色肌の王子×人魚

    童話をモチーフにしたお話しということで、どちらもファンタジックで面白かったです。笠井あゆみさんのイラスト(特に弟のテオ、人魚形態のリト)もたいへん美しく。
    受けが皆けなげで可愛らしくて、短編集なのがもったいない……特に「金の腕輪」のテオのピュア美少年っぷりにはクラクラしました。が、お話が短いので、えっこれで終わり!?このあと王子とどうなるの!!と気になって仕方がないです。
    ぜひ続きが読みたい……。
    「人魚姫の弟」も人間に恋をしてしまった人魚の切なさ、けなげさにハラハラドキドキしながら読みました。この手の話はたいてい攻めが鈍感すぎたりしてイラっときたりしますが、この攻めは一貫して受けを一途に思い、大切に守ろうとするところが良かったです。

    1
    2014年09月22日
  • 人魚姫の弟

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    切ないのに幸せ…!

    切ない話はあまり得意ではないのですが、この作品はとても感動しました。
    ファンタジー好きも、ファンタジーが苦手な人にも読んでもらいたいです。

    0
    2014年09月15日
  • 暴君竜を飼いならせ【SS付き電子限定版】

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    ネタバレ

    私の中では高評価。すごくよかったと思う。
    いや、あらすじで「俺の餌になれ」だの、恐竜BLだのってイロモノの匂いがぷんぷんしていたんだけど。確かにイロモノと言えばそうなんだろうが、思っていたほどヤバイ方向のものではなかった。
    っつか、キャラ文庫の何でもあり感すごすぎてびっくりだ。
    暴君竜とあるけど、カイは暴君ってほど暴君じゃない。そう振る舞うことで傷つかないようにしていたって感じに思えるから不思議。おそらく、それは受けの潤の受け入れ方にもよるのだと思う。この潤の方も問題ありと言えばそうなので、この二人が結ばれて終わるだけではなく、ちょっとその先のお話も読みたいなと思った。

    2
    2014年07月16日
  • 暴君竜を飼いならせ【SS付き電子限定版】

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    これ続編あることに期待して★5
    とうとう恐竜がBLにっ。どんな話になるのかと手にしたときは少々不安でしたが、まぁなんともその世界観にどっぷり引き込まれました。どうかシリーズ化してください。

    2
    2014年07月13日
  • ブライト・プリズン 学園の禁じられた蜜事

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    正直、ハマっております。好みの“萌え”シチュエーション、アイテムがぎゅぎゅぎゅっとつまっている作品です。
    シリーズ2作目となる今回は登場人物も増えて、複雑怪奇なストーリーに、より厚みが増してきました。

    何と言ってもビジュアル的にやられてしまったんですよね。絵師の彩センセの表現力がまた素晴らしく、魅せられます。
    ストーリーも、ちょっと厨二ちっくな非現実的で仰々しい壮大な世界観が隙なくしっかり構築されていて、思わず浸りきってしまいます。

    特権階級とか、学園内のヒエラルキーとか、少年たちが渇望し手に入れようとしているものの正体が醜悪であるということが次第に明白になってきたところ。
    その渦中に巻き込まれた薔が、危機をどう切り抜けていくのかというのが見どころです。
    ハラハラしました…!心臓に悪い展開でした。
    椿姫の真意が見えなくて、どう受け止めればいいのか謎なところも怖いけどまたときめく?というか。
    椿姫の色香がたまりません。
    椿姫のこれまでを想像すると、もう切なすぎてエロすぎてジタバタしてしまいます…
    剣蘭に椿姫のことをもっと大切にしろと叱責する常盤も、目の前のラブしか見えていない様子で、腹が立つというよりは呆れるほど薔にメロメロでもう好きにしてくださいというかんじですね~

    常盤はどうやら薔しか見えてない!ようですね。
    そこ1点だけ、長たるものとしてらしくなくて完璧じゃないのがかえってキュンとさせられます。愛する者をとことん守り抜こうという迫力はすごくステキ。
    薔もはねっかえりで素直じゃないところがカワイイですね。ただ従順についていくタイプじゃないのがいいです。
    まだまだ謎が小出し状態で話は動き出したところ、という状況ですね。
    番外ショート「微睡」は、甘く切ない降龍の儀の翌朝の話。絡みもしっかり。将来に思いを馳せる薔の気持ちにきゅんときます。
    続きが楽しみです。

    0
    2014年04月14日
  • 咲き誇る薔薇の宿命

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    シリーズ4作目、完結。1~4作目まで一気に読んだ感想は、すごくすごく面白かったしスッキリした。1~3作目が4作目を迎えるための焦らしだったとすればもう全部が★5でもいい。息子がここまでいい子に育ったのは叔父?さんのおかげかな、ほんとこのシリーズは面白かった。お薦め!無駄に長いシリーズ化されたものってだんだんネタがつきてきて同じような話が繰り返されるだけでつまんなくなるからこのシリーズのように3~5作の完結が潔くていいんじゃないかと思う。とにかくこれは良かった

    0
    2013年10月25日
  • 料理男子の愛情レシピ

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    スイートな恋愛ものと見せて、実はズキリと鋭い痛みを内包しているストーリー。そういえば同じく香林セージセンセのイラストだった「二次元恋愛」、「三次元恋愛」も、ただの胸キュンではなく切ないものがあったのを思い出しました。
    そのことをすっかり忘れ、胸キュン!と思い込んで読み始めて、思わず涙。またしてもセンセにやられてしまいました。

    クッキングスクール講師の周は尽くし型の受で、過去の恋愛はいつも好きな男の世話を焼くうち段々相手から便利な存在扱いされ、ダメになってしまうことばかり。
    そのせいで、スクールの生徒の年下イケメン夏川にひと目惚れしても臆病になって、好きで好きでたまらないのに必死で想いをセーブして、悶々としてしまいます。ノンケの年下男を好きになってしまった周の葛藤が、すごく伝わってきました。
    一方の夏川は、最初の印象では周のことをただ先生として好きなのか、恋愛対象として好きなのか、なかなか分かりにくいところがあって、それが逆に興味をあおるポイントにもなっています。
    夏川がなぜ周に惹かれたのかというのは、周ばかりではなく読者にとってもとても気になるんですが、夏川が言わなかったある事実も大きな要因だった気がします。周の尽くす気持ちが、ここでは良い方向に作用したように感じました。
    その後、事実を知った周の苦悩には、いろいろ考えさせられました。これは深かったです。周が相手の幸せを考えすぎて、自分ではダメだと思い込む気持ちにはほんとに切なくなりました。
    でも、夏川によかれと思って一芝居うった場面の智成の言葉で、大事なことに気付けてよかったです。ノンケの方が絶対幸せとか、ゲイは不幸だとか決めつけてる、と周に忠告するんです。智成、思ったよりイイ人でした。

    周が前向きに頑張ろうとして、ほっとしました。彼なら絶対夏川を幸せにできると思うし、周も夏川にならずっと大事にされると思えるエンディングに安堵。
    重みのある話で、読みごたえがありました。

    0
    2013年09月10日
  • ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄

    購入済み

    エンタメ要素ぎっちり!

    某レビューサイトのランキングかなりの上位作、気にはなってましたが扉絵の軍服にね〜なかなか踏み出せませんでした(笑)その実、気後れに反して萌え感じちゃうくらい画が素敵でしたが。高評価に違わず大変興味深い内容、裏社会と繋がりある密教や秘密結社だったり近親婚に閉塞感たっぷりな全寮制の男子校と怪しげな要素満載です。ダークファンタジーと言っていいのかな、の割に然程どす黒さはなくハラハラしつつ楽しめます。主要な人物像が個々に際立っていて魅力あるのも大きなポイント、ヒエラルキーの上部を切り取ったよーなイケメン揃いだし(笑)Sで鉄面皮かと思えばかなり臆病とゆーか脆く柔らかい部分がある常盤、人間臭くて凄くイイ!どハマりです(笑)1巻では反発してた薔と常盤が禁忌を犯しても共に生きる道を選ぶに至り2巻では気持ちは通じたものの教団の縛りに会うこともままならない上に外野で要らぬ問題が発生し薔が傷つきながら成長します。更にキングや椿や剣蘭などのサブにもちょっとスポット当たって嬉しい。続きがめっちゃ気になります。小冊子での甘い番外編あるよーですがいずれ添付されるんだろうか、今から心配(笑)。。とにかく続編楽しみ!

    5
    2014年06月17日
  • 咲き誇る薔薇の宿命

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    ▼あらすじ
    赤い瞳、年を取らない身体――。
    半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲(かぐやまぜつ)と、「貴族」のルイは、身分違いの禁断の関係を貫くため、支配者である女王に背き、その罰を受けてしまう。
    ルイは憎んでいる女王のもとに監禁され、紲はルイが解放されるのを待っている。どんな形で引き裂かれても、20年間罪を償えば、幸福な生活と愛を取り戻せる――はずだった。
    しかし、19年足らずで、突然、姿を現したルイは、憎んでいるはずの女王のもとで結婚式を挙げると言って、紲を連れ出し…!!
    無慈悲な運命に翻弄される二人の愛の結末は?

    ***

    砕け散る、乱れ咲く、焦れ舞うに続く四作目にして最終巻。
    今まで緻密に張り巡らされた伏線や設定を巧みに使い、最後は読者誰もが納得するハッピーエンドになっています。
    まさかここに来てあの設定が効いて来るか…!と、読みながら何度も感心してしまいました。
    まさに最後の最後まで計算し尽くされた完璧なストーリーだと思います。
    ラストの挿絵には思わず胸が熱くなってしまいました…!

    ファンタジー系のBL小説でどれがお勧めかと聞かれたら私は自信を持ってこの作品を勧めます。
    人外好きには堪らない設定ばかりでシリーズ物にありがちな中だるみ感もなく毎回ドキドキわくわく…時にハラハラしながら読んでました。
    どのシリーズも本当に何度も読み返したくなるぐらい面白いです。

    なのでこれで宿命シリーズがこれで最後だと思うと悲しいです…。
    でもスピンオフがあるみたいなのでそれに期待したいと思います!

    0
    2020年03月08日
  • 咲き誇る薔薇の宿命

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    吸血鬼と淫魔のシリーズ最終巻。表紙からハッピーエンドの予感はしたけど、最後までドラマティックで大変だった。女王と息子ちゃんのバトルとか凄かったし、本当に面白かったです。幸せな気分になれますよ〜

    0
    2013年05月27日
  • ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄

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    何度も読み返してしまいました。もちろん、ガン見です。イラストが的確に世界観をつかんでいて、はっきりとしたキャラ立ちに一役も二役も買っています。めちゃカッコいいんですよ~全員♥BLゲーのキャラみたいにキラッキラ。皆それぞれに魅力的な特徴があって、ステキなのです。

    一応学園もの。しかし、舞台となっている全寮制の王鱗学園は閉塞されたとても特殊な環境なのです。そこにいる少年たちは、ある宗教団体の信者の子供で、幼少期から親と離れここで「竜生童子」として世俗から断絶した生活を送っています。少年たちの願いは、毎年高等部3年生の中から選ばれる「贔屓生」になること。
    名前どおり、特権を与えられ優遇される身分になれるんです。
    ところが、主人公の薔は遅れてきた反抗期?なのか、みんなとは違い、もっと外界を知りたい、自由が欲しいと願い脱走を謀るような少年。
    脱走しそこなった薔を見逃してくれたのは、エリートが集められた竜虎隊の中でもひときわ秀でている隊長の常盤。みんなの憧れの的である常盤のことがなぜか薔は大嫌いで。

    冒頭のお姫様抱っこに、全てを持っていかれました…常盤がカッコよすぎる!完全にツボでした。
    全寮制、制服、黒宗教、儀式、朧彫り…いろんな萌えがぎゅぎゅっとつまっているんですよね。なので、みんなどこかでツボることになりそうですww
    エロ描写も優れているセンセなので、常盤と薔のすごーくワケアリな濡れ場には心を鷲づかみされました。
    神子選定の黒儀式に萌えまくりました。久しぶりにこの手のもので本格的にイイもの見せてもらった気がします。
    二人の気持ちを考えると身悶えます。特に常盤。いろんな顔を持っていて魅力的です。薔はですね、ちょっと無自覚なオクテ?素直じゃないのがじれったいけどかわいいです。これから大輪を咲かせるであろう逸材であることを充分に感じさせますが、とにかくお子ちゃまw
    30歳の常盤から見ればまさに子供なのですが、そんな薔に執着する彼の姿がまたたまりません。
    常盤の腹心である椿姫も大注目人物です。艶やかで目を奪われるほど美しいんです、イラストによると。でも、心の奥にいろいろな苦しみ悲しみを隠しているようで、常盤と薔に今後どうかかわっていくのか気になります。好きなキャラですけどね…
    剣蘭もどうなるのか、あの人とくっつくのか、あの人は本気なのか、気になる、カッコいいキャラです。目移りするわ~
    ラストがそうくるかと、驚きました。ブラックです。

    まだこの先続きがあるようで、シリーズものになるらしいので回収できていない複線などいろいろあって、ストーリーとしては突っ込みどころがいろいろありますが、設定が文句なく面白いんです。世界観がいい。もうほんとに吸い込まれそうな勢いがあります。
    すごく続きが気になります。早く出て欲しい、プリーズ!

    初回限定小冊子「雛鳥」これにすごく萌え萌えしてしまいました。いや、薔が調理実習でつくったチョコケーキを常盤に持っていくだけの話なんですけどね。
    でも、かわいい!あまーい!
    これぞ、学園ものBLの真髄です。たまりませんでした。
    ひとりでニヤついています。

    0
    2013年05月15日
  • ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄

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    彩さんの表紙を見て、即買い。
    内容も、全寮制、神子、義兄弟とBLにおける萌え設定てんこ盛りで良かった!複雑で特殊設定が多いけど、楽しめました。

    0
    2013年05月11日
  • ブライト・プリズン 学園の美しき生け贄

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    今一番ハマっている吸血鬼と淫魔のシリーズを書かれている作家さんの新作。そちらがもうすぐ完結で残念に思っていた所に、好みの設定てんこ盛りの新シリーズが来て嬉しいです。イラストも綺麗!!

    0
    2013年05月05日
  • 焦れ舞う薔薇の宿命

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    吸血鬼×淫魔と豹のシリーズ、三作目です。二人の気持ちは繋がってるのに、女王が世界中どこでも刺客を送って来て邪魔を…。挿絵が凄く綺麗で、攻めのルイの男泣きにはマジ泣きしました。切なかった!!あと、新キャラが可愛い〜と思ってたらすぐにカッコ良くなっちゃうし、ラストシーンの読後は思わず慌てて後書きを確認…叫びそうになりました。面白かったです!!

    0
    2013年01月25日
  • 二次元恋愛の実践法

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    いい人なのに真っ正面しか見えていない攻めと、一生懸命彼について行こうとする受け。とても切なくて良かった。同人の世界の事が詳しく書いてあって面白かったです。

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    2012年10月12日
  • 不夜城のシンデレラ

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    ホストの世界が華やかに描かれていて、とても面白かったです。ラストは弱肉強食ですね…攻め様の微笑みが怖いです。

    0
    2012年09月28日
  • 乱れ咲く薔薇の宿命

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    素直になった受け様がシンデレラの様に虐められていて、とても可哀想です。ドラマチックな展開と、二人の愛が切なくて良かったです。

    0
    2012年09月28日
  • 砕け散る薔薇の宿命

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    愛されることに臆病な受け様が愛しいです。壮大な痴話喧嘩のようですが、世界観がしっかりしていて面白かったです。12/28再読。続編を読んでから読み返すと、後半のシーンが意味合いのある物だった事に気付きます。それにしてもルイが可愛い。

    0
    2012年12月29日
  • 二次元恋愛の実践法

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    「三次元恋愛の攻略法 」のスピンオフ。前作のレビューでも書きましたが、栗生×桃木の話が面白く印象的だったので、続編に期待していたんですよね。桃栗は幸せになれてよかったけど、脇キャラだった柿が感じのいいイケメンだっただけに気になっていました。
    今回は、その柿本の話です。
    家柄・地位・顔の三拍子揃ったリア充男・柿本と、二次元に生きる腐男子・夏瑠との格差恋愛ストーリー。趣味でBL同人誌をやってるゲイの男の子とゲーム会社の社長が、雪の日のアクシデントから親しくなり一夜を共にするのですが、意識の違いでその場限りの関係になってしまいます。ところが、コミケの会場で運命的な再会をすることに。
    ありえない夢物語のようで、柿本と夏瑠の心情は真に迫るものがありリアルです。オタクの生態もかなり掘り下げて描かれていてさすがです。

    お坊ちゃま育ちの柿本は、相手を大事にしようとする気持ちが強く、優しいオトコ。しかし、夏瑠を愛するあまり、相手も男としてのプライドを持っているのだということをすっかり見落としてしまっています。要するに猫かわいがりしちゃってるんです。
    夏瑠は夏瑠で、自分にまったく自信がなくてひたすら柿本に嫌われたくないばかりに考えすぎになっていて。
    パッと見ラブラブで上手くいってる二人ですが、相容れない部分や理解に苦しむ部分もいっぱいあって、実は悩んだり迷ったり。そのすれ違いがとても身近に感じられて、思わず感情移入してしまいました。
    柿本は理想的で夢の王子様のような現実離れした存在。一方の夏瑠はオタクで同人誌やっていて、コミケでがんばって女装で売り子さんをしていたりして、非常に親近感を持ってしまいます。
    理想の王子様に好かれたいと願いながらも、臆病で積極的になれない夏瑠の気持ちが痛かったです…
    夏瑠は柿本に自分が男だからという理由で嫌われることを恐れていたりするんです。でも、そこからただかわいがられるだけじゃなく、柿本のために頑張って変わっていこうとするところが凛々しくて好感でした。

    夢の王子様だった柿本も、女と軽い恋愛をするのとはまったくわけが違う男との恋愛に四苦八苦して、嫌いな栗生からもアドバイスを貰うことすらも厭わない精神力を身につけ、一段と男としての度量が上がった感じです。
    柿本のベッドテクに前作からとても関心があったんですよね~今回たっぷり堪能させてもらって満足。男相手でも立派な攻で超絶。ストレートな口説きと言葉責めにとても煽られました。

    前作と読み比べると面白さ倍増なのは、「ホテルでトラブル」「バーラウンジ」「ホテルH」「10万円」「再会」というキーワードによる流れがあえて同一だからです。どっちが好みのシチュエーションかというのも比較できます。
    栗生のほうが場慣れしていてちょっとクロい攻だったので、お坊ちゃまでかわいいところもある柿本の方が好感は持てたような…

    今回は、夏瑠の不幸な兄ちゃんが気になったので、また続編をお願いしたいです。

    0
    2012年08月06日
  • 蝶よりも 華よりも

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    設定は女性があまり生まれなくなってしまった未来のお話。
    受けの強さに泣いた作品です。
    しっかりとした文章に惹かれます。

    遊郭モノ。

    0
    2011年08月13日