犬飼のののレビュー一覧
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Posted by ブクログ
正直、ハマっております。好みの“萌え”シチュエーション、アイテムがぎゅぎゅぎゅっとつまっている作品です。
シリーズ2作目となる今回は登場人物も増えて、複雑怪奇なストーリーに、より厚みが増してきました。
何と言ってもビジュアル的にやられてしまったんですよね。絵師の彩センセの表現力がまた素晴らしく、魅せられます。
ストーリーも、ちょっと厨二ちっくな非現実的で仰々しい壮大な世界観が隙なくしっかり構築されていて、思わず浸りきってしまいます。
特権階級とか、学園内のヒエラルキーとか、少年たちが渇望し手に入れようとしているものの正体が醜悪であるということが次第に明白になってきたところ。
その渦中に巻き -
Posted by ブクログ
スイートな恋愛ものと見せて、実はズキリと鋭い痛みを内包しているストーリー。そういえば同じく香林セージセンセのイラストだった「二次元恋愛」、「三次元恋愛」も、ただの胸キュンではなく切ないものがあったのを思い出しました。
そのことをすっかり忘れ、胸キュン!と思い込んで読み始めて、思わず涙。またしてもセンセにやられてしまいました。
クッキングスクール講師の周は尽くし型の受で、過去の恋愛はいつも好きな男の世話を焼くうち段々相手から便利な存在扱いされ、ダメになってしまうことばかり。
そのせいで、スクールの生徒の年下イケメン夏川にひと目惚れしても臆病になって、好きで好きでたまらないのに必死で想いをセーブ -
購入済み
エンタメ要素ぎっちり!
某レビューサイトのランキングかなりの上位作、気にはなってましたが扉絵の軍服にね〜なかなか踏み出せませんでした(笑)その実、気後れに反して萌え感じちゃうくらい画が素敵でしたが。高評価に違わず大変興味深い内容、裏社会と繋がりある密教や秘密結社だったり近親婚に閉塞感たっぷりな全寮制の男子校と怪しげな要素満載です。ダークファンタジーと言っていいのかな、の割に然程どす黒さはなくハラハラしつつ楽しめます。主要な人物像が個々に際立っていて魅力あるのも大きなポイント、ヒエラルキーの上部を切り取ったよーなイケメン揃いだし(笑)Sで鉄面皮かと思えばかなり臆病とゆーか脆く柔らかい部分がある常盤、人間臭くて凄くイイ!
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Posted by ブクログ
▼あらすじ
赤い瞳、年を取らない身体――。
半分人間ではない者の世界で、「下級」である香具山紲(かぐやまぜつ)と、「貴族」のルイは、身分違いの禁断の関係を貫くため、支配者である女王に背き、その罰を受けてしまう。
ルイは憎んでいる女王のもとに監禁され、紲はルイが解放されるのを待っている。どんな形で引き裂かれても、20年間罪を償えば、幸福な生活と愛を取り戻せる――はずだった。
しかし、19年足らずで、突然、姿を現したルイは、憎んでいるはずの女王のもとで結婚式を挙げると言って、紲を連れ出し…!!
無慈悲な運命に翻弄される二人の愛の結末は?
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砕け散る、乱れ咲く、焦れ舞うに続く四作目にして最 -
Posted by ブクログ
何度も読み返してしまいました。もちろん、ガン見です。イラストが的確に世界観をつかんでいて、はっきりとしたキャラ立ちに一役も二役も買っています。めちゃカッコいいんですよ~全員♥BLゲーのキャラみたいにキラッキラ。皆それぞれに魅力的な特徴があって、ステキなのです。
一応学園もの。しかし、舞台となっている全寮制の王鱗学園は閉塞されたとても特殊な環境なのです。そこにいる少年たちは、ある宗教団体の信者の子供で、幼少期から親と離れここで「竜生童子」として世俗から断絶した生活を送っています。少年たちの願いは、毎年高等部3年生の中から選ばれる「贔屓生」になること。
名前どおり、特権を与えられ優遇される身分に -
Posted by ブクログ
「三次元恋愛の攻略法 」のスピンオフ。前作のレビューでも書きましたが、栗生×桃木の話が面白く印象的だったので、続編に期待していたんですよね。桃栗は幸せになれてよかったけど、脇キャラだった柿が感じのいいイケメンだっただけに気になっていました。
今回は、その柿本の話です。
家柄・地位・顔の三拍子揃ったリア充男・柿本と、二次元に生きる腐男子・夏瑠との格差恋愛ストーリー。趣味でBL同人誌をやってるゲイの男の子とゲーム会社の社長が、雪の日のアクシデントから親しくなり一夜を共にするのですが、意識の違いでその場限りの関係になってしまいます。ところが、コミケの会場で運命的な再会をすることに。
ありえない夢物語