城繁幸のレビュー一覧
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大学時代に池田信夫さんの講義を聴き、池田さんの講演会?で城さんのお話を聞いた時から、この方はすごい切れ味のあるお話をされる方だなと思ってました。そしてやはり、この本もやはりものすごくズバズバとわかりやすい物言いと様々なデータを駆使して、格差の問題やその背景をついてくる本でした。
現在の雇用制度とそ...続きを読むPosted by ブクログ -
これからの時代のありかたを考えさせられる。もはやアウトサイダーはアウトサイダーでは無くなるのかもしれない。Posted by ブクログ
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城さんのファンで、著者はだいたい読んでいます。
世代間格差があるとわかりやすく啓蒙された功績は大きいと思います。
しかし毎日忙しいと時々忘れかけて高給とりの上司やたっぷり年金を貰っている高齢者に優しくしてしまいます。
だからといって選挙に行っても投票する人がいないし、いきなり暴れるわけにもいか...続きを読むPosted by ブクログ -
「若者はなぜ3年で辞めるのか?」の続編的な新書。
『昭和的価値観』から外れ『アウトサイダー』として生きる若者のインタビュー記事をベースに、今の社会が抱える閉塞化や問題点に切り込んでいる。
私自身が20代半ばのサラリーマンなので、比較的著者の主張に同意できる部分が多い。
年功序列制度や終身雇用、ワーク...続きを読むPosted by ブクログ -
働くことに対する昭和的価値観を提示し、勤労のあり方を問う一冊。
労働者が適正な報酬を得られるシステムの確立を提唱している。Posted by ブクログ -
≪目次≫
第1章 キャリア編 ~昭和的価値観
①「若者は、ただ上に従うこと」
②「実力主義の会社は厳しく、終身雇用は安定しているということ」
③「仕事の目的は、出世であること」
④「IT業界は3Kであるということ」
⑤「就職先は会社の名前で決めるこ...続きを読むPosted by ブクログ -
「正社員保護」「終身雇用」と「非正規雇用をなくす」は矛盾しているという内容。
なぜなら、非正規労働者が調整弁となっているから、正社員の保護ができるのだ。Posted by ブクログ -
元富士通の人事で、終身雇用とか世代格差についての本をよく書いている著者の最新作。
基本的には、「このまま日本的雇用(=終身雇用と調整弁としての非正規雇用)を続けるのではなく、職務給に移行すべき」という主張が分かりやすく書いてあります。
確かにその意見は正しいんだろうけど、今の日本って・・・と考...続きを読むPosted by ブクログ -
40歳以下必読の書!
テーマは世代間格差の是正。
遅かれ早かれ世の中のシステムはこう変わっていく他ない。
どう読んでも正論と思われる。
10年、いや5年以内に流れを変えられなかったら日本沈没だ。
来たるべき変革の時に備えて己を磨くべき。
後半はあまり面白くない。Posted by ブクログ -
雇用問題のスペシャリストによる終身雇用崩壊の黙示録
一言で「全ての大学生が読むべき1冊」と言ったところ
非正規、中高年、新卒、女性、大学院生(博士)
などの登場人物達を通して
城ワールドで辛い現実を散文的に伝える
読んでいて鬱になるが、希望を込めた最終章は
城さんの温かい人間身を感...続きを読むPosted by ブクログ -
日本が急激な少子化社会に突入している理由の一つに、企業の賃金制度が挙げられるだろう。
若者が割を食う社会なのにどうして子供が増えるはずがあろうか。いや、ない。
体質を一向に変えようとしない企業。政治家や官僚、大企業やマスコミを非難し、馬鹿にしつつ努力を怠る大衆。これに呆れた。
本書を読んで、新し...続きを読むPosted by ブクログ -
経済学や政治学等の分野における気鋭の若手の学者さんたちの共著。世代間格差をデータとして示し、それが顕著である領域において各著者が提言を述べていた。雇用の流動化、社会保障の積立・税の財源化、若者の政治参加、子供の福祉への重点化など提言のポイント自体は、既視感を覚えるものだった。ただ気になったのは、社会...続きを読むPosted by ブクログ
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年功序列をオワコンとして叩き斬る一冊。足りない記述は資本主義と世界の雇用形態についてぐらい。日本の「どうしてこうなった」をきっちり書いててわかりやすい。全方位から老害に搾取されつづける若者にこそ読んでほしい。Posted by ブクログ
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生まれた世代によって格差が生まるという事実に驚いた。今の世代を食い物にして高齢者を優遇している日本の政治に対して不満が生まれた。格差を少しでもなくしていく政策を期待したい。Posted by ブクログ
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今月読んだ本について感想をつらつらと。
1.「世代間格差ってなんだ」 著:城繁幸、大黒一正、高橋亮平 PHP新書 2010年
タイトルどおり日本人の若者やご年配、さらには将来世代の間の「格差」を明らかにして、大きく以下の4つの「格差」をテーマに、格差是正の方法を主張している。
1.雇用問題
2.社...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
すでに平成二〇年。
いまだに、多くの会社で、昭和の時代から続く風習や決まりごと、働き方が支配している。
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』でその状況を描いた著者が、辞めた後の、いわば「平成的な生き方」とは何なのかを指南する。
“完全実力主義の企業で数千万円稼ぐ若者”“建築現場から人事部長...続きを読むPosted by ブクログ -
購入:湖浜
タイトルが気になってつい購入してしまいました。
たとえ話のストーリーのおかげで、雇用と経済の問題がとてもわかりやすく理解できました。 今すぐ何か自分にできるかどうかは別として、考えるきっかけになった一冊。 面白かったです。
貸出:吉田 裕(2010.05.07)
日本の雇用問題の本質が見...続きを読むPosted by ブクログ -
大卒3年以内に37パーセントが辞めている。
非正規雇用の平均勤続年数はもっと短い。
成果主義は、あくまで年功序列制度の上に成り立っている。
給与は、序列が上がらないとあがらない。
要は成果主義は年功序列制度と何ら変わらない。
いいように見せているだけ。
会社に立ち向かうはずの労働組合も年功序列。
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