Posted by ブクログ
2018年12月30日
1.この本をひと言でまとめると
日本型雇用体系をつぶせ
⇒タイトルから想像する内容と違って日本の労働システム全体の問題を述べている
2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
・どこかで誰かが調整弁の役割(p38)
⇒実際、去年身を持って体験しました
・幹部候補選抜を過ぎて...続きを読むしまった40代以上は「もうどうにもならない」(p46)
⇒自分がそうならないように
・日本企業におけるキャリアパスは管理職としてものしか存在しない(p78)
⇒私の会社は管理職以外のキャリアパスは…たぶん人事は考えてない
・経営責任を社会人経験のない若者に押し付ける労使は骨の髄まで腐りきっている(p107)
⇒新人を取らない会社はいずれ落ちていく
・これはカースト制度のような身分制度である(p114)
⇒時代逆行、日本から人が逃げていくやばい状況
・規制で全てが解決するのだと考える人はあまりにも現実を無視しているのではないか(p122)
⇒企業の側の視点がかけている。
・春闘とはプロレス(p126)
⇒なるほど、納得!
・身分制度を変えるには身分制度に苦しむ人自身が正しい理解をもたなくてはならない(p214)
⇒若い人にこの本を読んでもらいたい
3.突っ込みどころ
・「消費税は弱者に振り向けるから上げても問題ない」は楽観すぎないか?
・テレビ局のスタンスが不明となっているが放送法の縛りがあるので仕方ないのでは?
・タイトルのつけ方は出版社の営業戦略的?
・よっぽど森永卓郎が嫌いなんですね。