城繁幸のレビュー一覧

  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    7割は課長になれない話と言うよりは、正規、非正規、雇用の問題の本。「若者はなぜ3年で辞めるのか」の次の次の続編。

    今まで私も非正規労働者は自己努力が足りないと思っていたが、確かにそれだけでは問題は解決されない。
    グローバル社会の中、企業に負担を押し付けるのも、それで企業力が小さくされ、外資に負けてしまう。「正規労働者・公務員を守らない」と言うのが、良策だと思う。成果により賃金の上げ下げや解雇をしやすくなる。あぐらをかいていた人達も頑張って働くようになる。公務員ももっと給料を上げる変わりに、優秀な人をとり、駄目なら辞めてもらうくらいの体勢にできないかな。と思う。

    以下勉強になった点
    ・大学院

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    2014年02月07日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    成果評価に対する記述で一山当てて、労働について一家言持ってる筆者が、現在の労働問題に関して記述した一冊。

    筆者の言うとおり、上がつっかえてて7割は給料が上がらず課長にさえなれない、現状を雇用問題という観点から解決を提言してる。
    確かに派遣社員が多いのは問題だし、雇用格差は埋めないと抜本的な経済対策にはなりえないという著者の意見には同意。
    ただ、正社員を守れなくなると、現状の雇用制度は崩壊するわけで、難しいところ。

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    2014年01月24日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    日本の未来は真っ暗だな。国の法改正を期待するより、日本以外の国でやって行ける能力を身につける方が現実的だ。

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    2013年07月23日
  • 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代

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    卒業して就職したものの、すぐに働くのをやめてしまった人達は、今、何をしているのか。またそうすることによってどんな世界が広がったかを様々な人々との出会いによってまとめた新書。
    こういう生き方もできるんだと参考にはなりましたけど、多くが大体高学歴の人達ばかりなので(苦笑)もっとまんべんなく取りあげて欲しかったなぁと個人的に思いました。学力が関係あるのなら大学以前の問題ということになりますし。
    あくまで「就職して働き続ける」という選択肢しかないという「価値観」だけではないんですよ、ということだと思います。

    ただ、人と違うものを選び、努力しても手に入るとは限りませんし、環境がそうさせてくれない方もい

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    2013年06月17日
  • 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代

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    「なぜ若者は3年で辞めるのか」の著者による、キャリア指南書。

    本書の軸となっているのは昭和的価値観と平成的価値観の対比であり、
    昭和的価値観とはいわゆるこれまでの日本の就労意識であった、終身雇用、
    大企業に入れば安泰、年功序列、新卒一括採用などの意識や制度にもとづく
    ものである。

    著者によればこのような時代錯誤な制度はとうの昔に終わりを迎えており、
    今はそういう価値観に縛られない若い世代が続々増えているとし、10数名の
    事例を紹介しながら解説している。

    色々なケーススタディがあって参考になるし、最後のあとがきを読むだけでもいいと思う。

    この本で訴えたかったのは、あとがきにもあるように、

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    2013年05月01日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    日本型雇用と整理解雇の4要件のために何が犠牲になっているのかについて
    内容が既知であることをわかった上で読んだのだから☆3もどうかと、という感じだがまあまっとうなことが書いてあり意外感はない
    その一方で多くの人に読んでほしいし世間的にこれが常識として流布されてほしい この本じゃなくて若者はなぜ3年でやめるのかの方が良いけど

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    2013年03月20日
  • 若者を殺すのは誰か?

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    色々とどうかなと思う部分はあるものの、
    ツケを先送りし、若者へ負担を押し付ける黒幕は誰か、
    という点はかなり納得。

    生産者を苦しめるのは、
    安く買い叩くメーカーやスーパーかと思えば、
    それらに圧力をかけている存在がいて、それは…
    という話と同じ構造になっている。

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    2013年01月08日
  • 若者を殺すのは誰か?

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    内容はヘビーですが、新書仕立てでもあって読みやすいです。
    一面的見方ではなく「そこにはこんなウラもある」という細かな解説があって、社会福祉に興味があるけれどどこから入っていいやらという方に
    良いのではないでしょうか。

    今まであった「おじちゃんたちの論理」じゃなくて「今の現役世代」の論理になっているところが良いです。著者も略歴拝見しましたら、もう中年と言って良い世代ですもの、真剣です。

    個人的には「それはどうかな」とか「そこは納得いかんな」というところも
    ありますけれど、言ってることは大筋間違ってないでしょうし、そもそも
    この方の言ってる段階に思考が行っていない若い方が多いのでしょうから

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    2013年01月03日
  • 若者を殺すのは誰か?

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    たまには新書も読まないと、ってことで手にしてみました。
    「若者はなぜ3年で辞めるのか」の城さんの本。相変わらず切り口するどい、労働問題の論客の作品として読み進めたけど、結局前作以来の、年功序列悪玉論に終始。年功主義より成果主義・能力主義がいいのはわかるし、個人的には解雇規制を弱くすべきという論調は支持できるけど、ムラ社会にどのように導入すれば成功するか(当然、能力開発と再就職とセットでなければならない)、もちろんそんな「解決策や提言」はない。世代間格差の問題に警鐘をならしたいのは、氏より年下の世代として、子を持つ親として十分理解するし、そこは頑張ってほしいけど、専門家としてならすのであれば、も

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    2013年01月14日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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     うちの会社も半数は非正社員で構成されている。
     
     人件費を削減するための有効な手段。
     必要となれば簡単に募集。
     余剰が出れば、契約更新お断り。
     年をとった人も、若い人もいるが、
     それぞれの事情で勤めている彼ら。
     雇用側からすればもっと頑張って欲しいと思い、
     雇われている側からすれば、そんなにはやりたくない。

     モチベーションをどうやって維持すればいいのだろう。
     どこを目指せばいいのだろう。

     自分もアルバイトから採用されて20年。
     次第に雇用側に染まってきて、
     でも、若い彼らの明日をサポートしてあげたい、とも思う。

     中年の明日も不安だけど、若者の未来がせつなく思え

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    2017年08月16日
  • 若者を殺すのは誰か?

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     僕が好きな城繁幸さんの本なんだけど、ちょっと荒削りな感じがしたなあ。あと、もうちょっと対象となる部分を絞って深堀りした方がよかったんじゃないかと思う。それでも城さんの既得権益層に対する怒りは十分すぎるほど伝わってくるし、「なるほど!」と思える部分も多い。派遣の規制強化が大企業による派遣切りにつながったという主張etc。
     ただ、あんまり「バカ」とか乱暴な表現は使わない方がいいんじゃないかと思う。週刊誌連載だったから、多少ラフな表現になるのは仕方ないと思うけど、本の品位を落としてしまっている気がする。
     

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    2012年12月04日
  • 若者を殺すのは誰か?

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    20121121 考えさせられる本、どうあるべきかをイメージして選択して行かないと結局は自分に帰ってくる。動かなければと思わせる本。

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    2012年11月21日
  • 若者を殺すのは誰か?

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    SPA連載の単行本化

    切れ味はだんだん上がっている?かもだけどネタは相変わらずかな。問題があまり解決されていないからね。政治はあいも変わらず迷走しまくりで、突っ込むネタには事欠かない。
    根本的には政治マターであり、民主主義の構造的な欠陥である。

    処方箋はあるし、変化の兆しはあるのだけど、まぁ暗澹たる気持ちになるね。。。顔の見えない老人は憎めるが、顔の見える身近な老人は憎めないっす。

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    2012年11月04日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    【雇用】会社側が正社員と派遣社員をどう捉えているのかが分かりやすく説明されている。両者の関係を現代の身分制度と本書では表現しているが、雇用に関する法律から考えるとこれ以上適切な表現はないだろう。終身雇用を前提とした新卒採用の限界、年齢に応じた給与支給システムによる転職の壁などに興味がある人は一読をおすすめ。

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    2012年10月20日
  • 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代

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    標題のごとく、転職したり起業したりして最初の会社を辞めた人たちのインタビュー22件。そこには22通りの若手の人生が描かれる。ただ取り上げてるのは上昇志向のいわば転職でステップアップした人たちだ。ただ、「転職は1億円損をする」という本によれば、転職するとおおむね収入はダウンすることの方が多いと言っている。今時の若者にとって生き方が多様になり、卒業時点でその先が思いもよらぬ展開になる。就職できずに何年も過ごすはめになる人からみたら、転職できるだけいいじゃない?といえる。

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    2012年06月22日
  • 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代

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    若者に限定しているが、総論的にはこれからの仕事の意識論である。雇用はこうあるべし、社会はこうあるべしというのはある程度の啓蒙性持つ反面、ほとんど影響ということに関しては期待できない。日本の雇用慣行「終身雇用」「年功序列」「企業内労働組合」「サービス残業」は確かに崩れつつあるし、これからもその傾向は続くだろう。一方で終身雇用、年功序列は労使双方が望む場合も多く、一律的でない。

     日本の職業問題は、ひとつにやりたいことが確信できないまま就職先を選ばなければならず、しかも間違ったと気付いてもやり直しがかなり難しい点になる。要は転職市場が質・量共に未だ未成熟ということである。そのため、思い切って合わ

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    2012年04月29日
  • 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代

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    転職者の事例集のような感じ。今読むのにとても適していた。自身の市場価値を高めることの重要性を改めて実感する。
    会社に頼るのではなく、自分の力に頼る。そんな生き方をしたいと思う。

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    2012年04月10日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    日本型雇用がすでに破綻していることを、これでもかと示してくれます。そう言えば私の職場でも若い人が入らなくって、何年経っても新人みたいな雑用させられてるなぁ・・・

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    2012年04月05日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    世代間格差、日本型終身雇用の弊害について指摘する。
    問題は構造であると指摘する。
    年功序列の職能給からポジションに見合った職務給にシフトすることで、正社員、派遣社員、契約社員などの契約上の壁をなくし、雇用の流動化を図ることが今後の日本経済を立て直す鍵になる。

    春から社会人となるが、大学生2年生くらいで読んでおくべきだったと感じた。

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    2012年02月04日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    日本の雇用環境について学べる本。
    雇用の流動化の必要性を提言しているが、政府にその動きはなく、既得権へのメスが入らない事に憂慮している。
    雇用とは、会社とは、キャリアとは、どういう形であるべきかを考えさせられる。

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    2012年01月28日