城繁幸のレビュー一覧
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私の職場にはなかなか新入職員が入ってこない。そして、入ってきてもすぐにやめてしまう。こちらの求める物が高すぎするのか、それとも若者の忍耐力が不足しているのか。私は今の若い20台の世代は、休みや給与、むしろ休みや退社時間にばかり目が向いていると考えていた。しかし、実際にはそればかりではないようだ。むしろ、引退後の生活、無駄に物をほしがらないというように堅実で、かつ現実社会をよく見ているのかもしれない。
若者は下積みは望んでいない、意味のある、やりがいのある、責任ある仕事をしたいと思っているのかもしれない。40台手前の私の頭も、昭和な価値観、年功序列の価値観が支配している。私の仕事の顧客は個人個 -
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ネタバレ政府の雇用政策に隠された真実、企業の都合、笑う経営陣、そして苦しむ若者。
社会の様々なアクターがなぜ今こんな状況に置かれているのかが見えてくる。
著者の城さんは、年功序列制度が諸悪の根源とまで言うように、とにかく年功序列を徹底的に批判している。
今の日本が抱える、少子化、派遣社員・フリーター・ニートの増加、格差社会、2007年問題等々の問題は年功序列制度がそもそもの原因であると述べている。
年功序列が本当に全ての原因かどうかはわからないけど、納得できることが本当に多い。
「最近の若者は我慢が足りない」と言われ、若者だけが批判されがちだけど、若者に道を譲らず既得権にしがみ付いている老人たちは -
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ネタバレ「考え」
サブタイトルがメインの内容。今まで終身雇用がどのように支えられ、現在どのような制度不良を抱えているのか整理。
これは、大学のうち(就活前)に読んでほしいようなほしくないような気持ちになった。というのも結論今のところ大企業の正社員になっておくことが安定であることを認めてしまっているからだ(終身雇用を批判する内容であるにも関わらず)。皮肉。。ゲーム理論でいう囚人のジレンマ的な状況。
ただ、いつまでも雇用調整を非正規労働者に押し付ける訳にはいかず、とはいえ安定を求めて入って自らも既得権益層になる大企業正社員に内部からの変革を求めるのは難しい。。この本も現状整理は非常に分かりやすいが解決 -
Posted by ブクログ
タイトルから、データを駆使しながら若者と企業のミスマッチを証明するような本だと思っていたが、実際は全く異なる。
日本企業の年功序列制度にメスを入れ、若者がスポイルされる仕組みを解明する。
経済成長時代、年功序列制度はきわめて上手く機能していた。新卒採用の若者は、終身雇用を前提に、下働にも耐えられた。終身雇用は職人を育てるのに最も適しており、企業に蓄積された技術が継承され、日本のものづくりのレベルを上げた。
経済成長が止まり、能力主義が導入されたが、これは日本型年功序列的能力主義であり、基本的なスタイルは変わっていない。
しかも、幹部の高給を保つために、若者はますます搾取される。
このことに気づ -
Posted by ブクログ
ネタバレシルバー・デモクラシーに警告を鳴らし、持続可能な社会の実現を目指すための世代間格差の是正を提言する本。具体的な政策の提言が数多く記載されている。他国で導入されていて実績のあるものが多く、絵空事ではないと思った。
・雇用問題では「金銭解雇を含めた解雇ルールの明文化」「同一労働同一賃金」の法制化
・年金問題では「年金の事前積立方式の導入」「政府から独立した世代間公平委員会の設置」
・政治改革では「地方自治体における選挙権年齢の引き下げ」「被選挙権年齢の引き下げ」
・子育て・教育問題では「教育バウチャーの支給」「給付付き税額控除の導入」 -
Posted by ブクログ
有能な人材が上に上がるわけではない、職業カーストが発生している日本。これは実感としてある。前職では、一応管理職候補として、採用された。子会社で私より年次が2つ上の先輩を見ていたが、私よりよっぽど優秀であった。社内でどう考えても私より有能なのに、私より上に出世するルートが用意されていない。不思議でたまらない。ただ、自分は上位側にいたわけで、危機感はないわけだが。
有能な人がその分の対価をもらえる合理的な日本にならないと、そのためには、年功序列ではなく、職能で対価をもらい流動的な雇用制度にならないと。日本は早めに、この決断を下さないと、先が暗く、より自殺者が増えるかもしれない。。。難しい問題である -
Posted by ブクログ
切れ味鋭い城さんの新書。城さんやmy news japanの渡邊さんも常々言っているが、若者にとっては、企業が簡単にクビにできるような法律を政治がさっさと決めてくれるように動いた方がいいと思う。正社員を守ろうとすればするほど、簡単にクビにできないから企業は採用を抑えようとして正社員のパイが減るし、運よくもぐり込んでも残業させられるばかりで新しい人間は入ってこない。仕事がどうしても合わないケースなんてあるに決まっているのだから、もっと流動性の高い世の中にすることが企業にとっても若者にとっても望ましいと思う。それは子育てなどでキャリアの一時中断を余儀なくされる男女にとっても重要。再挑戦がしにくい今