城繁幸のレビュー一覧

  • 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代

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    自身のキャリアを考えるために読むことにしました。
    少々前にでた本でしたが、日本の終身雇用・年功序列に対して的確な問題提起をしており、あ~なるほどたしかにと思う部分がかなりあった。
    今の日本の企業もたいして変わらないし、自分が就職活動しているときにこの本に出会っていたら外資にも興味を持っていたかなと。

    若いビジネスマンで今の会社人生に疑問を持っている方でどうしていいかわからない方は一度読んでみることをお勧めします。

    極端な例も多いですが、勇気づけられます。

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    2012年02月07日
  • 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代

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    将来が約束されているとは限らないのに会社にしがみつく生き方なんてしたくない。既得権益にどっぷり浸ってる連中にも騙されたくない。日本の抱える雇用問題を分かりやすく提示され自分のキャリアについて深く考えないことでの損失は莫大なものだと思わされた。自ら切り開いて行く姿勢がなければ良くて飼い犬、悪けりゃ野良犬になっちゃうよ..

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    2012年02月01日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    日本型雇用の限界、非正規労働者へのシワ寄せ、既得権益等々..今の日本が抱える雇用問題を丁寧に解説した一冊。一読の価値あり。

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    2012年01月31日
  • 世代間格差ってなんだ 若者はなぜ損をするのか?

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    雇用、社会保障、政治参加、子育て・教育・家族の四つの課題に対し、世代間格差という切り口からワカモノマニュフェストを提言した一冊。政治参加、ユースデモクラシーの構築の箇所が興味深い。シルバーデモクラシーの現状、0~30代までの人口割合は44.9%だが、その年代の国会議員は8.8%。60代以上の高齢者の人口割合は28.1%に対し、その年代は41.0%(2008年人口推計よりデータ作成)。対策として、若者参画基本法、若者担当大臣、世代別選挙区、若者クォータ制(割当)etc。また社会保障における利害調整機関として、省庁の上位機関、独立機関(ex.日銀)としての世代間公平委員会、ベース財源の確立は至極全

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    2012年01月14日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    解決策は完全に見えているのに、この20年何も手を付けて来なかったこの国って一体なんだろね?

    この本の最終章のような明るい未来は来るのかね?多分ダメなんだろうなあ…底が抜けてみないと気付かない民族だからねえ、日本人て。

    今庶民にできることと言えば、選挙に行ってみんなの党に投票すること。マトリックスの中にいる人たちに現実を教えてあげること。その時の為に自己防衛をしておくこと、くらいかな。

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    2011年12月04日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    面白い!主義、主張がストーリー仕立てで展開されており
    入り込みやすい。
    最終的に人材が流動化されるのっていつだろう。
    職業・職種・その仕事に応じてお給料が決まるシステム、
    より人々は必死に働くし、それで経済が下を向くことってないのかも
    しれない。
    もっと人が好き好きで生きれるような社会がいいと思う。

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    2015年11月12日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    ネタバレ

    20年前の『若者はなぜ3年で辞めるのか』を再読。ジョブ型が出てきたとはいえ、ジョブローテ文化は今も根強い。しかも今は「3年」が基準ですらなく、もっと早く辞める人も増えてる始末。むしろ悪化とか…日本の人事部ほんと学習しないなぁ。

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    2025年09月29日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    社会本というのですかね?物語ではない本はかなり久々に読みました。2006年初版とのことで、初版から19年経っておりだいぶ日本も変化したと思います。社会人になってまだ数年、これからの働き方について考えさせられる一冊でした。敷かれたレールの上を走り続けるのは確かに楽だけど、これからの日本ではそれが通用しない。年功序列の弊害について知れた。

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    2025年09月03日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    今を生きる若い者のしての意見にはなりますが、年齢層が上の世代との違いなど、働くことについて真面目に考えさせられる一冊でありました。

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    2024年07月06日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    働くことへの動機づけが変化してきている。年功序列が機能し高度成長を持たされてきたが、年功序列が終わり成果主義の時代となって来ている。現実は成果の出せない成果主義の中、働く意味を問われているとおもう。

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    2024年03月04日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    ネタバレ

    年功序列の制度が今でも根強く続いていることがわかりました。仕事に対する価値観の違いから、勤続年数の低下が生まれていると改めて感じました。

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    2023年01月19日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    東大という基盤があってこその意見という気はするけど、欲しいものはやっぱり自分で手に入れるしかない。年功序列うんぬんは言い訳でしかない

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    2022年01月23日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    私の職場にはなかなか新入職員が入ってこない。そして、入ってきてもすぐにやめてしまう。こちらの求める物が高すぎするのか、それとも若者の忍耐力が不足しているのか。私は今の若い20台の世代は、休みや給与、むしろ休みや退社時間にばかり目が向いていると考えていた。しかし、実際にはそればかりではないようだ。むしろ、引退後の生活、無駄に物をほしがらないというように堅実で、かつ現実社会をよく見ているのかもしれない。

    若者は下積みは望んでいない、意味のある、やりがいのある、責任ある仕事をしたいと思っているのかもしれない。40台手前の私の頭も、昭和な価値観、年功序列の価値観が支配している。私の仕事の顧客は個人個

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    2021年08月01日
  • 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか ――アウトサイダーの時代

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    新卒で入社した会社を比較的早い段階で退職した人のその後について取材して書かれている本。転職者だけでなく独立した人についても書かれている。

    2008年の本だが城繁幸の問題意識はブレないなと感じる。具体的には以下の2点だ。
    年齢給と解雇規制
    伝統的な日本の大企業では、職能給ではなく年齢給(年功序列ともまた異なる)の給与体系である。これに解雇規制が合わさると、新卒一括採用が中心、中途採用にあたっても「ポジションに見合った能力」だけでなく「ポジションに見合った年次」であることを求めるようになる。既卒者を新卒と同じ待遇で採用することは無いく、氷河期世代のように景況に恵まれなかった世代はその後のリカバリ

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    2019年08月03日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    ネタバレ

    政府の雇用政策に隠された真実、企業の都合、笑う経営陣、そして苦しむ若者。
    社会の様々なアクターがなぜ今こんな状況に置かれているのかが見えてくる。

    著者の城さんは、年功序列制度が諸悪の根源とまで言うように、とにかく年功序列を徹底的に批判している。
    今の日本が抱える、少子化、派遣社員・フリーター・ニートの増加、格差社会、2007年問題等々の問題は年功序列制度がそもそもの原因であると述べている。
    年功序列が本当に全ての原因かどうかはわからないけど、納得できることが本当に多い。

    「最近の若者は我慢が足りない」と言われ、若者だけが批判されがちだけど、若者に道を譲らず既得権にしがみ付いている老人たちは

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    2019年03月03日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    日本の年功序列制度は、中国の資本主義社会の縮図。

    若い社員(=農村部)が高齢者(都市部)を支える構造が完成されて今でもそれを引きずっている。内側から崩壊する中国の歴史と同じ道をたどろうとしてる。

    初めて日本の年功序列制度の問題を知ったのかもしれない。

    さらに日本は少ない若手で多くの高給取りを支えなければいけない呪いにかかっている。

    長年働いたベテランたちはサラリーをもらえると当然思っているだろうけど、若手はそれに気づいて大手に向かっているのか…

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    2019年02月28日
  • 7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想

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    ネタバレ

    「考え」
    サブタイトルがメインの内容。今まで終身雇用がどのように支えられ、現在どのような制度不良を抱えているのか整理。

    これは、大学のうち(就活前)に読んでほしいようなほしくないような気持ちになった。というのも結論今のところ大企業の正社員になっておくことが安定であることを認めてしまっているからだ(終身雇用を批判する内容であるにも関わらず)。皮肉。。ゲーム理論でいう囚人のジレンマ的な状況。

    ただ、いつまでも雇用調整を非正規労働者に押し付ける訳にはいかず、とはいえ安定を求めて入って自らも既得権益層になる大企業正社員に内部からの変革を求めるのは難しい。。この本も現状整理は非常に分かりやすいが解決

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    2017年05月05日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    タイトルから、データを駆使しながら若者と企業のミスマッチを証明するような本だと思っていたが、実際は全く異なる。
    日本企業の年功序列制度にメスを入れ、若者がスポイルされる仕組みを解明する。
    経済成長時代、年功序列制度はきわめて上手く機能していた。新卒採用の若者は、終身雇用を前提に、下働にも耐えられた。終身雇用は職人を育てるのに最も適しており、企業に蓄積された技術が継承され、日本のものづくりのレベルを上げた。
    経済成長が止まり、能力主義が導入されたが、これは日本型年功序列的能力主義であり、基本的なスタイルは変わっていない。
    しかも、幹部の高給を保つために、若者はますます搾取される。
    このことに気づ

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    2016年07月28日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    来年から社会人になるので手に取ってみました。

    私の周りでも社会人1年ないし2年くらいで転職をしたいという友人が多く、電車の広告には転職のものを毎日見て、そんなに会社を続けられないほどの恐ろしいことがまっているのだろうかとても不安でした。

    本書は、年功序列制度について詳しく書かれていて、いままでなんとなく耳にしていた言葉が、社会にどういった影響を与えたのか、また今はどうなのか、わかりやすく読みやすかったです。
    成功主義でも年功序列でも生きにくいようになっていて、それが分かったうえでどう生きるのか、考えさせられました。

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    2016年01月16日
  • 若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~

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    ・自分の能力を発揮できるというのは、とても幸せなこと
    ・マネージャーの道orプレーヤーの道
    ・一度レールから外れてしまった人間に機会を与えるして無を作ることも重要だろう。国でも経団連でもいい。企業に対し、採用者の中に一定数の既卒を入れる目標を与えることで、多くの人間に機会を与えることができるはずだ。

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    2015年10月25日