城繁幸のレビュー一覧
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自身のキャリアを考えるために読むことにしました。
少々前にでた本でしたが、日本の終身雇用・年功序列に対して的確な問題提起をしており、あ~なるほどたしかにと思う部分がかなりあった。
今の日本の企業もたいして変わらないし、自分が就職活動しているときにこの本に出会っていたら外資にも興味を持っていたかなと。...続きを読むPosted by ブクログ -
将来が約束されているとは限らないのに会社にしがみつく生き方なんてしたくない。既得権益にどっぷり浸ってる連中にも騙されたくない。日本の抱える雇用問題を分かりやすく提示され自分のキャリアについて深く考えないことでの損失は莫大なものだと思わされた。自ら切り開いて行く姿勢がなければ良くて飼い犬、悪けりゃ野良...続きを読むPosted by ブクログ
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日本型雇用の限界、非正規労働者へのシワ寄せ、既得権益等々..今の日本が抱える雇用問題を丁寧に解説した一冊。一読の価値あり。Posted by ブクログ
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雇用、社会保障、政治参加、子育て・教育・家族の四つの課題に対し、世代間格差という切り口からワカモノマニュフェストを提言した一冊。政治参加、ユースデモクラシーの構築の箇所が興味深い。シルバーデモクラシーの現状、0~30代までの人口割合は44.9%だが、その年代の国会議員は8.8%。60代以上の高齢者の...続きを読むPosted by ブクログ
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解決策は完全に見えているのに、この20年何も手を付けて来なかったこの国って一体なんだろね?
この本の最終章のような明るい未来は来るのかね?多分ダメなんだろうなあ…底が抜けてみないと気付かない民族だからねえ、日本人て。
今庶民にできることと言えば、選挙に行ってみんなの党に投票すること。マトリッ...続きを読むPosted by ブクログ -
面白い!主義、主張がストーリー仕立てで展開されており
入り込みやすい。
最終的に人材が流動化されるのっていつだろう。
職業・職種・その仕事に応じてお給料が決まるシステム、
より人々は必死に働くし、それで経済が下を向くことってないのかも
しれない。
もっと人が好き好きで生きれるような社会がいいと思う。Posted by ブクログ -
働くことへの動機づけが変化してきている。年功序列が機能し高度成長を持たされてきたが、年功序列が終わり成果主義の時代となって来ている。現実は成果の出せない成果主義の中、働く意味を問われているとおもう。Posted by ブクログ
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年功序列の制度が今でも根強く続いていることがわかりました。仕事に対する価値観の違いから、勤続年数の低下が生まれていると改めて感じました。Posted by ブクログ
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東大という基盤があってこその意見という気はするけど、欲しいものはやっぱり自分で手に入れるしかない。年功序列うんぬんは言い訳でしかないPosted by ブクログ
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私の職場にはなかなか新入職員が入ってこない。そして、入ってきてもすぐにやめてしまう。こちらの求める物が高すぎするのか、それとも若者の忍耐力が不足しているのか。私は今の若い20台の世代は、休みや給与、むしろ休みや退社時間にばかり目が向いていると考えていた。しかし、実際にはそればかりではないようだ。むし...続きを読むPosted by ブクログ
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新卒で入社した会社を比較的早い段階で退職した人のその後について取材して書かれている本。転職者だけでなく独立した人についても書かれている。
2008年の本だが城繁幸の問題意識はブレないなと感じる。具体的には以下の2点だ。
年齢給と解雇規制
伝統的な日本の大企業では、職能給ではなく年齢給(年功序列とも...続きを読むPosted by ブクログ -
政府の雇用政策に隠された真実、企業の都合、笑う経営陣、そして苦しむ若者。
社会の様々なアクターがなぜ今こんな状況に置かれているのかが見えてくる。
著者の城さんは、年功序列制度が諸悪の根源とまで言うように、とにかく年功序列を徹底的に批判している。
今の日本が抱える、少子化、派遣社員・フリーター・ニー...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の年功序列制度は、中国の資本主義社会の縮図。
若い社員(=農村部)が高齢者(都市部)を支える構造が完成されて今でもそれを引きずっている。内側から崩壊する中国の歴史と同じ道をたどろうとしてる。
初めて日本の年功序列制度の問題を知ったのかもしれない。
さらに日本は少ない若手で多くの高給取りを支...続きを読むPosted by ブクログ -
「考え」
サブタイトルがメインの内容。今まで終身雇用がどのように支えられ、現在どのような制度不良を抱えているのか整理。
これは、大学のうち(就活前)に読んでほしいようなほしくないような気持ちになった。というのも結論今のところ大企業の正社員になっておくことが安定であることを認めてしまっているからだ(...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルから、データを駆使しながら若者と企業のミスマッチを証明するような本だと思っていたが、実際は全く異なる。
日本企業の年功序列制度にメスを入れ、若者がスポイルされる仕組みを解明する。
経済成長時代、年功序列制度はきわめて上手く機能していた。新卒採用の若者は、終身雇用を前提に、下働にも耐えられた。...続きを読むPosted by ブクログ -
来年から社会人になるので手に取ってみました。
私の周りでも社会人1年ないし2年くらいで転職をしたいという友人が多く、電車の広告には転職のものを毎日見て、そんなに会社を続けられないほどの恐ろしいことがまっているのだろうかとても不安でした。
本書は、年功序列制度について詳しく書かれていて、いままでな...続きを読むPosted by ブクログ -
・自分の能力を発揮できるというのは、とても幸せなこと
・マネージャーの道orプレーヤーの道
・一度レールから外れてしまった人間に機会を与えるして無を作ることも重要だろう。国でも経団連でもいい。企業に対し、採用者の中に一定数の既卒を入れる目標を与えることで、多くの人間に機会を与えることができるはずだ。Posted by ブクログ -
10年近く前に出た本だけど、今も状況は変わってないんだろなと。
現代の若者論ってよりも若者を犠牲にして今も生き延びているリバイアサンすなわち年功序列制度についての批判的な論説。経済が右肩上がりでなくなり、今まで労働者を昭和的価値観のもとレールの上を走らせてうまいこと回ってた世の中がそうはいかなくなっ...続きを読むPosted by ブクログ -
八年ぶりの読み返し。なぜ高2の時にこれを読んだのか。
概ねここに書かれた通りの現実であり、捉え方も主流なように感じるが、それは俺の読むメディアに偏りがあるからだろうか。反論も特になく。単線型のキャリアパスとあやふやな職務分担、それから職場の人員構成が原因で、解決策は複数の価値体系よるピラミッド(技術...続きを読むPosted by ブクログ -
2006年の本。
若者とあるけれど、主題になっているのは、本著を上梓した著者とほぼ同年代の30代のこと、かなと感じる。いささか感情論に流れているきらいもある。
バブル世代こそが入社したのに年功序列神話が崩壊して割りを食っているというが、そもそも、その正社員にすらなれずに昇給もない非正規雇用にされた...続きを読むPosted by ブクログ