岩崎夏海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
設定はかなりアコギだ。
前作は、事実を小説にしたものだと、その登場人物の一人が、作家として実体化して登場する。もちろん、他の登場人物も生身の人間として現れる。
酷えなあ、と思ってたが、その辺除けば前作より随分こなれていた
まあ、泣くようなシーンは無くなっていたが。
登場人物がみんなドラッカー信者だったり、マネジメント信者だったり、何でそもそもマネジメント対象に野球部にこだわるんだとか色々ファンタジーだが、ドラッカー理論の導入書としても、悪くない。
主人公の内気な女の子が、窓からドラッカーの本が落ちてるのを見つけて、そっと持ち去るって、泥棒やんけ、学校に届けろよのシーンから始まったが。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレイノベーションを用いた小説は珍しく、青春時代を舞台にした青春物語の一面も含まれている。
だが、本書は小説というより、ドラッカーの「イノベーションと起業家精神」を解説している部分が多数を占めていた。
残念ながら、小説としては微妙。
しかし、経営の技術書とも言えるドラッカーの言葉をわかりやすく表現してくれるのが本書の魅力。
ドラッカーの書籍は専門書に近いぐらい、内容を理解するのが容易ではない。
だが、高校野球を事業(ビジネス)に例えて、経営者にしかわからない事例やノウハウを理解できたのは○。
単刀直入にいうと、ドラッカーの書籍からは学べるものがある。
実際に本書を読んでいく中で、
「 -
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- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
もしドラ」の作者が、高校野球を様々な視点から見るということを教えてくれる
印象に残ったの言葉は、
①もし4000校の学校があったら、3999校は敗れる。勝つのは1校のみ
②高い山を登れば登るほど、その山をどう降りるかが大事だ
本文とは少しニュアンスが違うかもしれませんが、
この2つのこと
選手として、支える家族として、高校野球に携わったことのある人なら共感できるところも多いと思う
勝利を得ることよりも、勝利を得るための過程にこそ、高校野球の醍醐味があることを
試合までに4000校あれば、4000校分のドラマがあることを
どんな山を目指し、どうやって降りてゆくのか
高い山ほど