蓮川愛のレビュー一覧
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慈英×臣シリーズのスピンオフ作品。
「~夜のための寓話」と「哀情」に出てきた
碧と朱斗のオハナシ。
泣き虫な朱斗と俺様な碧の若々しい恋愛模様が楽しめる作品。朱斗が碧に泣かされてばっかりだ(笑)
個人的には「イツカノミライ」がおすすめ
時間軸が明記されていないけど『真情』以降の
臣たちが登場します。
「真情」で臣と慈英がどんな決断をしたのか
その先が垣間見えます。慈英に危害が及びそうになって
ぶち切れる臣さんがかっこよかった。それはもうかっこよかった(しつこい)
慈英と臣はホントに大人になったな…とシリーズ愛読者として我が子の成長を見てほろりと涙しそうな、そんなストーリ。でも主人公は碧×朱斗。
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蓮川先生の描かれる碧と朱人にうっとりとしてしまう表紙。
大人しくて控え目でいじらしい朱人のおっとりとした関西弁の
謝罪がとても情欲を増す気がします。
何故かいつも冷たくされて泣き顔の朱人が堪らなく可愛らしい。
鬼畜の碧の複雑な愛の表現なのでしょうね、好きな子程苛めたいという。
それにしても崎谷先生の作品は馴染みのある違う作品の方々が登場してくれるので嬉しくてたまりません。
今回も慈英の展覧会で一悶着あるのですが、そこに登場された臣さん、麗しく素敵でした。
大活躍ですしね。
慈英と臣さんは本編ではまだまだ試練がありそうですけれど、こうして別の作品に登場されると長年連れ添った夫婦みたいで凄く良かっ -
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前作が単純明快な王道ロマンスだったのに対し、続編のこちらはミステリー仕立てで凝っていて、ものすごく楽しめました。
宗教施設が舞台で、ストーリーもミステリアスなのに、Hだけは節操がないのがいいです。かと言って、イチャコラによって雰囲気が壊れることもなく絶妙。
そもそも、煌夜拉致騒動の原因が宗麟の大勘違いだったところが事の発端で、そこで黎枝は宗麟からまさかの告白をされちゃってるんですよね。正義の枢機卿というよりは、一途で純情な枢機卿だった宗麟に驚かされました。
で、そのまんま突っ走ってる。
あくまでもクロいツンデレを貫き通している黎枝は、性欲解消ならばと揶揄したせいで宗麟に押し倒されてしまいます。 -
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長編というだけで☆5なんですが。慈英(年下画家)×臣(年上刑事)シリーズの、1冊目です。
とにかく、世間からずれまくっている慈英というキャラがまず魅力的。臣さんのほうは、複雑な環境で育って、ちょっと偏っている。身体で相手をなんとか満足させようとするところがある。それはまあありがちながら、そんな彼が刑事っていうところがおもしろい!
崎谷さんは、えっちシーンが、受けがあんあん言っちゃうのが少し苦手なんですが、臣さんのキャラ設定はそれとちょうどそれがちょうどいい感じで、過去のトラウマから脱却できない不安を、なんとか慈英くんが取り除こうとするんだけど、落ち付いているように見えて、こちらは年下で、そう -
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「愛している...俺の運命のひと」
アシュラフ王子がこれでもかという程、和輝中心です。
仕事もキャンセルしてPJで会いにきてしまうというほどに。
和輝が兄の様に慕ってきた外交官の久遠に思ってもみない告白をされたり、アシュラフの有能な秘書ユリウスからきつい言葉を告げられて、自分の立場を考える和輝。
けれど愛は勝つのです〜♡
アシュラフ王子は身分も顧みずに和輝との関係が本気であるとある行動にでます。また、和輝のご両親も素晴らしく。
同級生のルカとマクシミリアンも登場します。
うっかり飲み過ぎてリビングで寝過ごしてしまった和輝が帰ろうとするとルカのマクシミリアンを誘う声が聞こえてきたり。。。
ロッセ -
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表紙に目を奪われました。垂れ下がる木の枝の下、寄り添っている儚げで切ない慈英と臣。
記憶を取り戻したのに、自分の身の回りが慌ただしくなり焦っているのか今一つ臣と噛み合ない事に苛ついている慈英。
臣は最初の頃から比べると、穏やかな愛で慈英を包み込んでいる気がします。もちろん、彼なりの葛藤はありますが。
今回は、慈英になりたくて慈英の彼女達を横取りしたり、作品を盗作したりと慈英に執着するあまり臣にもちょっかいをかけてきたあの三島が登場します。
しかも、彼が入信していた新興宗教の教祖、壱都を匿って欲しいと。
新興宗教などと怪しい感がありますが、子供の頃からそういう特殊な環境で育った純粋な壱都の存在が -
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ネタバレ慈英×臣シリーズ6
超常現象系のお話じゃないはずだけど、壱都はいい感じに神秘的だから、まぁいいか。
できあがったCPのはずの二人ですが、まだまだとばかりに一歩一歩絆を深く強固にしていくのですね。
ただ、その為の試練の渦中の彼らはこれまでの彼らではないです。今までの魅力的な性格も関係性も崩れ去ってます。
そして、その二人に共感も萌も見いだせない私。
仕事に真摯に取り組んでた臣も、今回の仕事ぶりは???だし。
慈英は、記憶戻っても、喪失時を引きずってるかのような言動を繰り返すし…。
悲しいなぁ。
今回私には、二人よりあの三島が魅力的に思えました。
見方を替えれば偏執的に執着してるのかもだけど -
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ビスクドールに興味がある女子はいっぱいいるだろうけど、あの手の精巧にできたお人形が苦手な人も少なくないと思います。
この話はメインにビスクドールが登場。なんと言っても攻の夏目が人形作家なので。この夏目の人形写真集をつくるため出版社勤務の敦彦が彼の家を訪ねるところから話が始まるんですが…
過去のトラウマから、敦彦は人形が大の苦手。しかし、頼まれたら嫌と言えない気質のせいで夏目との仕事を嫌々引き受けてしまいます。その夏目、敦彦を一目見た途端、気に入ってしまい急接近してきます。それはもうすごい。触ってきたり、キスしてきたり異常に執着してきます。実は溺愛するビスクドールに敦彦がそっくりだったせいなん -
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書き下ろしです。
連載していたSATの遠藤と神宮寺の話が先に本になるかと思ってました。でも、スピンオフの警視庁警備部警護課第4係に所属する峯神と名田のcpも読み応えありました。
今流行のSPモノですね。それだけでも読むのが楽しいかんじ。
お仕事に関してきっちり設定があるので、どちらかといえば色恋より比重があったりするけど苦にはなりません。SPの仕事面も気になるから、これ位描いてくれたほうが嬉しかったし。
痛くない程度に、ドキドキハラハラさせられます。
警護に関するSPのプレッシャーとか不本意な仕事や、峯神の兄からの軋轢など、リアルで読みどころはいろいろありましたが、なんと言っても特筆すべきは、