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【イラスト付き】 失った記憶を秀島慈英が無事に取り戻し、あまい日々が続くものと思っていた小山臣だったが、いまだ二人の関係はどこかぎくしゃくしたまま。そんな二人のもとを突然、年若いが独特の雰囲気をまとった壱都を連れて三島が訪れた。新興宗教の教祖だという壱都とともに逃げてきたと語る三島は、大切に仕えていた壱都を臣にあずけ、姿を消してしまい……!?
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Posted by ブクログ
シリーズ7作目。 慈英が無くした記憶を取り戻し穏やかな日常になると思っていたけれど2人の間に微妙な空気が流れるようになってしまう。 そんな2人の元にかつて騒動を起こした三島がとある人物、壱都を連れて訪れ…。 2人の関係が新たな道へと進み始めます。 ただ臣の為(それは自分の為でもある)に様々な心の悩...続きを読むみもどかしさに苦悩する慈英。 記憶を失っていた自分と今の自分の狭間でもがき苦しんで。 三島と壱都が現れ、そして壱都の言葉に慈英がようやく出した思いや決意、覚悟に臣への気持ちの深さに涙しました。 臣の覚悟も決められて事にも。 しかしラストが落ち着くかと思わせながら、まだまだ波乱を思わせる終わりた方でどうなっていくのかがドキドキです。 しかし次作はスピンオフ。 刊行順での再読なので8作目「あなたは怠惰で優雅」へ行きます!
初めユラユラしてたのは慈英だったのに、最後にぐらつくのは臣なんですね。慈英に対する根本的なスタンスが変わらなくて強欲になりきれない臣。結局慈英が道を指し示した訳だけど、そろそろ二人に関して臣から積極的になって欲しいものです。 壱都の存在が大きかったね。迷って足元しか見てない時に、ふっと光を差し込んで...続きを読むくれるような存在でした。三島の変貌ぶりも・・・久しぶりなこともあって、別人にしか思えませんでした。 慈英の絵画について、臣の感想がいいね。壱都にはうるさいくらいの言葉も、臣には心地良く感じると。 最後に出てきた母親の存在。この二人がどう成長して落ち着くのか、続きが楽しみです。
表紙に目を奪われました。垂れ下がる木の枝の下、寄り添っている儚げで切ない慈英と臣。 記憶を取り戻したのに、自分の身の回りが慌ただしくなり焦っているのか今一つ臣と噛み合ない事に苛ついている慈英。 臣は最初の頃から比べると、穏やかな愛で慈英を包み込んでいる気がします。もちろん、彼なりの葛藤はありますが。...続きを読む 今回は、慈英になりたくて慈英の彼女達を横取りしたり、作品を盗作したりと慈英に執着するあまり臣にもちょっかいをかけてきたあの三島が登場します。 しかも、彼が入信していた新興宗教の教祖、壱都を匿って欲しいと。 新興宗教などと怪しい感がありますが、子供の頃からそういう特殊な環境で育った純粋な壱都の存在が印象的でした。 周りが微笑みたくなるような、無な存在。 彼がよく飲みたがるジンジャーミルクティがほんのりと人間らしさを伺わせます。 その大切な人の為に三島が命がけで動きます。 以前慈英に執着していた自己中心な三島ではありません。 そこに臣も慈英も力を貸したんでしょうね〜 臣と慈英の恋愛中心ではなくて、他者が絡んでくるお話ですが内容が濃くて読み応えがありました。 最後に三島が臣の母親について触れています。 臣にとっては鬼門である母との関係が次巻に紐解かれるのでしょうか。 明るい展開にはならないかもしれませんが、次巻が待たれます。
何がどうしてそうなった?どこでどう違った?戸惑いもがく慈英と臣。記憶を失ったことで再構築された慈英はそれまで見えなかった人の心の機微と自分の無神経さに気づき、そしてそれが臣を傷つけることを知り慄く。再登場の三島の連れてきた新キャラ・壱都がくれるヒントで、慈英と臣の間に出来た壁を越える糸口を彼らと一緒...続きを読むになって私も考えながら読んだ。終盤の慈英の絵に関する臣の感想で、私も慈英と同じように光明が見えた。閉じた世界の中で愛し合うのではなく外への一歩を踏み出す二人をこれからも見守りたいと思う。
臣さんの母親に触れる過去の話。 重い…なぁと思いつつ、でも臣さんを形成しているものの一つがほどかれたようなそんなお話でした。 ふたりの愛はさらに深まった、
重い!!!お話でした。かなり重いし難しかったよ~。前作が涙涙の記憶喪失編で今回は甘~いお話を読めるだろうと思っていたのですが、なにやらまだ引きずっている慈英でした。 今回は前に出て来た三嶋とそして新しい登場人物として出て来た壱都という教祖が出てくるのですが、その辺りの宗教の難しいお話とかが出て来たり...続きを読むと最初のとっかかりは結構しんどかったです。 でもこの、壱都がかなり好感がもてるキャラだったので、良かったです。
◆ 慈英×臣シリーズ-06 読みながら、しんどかった。 権力闘争も然り乍ら、大きな変化が生じた(生じ始めた)が故の二人の苦しみや戸惑いに感情移入してしまったものだろうか? 誤解のないように記述しておくが、作品自体に難を感じたわけではなく、内容は今回も面白かった。 前巻からの引き続きになるが、慈英...続きを読むが完璧な超人ではなく、臣の言う「ただの男」に「成長してきた」と感じられた。 臣には非常に気の毒な話だが、私には人間くさい慈英の方が魅力的に映るし、漸く「保護者ではなく、恋人になった」と思えるのだ(苦笑) (あとがきで作者が「人間くさく懊悩する彼になりました」と記しているが、私もそう感じている)
BL成分は少なかったなぁ。 愛されて強くなったように見えた臣は根っこのところでまだ自信がないし、慈英が人間っぽい感情(失礼!w)をもてあましてグルグルジダジダしてるしで、もどかし切ない。 やさしく透明な第三者がはさまることで二人のぎこちない思いは落ちつくところに落ち着くのだけれど…二人の試練はまだ...続きを読むまだ続く模様。は・・・早く続きを!!
次回に続くっていう終わり方〜;モヤモヤ。今回は重いお話で読むのしんどかった(苦笑)前回の流れから、やっと元通りラブラブになるのかなと思ってたら新たな問題が…。人の心は難しい(苦笑)再び登場した三島がすごく変わってて見直した。こっちの方が全然いい!壱都の為にあんなに体張って…(泣)メイン二人の問題より...続きを読む途中からは彼が心配だった(笑)…男の娘には萌えないなぁ。
匿名
正直微妙です。 敵キャラだった三島の救済ストーリーが組み込まれています。 救済とストーリー自体のキーマンの真キャラも出ます。 ん~なんか生理的に駄目でした。 ここだとプラス評価ばかりなんですが、この巻と最終巻は評価が別れるのでネットリサーチをオススメします。 前回までがよかっただけに残念...続きを読むです。
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崎谷はるひ
蓮川愛
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