片山修のレビュー一覧

  • サムスンの戦略的マネジメント

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    【リード】
    サムソンが世界一の家電メーカーに成長できたビジネスモデル

    【内容】
    ○日本企業の弱み・韓国企業の強み
    - 内向きの日本企業・外向きの韓国企業
    - 日本企業の6重苦
    ・円高
    ・進まない貿易自由化交渉
    ・高い法人実行税率
    ・厳しい労働規制
    ・温室効果ガス排出削減
    ・電力不足
    ○サムスンの歴史
    - 経営哲学
    - 韓国版「熱海階段」
    ○サムスンの強み
    - リバース・エンジニアリング
    - デザイン
    - 地域専門家制度による製品仕様のローカライズ

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    2011年10月05日
  • サムスンの戦略的マネジメント

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    サムスン、則ち韓国企業の強さはどこからくるのか。

    バブル後の失われた20年にもがく日本企業を尻目に戦略的な人材確保と競争精神の醸成と強さの源が感じられる。

    一方で後半では、超成果主義や儒教が広く信仰されているが故の世間体へのプレッシャーなどの揺らぎも紹介されている。

    先端分野で世界を席巻する韓国の雄、サムスンについて深く理解できる本。


    末尾には、トヨタ自動車の章男社長の苦難が書かれている。これはサムスンの新しい社長の器を図るこれからの至難についての一つの例として記されているのだが、章男氏のこれまでの苦難(リーマンショック、品質問題、大震災)の話にやけにジーンときてしまった…やはり日本

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    2011年09月26日
  • 人を動かすリーダーの言葉 113人の経営者はこう考えた

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    [ 内容 ]
    経営評論家として三十年以上の取材歴をもつ著者が、名経営者たちへ試みた独占インタビュー。
    大企業のトヨタや松下、オンリーワン企業のデンソーや日本電産、急成長企業のユニクロやスターバックス-。
    高い志と燃える情熱で、「失われた十年」の危機からはいあがり、日本の繁栄を支え続けるリーダーたちの言葉を厳選して紹介。
    「昨日を切り捨てる勇気をもつ」「失敗が会社と人を強くする」「この人についていこうと思わせる」-。
    日本型経営の真髄を概観し、働くこと、生きることの指針となる、永久保存の一冊。

    [ 目次 ]
    変化の時代はこう読む
    日本型経営は強みか弱みか
    既存のマネジメントにはとらわれない

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    2011年04月20日
  • 人を動かすリーダーの言葉 113人の経営者はこう考えた

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    ブックフェアにて通りがかりで見つけた。易かったので購入してみた。経営者たちの声をざっと眺めてみると、結構主張が違ってるなあ、って実感。うまくいくポイントは、事業の分野や規模、時代などで全然違うんだと改めて思った。

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    2010年11月01日
  • [新装版]本田宗一郎からの手紙 現代を生きるきみたちへ

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    通院している病院の待合室で出会った本。「人生死ぬまで用事があるんだよ」というような言葉にじーんときました。そうそう。その用事は自分で見つけ出していかないとだね。ちょこちょこ読み中。

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    2012年03月13日
  • ソニー 最高の働き方

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    タイトルから気になり手に取る。本を取る前はタイトルの通りソニーの働き方、いわゆる業務効率化の様な手法をまとめた本だと思ったが、目次を見ると活躍されている社員のインタビューからコンテンツかした内容だったので、面白そうだと感じた。

    過去に前社長の平井さんが書かれた「ソニー再生」を読んでいたので繋がる部分があった。

    様々な社員の取組が取り上げられており、手を上げれば自分たちでプロジェクトを起こし、人選からマネジメントまで自分たちで実施する環境が整っていることがすごいと感じた。この内容が上層の一部エリートの中の話でなく、下層のレイヤーで同様の環境であるなら、相当働きやすいのではないかと感じる。日系

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    2025年01月28日
  • ソニー 最高の働き方

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    人は自らがやりたいと思える仕事をする時に最もパフォーマンスを発揮できる。自分の好きなことをやれる環境を与えることが大事。
    「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」創業の理念に則ったこのパーパスの下、社員が生き生きと働ける環境を作ったことがソニー復活の要因の一つ。

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    2024年10月23日
  • 豊田章男の覚悟 自動車産業グレート・リセットの先に

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    【感想】
    豊田さんのレースを始めたきっかけを知って胸が熱くなった。

    いい車、とは何か。それを感覚でわかってないといけないということで、高齢からでもレーシングドライバーになる挑戦を果たし、トヨタのマスタードライバーになった豊田さんを尊敬する。

    休みの日でも練習とか。やはり大切なのは腹を決めること、向き合うことだと確認したら

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    2023年08月11日
  • 豊田章男

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    社長就任直後リーマンショック、東日本大震災と立て続けに災厄が押し寄せるも、それをバネに指導者としての覚悟と風土改革のチャンスにしたという。「失敗をバネに」とはよく言うが、精神的に簡単な事ではないだろう。GAZOO事業部も、虚栄心や金稼ぎの手段ではなく、トヨタのため。そしてそのトヨタの存在は、日本のためという視座の高さ。企業人として、見習うべきところがあると思う。

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    2023年01月03日
  • 豊田章男

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    言わずとしれた世界のトヨタの社長。3代目のお坊ちゃまという背景を背負いながら、どのようにトヨタの躍進を支えたのかが面白かった。また、モリゾウというもう一つの顔があるからこその精神安定は本著を読んで知った。

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    2022年10月15日
  • 豊田章男

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    ジャーナリストの著者がトヨタ社長の豊田章男氏の半生や社長就任時の功績や苦悩などの内面を多くの取材から迫った一冊。

    時価総額25兆円にのぼる日本を代表する自動車メーカーであるトヨタを率いる豊田章男氏が2009年に社長に就任してから現在に至るまでの手腕や豊田家とトヨタに対しての考えや自動車に対する想いなど氏のメディアではわからない裏側を本書でたっぷりと知ることができました。
    若き社員時代に幾多のぶつかり合いの中で結果を上げてきたことやドライバーのモリゾウと経営者豊田章男の2つによってバランスが取れていること、経営の信条を豊田綱領の精神に基づいていることなど人間豊田章男を知ることができました。

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    2021年06月17日
  • サムスンの戦略的マネジメント

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    サムスンの成功について整理。3冊目(最後)

    現会長の構築した戦略、マネジメントにより、成功しているが、
    市場環境は変わり続けていく。世代も交代する。環境を見据えて変化しないとならない。
    自分は、自分たちはどこを目指して変化していくか。

    ・韓国は、今後、下からは中国に追い上げられ、上からは日本の巻き返しを受けることを恐れている。
    ・日本にしろ韓国にしろ、一国では中国と戦うことはできない。
    ・顧客のニーズがテクノロジーからデザインに移っていることをいち早く感じ取り、デザインに力を入れる。
     電子機器はもはや、アパレル業界のような他品種・少量のコモディティ同様の位置づけ。アパレル同様、
     デザイ

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    2020年09月21日
  • 豊田章男

    購入済み

    エピソードの数々は大変興味深かった。一方で特に後半、筆者の見解・評価として書かれている部分は正直興醒めを感じた。豊田社長の凄さはこの本を手に取る読者ならそもそも何となく感じているはずであり、これだけの大著であれば事実としてのエピソードをもっと、読みたかった。とはいえトータルではとても面白かったです。

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    2020年03月27日
  • 技術屋の王国―ホンダの不思議力

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    ホンダが航空機を売り出すまでの歴史を紹介している。
    著者は以前よりホンダ担当的な役割で記者をしていたホンダ信者なのだろう。

    自分のイメージではホンダジェットの開発は既定路線なのかと思っていたが、紆余曲折の末だったと知り新鮮に驚きながら読んだ。

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    2018年01月11日
  • ふるさと革命 ”消滅”に挑むリーダーたち

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    日本のまちづくり事例を成功例、現在進行中の取り組みともに紹介している。
    ワインというライフスタイルを売る。
    飛騨高山で人気のレストランは中華の居酒屋風。
    三芳町のくぬぎの森。石坂産業の地域貢献。
    丸亀商店街は土地を所有と利用を分離したのが成功。
    羽田市場のCSN地方創生ネットワーク。
    ガイナーレ鳥取は野人岡野がゼネラルマネジャー。

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    2017年01月23日
  • トヨタの方式(小学館文庫)

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    いまさらながら、トヨタについて 勉強する。
    手元にあったので 読み始めた。
    トヨタの主要な人へのインタビューで構成されていて
    トヨタが何を考ているのか ということが、わかりやすい。
    かんばん方式 改善 など トヨタの代表的な手法は しられているが
    その中にある トヨタの将来へのチャレンジの姿勢が なんとも頼もしいなぁ。

    トヨタは 無難である。
    堅実 保守的 そして 田舎サムライ。

    日本テイストから その国のテイストに合わせる。
    そのために、その国の特徴と消費者のニーズをしっかりと見つめる。
    クルマとはやはり総合力なんですね。
    それに、意外と 風通しがいい感じなのは 驚いた。
    そして、フラッ

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    2016年06月15日
  • 奇跡の軽自動車―ホンダはなぜナンバーワンになれたのか 「N BOX」ヒットの法則

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    ■軽自動車マーケティング

    A.ホンダは、軽自動車の復活に向け、消費者の声を徹底的に聞いた。その結果、軽自動車購入の決裁権は女性が握っていることがわかり、女性目線での開発を行う。例えば、「N BOX 」では、次のような工夫を施した。
    ・子どもの自転車などが積めるよう、室内空間を広くした。
    ・女性好みのファッション性にこだわり、車体の色を11 色用意した。
    ・駐車や路肩寄せが苦手な女性が多いので、ミラー類を充実させた。

    B.「軽は利益率が低い」というのが定説だった。だが、N シリーズの利益率は高い。それは、N シリーズが1 つのプラットホーム(車台)で複数の機種をつくっているためである。

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    2014年03月23日
  • サムスンの戦略的マネジメント

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    サムスンの創業から現在までの歴史をざっと解説した一冊。サムスンの内部、戦略などもっと踏み込んだ内容を期待したのだけど、その点では少し物足りず。

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    2014年03月22日
  • 奇跡の軽自動車―ホンダはなぜナンバーワンになれたのか 「N BOX」ヒットの法則

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    ネタバレ

    安定の片山さんによる自動車本。
    サクセスストーリーを気持ちよくぐいぐい読ませる爽快感の高い一冊。

    最終章の(今、日本が開拓せねばならないにもかかわらず出遅れ、苦戦している)新興国市場のニーズにマッチした車の開発に軽自動車のスペックや設計思想が援用できる、との考えに強く共感した。

    インフラセクターが「日本型システムの(現地風カスタマイズをしっかりしたうえでの)対新興国輸出」で着実に成果を上げている中、ともすれば地盤沈下におびえる日本の自動車産業の新たなアプローチ方法として有益なアングルなんじゃないかと思ったわけです。

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    2013年11月29日
  • なぜザ・プレミアム・モルツは売れ続けるのか?

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    ネタバレ

    【味ではなく気分を売る(~世界最高峰のビールだという自負がある。)】
    ・最高金賞受賞の味を捨てて作り変える再活性化策
    ・矢沢永吉(本物)を起用し、至福の表情で「最高」と言わせたCM
    ・「大切な人に贈りたい」ギフトから広げた口コミ。

    なぜプレモルが売れ続けるのか?それは気分を売っているからという結論に達した。

    プレモルブランドとはお客との絆だという。絆とはお客がプレモルに口をつける瞬間。
    その瞬間の鮮度維持(製造から出荷までの日数短縮、飲食店へサーバーの清掃とそそぎ方の指導、家庭へのグラス配布とそそぎ方のCM)に力を注いでいる。
    ちなみにラベルは正面から見るとピルスナ―グラスを形とったデザイ

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    2013年04月10日