片山修のレビュー一覧
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著者の豊田章男氏に関する2作目。
「モノづくり」のみでなく、まさに「ニッポン」を牽引するリーダーの物事の考え方、判断、行動について俯瞰して理解できる本だと思います。
「グレートリセット(100年の一度の大改革)」は、ロシアのウクライナに対する軍事侵攻の問題以降から、自動車業界のみではなく、「将来へ向けて、どうするべきなのか?」と日本全体へ問いかけられた危機管理への課題となりました。
「自動車業界550万人の雇用と、幸せを守るため」、言葉や、理想論だけでなく、「今、どう判断、行動すべきなのか?」スピード感を持ったリーダーの文字通り「覚悟」が伝わってきます。
評論家からは「日本からは新しい -
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豊田章男さんの社長としての責任感の成長と強さを感じた。そして、トヨタは、社長は、どうあるべきか、何を目指すのかを明確にして、社内はもちろん、社外にも強く示していく姿勢に凄さを感じた。
琴線に触れる言葉や大切な考え方だと思ったことなど。以下、引用。
「百忍千鍛事遂全(ひゃくにんせんたんことついにまっとうす)」
「イチローさんと出会ってから、負け嫌いという言葉をずっと使っています」
負けず嫌いではなく、負け嫌いとは、もとはイチローの言葉だ。「負けたことがないのに嫌い」な負けず嫌いではなく、「負けて、その悔しさを知っているから嫌い」なのが負け嫌いだと、イチローは言う。章男はその言葉を借り、いま -
購入済み
すぐに読める
読みやすくて一気に読み終える事ができました。豊田社長がどんな性格の方で、トヨタをどんな思いでいかに変えてきたか、苦労がよくわかった。豊田社長の凄さが分かった気がする。
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1.ホンダ製は性能が良く、バイク、車ともにお世話になってます。その創業者である本田宗一郎についてあまり詳しくなかったので、読みやすくなってたこの本を購入しました。
2.この本は、手紙と書いてあるように、その状況に陥った時に、本田宗一郎が送ってくれる言葉集と思っています。失意の時、驕った時、自立の時、仕事の時、自由の時、若さの時の6章に分かれています。マイナスな表現は一切なく、経験者が困難の乗り越え方を語るというイメージをしてもらうとわかりやすいです。
3.大学まで勉強したところで、頭でっかちになってしまっては世間では通用しないという言葉にハッとしました。私自身、学歴なんてものは関係ないと思 -
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経済ジャーナリストが、20年にわたりホンダを取材した記録を、ホンダジェットやASIMOの開発を中心にまとめたもの。ホンダがトヨタとは違い、突然驚くような製品開発を行う気質を少し理解できたように思う。実名入りで現場の状況を克明に説明しており、面白く読み進められたし、資料としても役立つものだと思う。
「ホンダは30年もの間、1円の利益もあげない航空機の開発を継続した。ホンダジェットは、長い助走を経て、ようやく離陸したのである」p8
「ホンダは、世界の自動車産業界において、規模からいえば決して大きいとは言えない。そのホンダが、なぜ、CVCCなど世界初の開発ができるのか。そして、なぜ、世界一の規模を -
- カート
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試し読み
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入社時のTOEIC平均点900以上点。
サムスン躍進の秘密が知りたくてこの本を読んでみたのだが、日本の会社とのあまりの違いに驚いた。
サムスンの英語力の凄さはよく知られているが、優れているのはそれだけではない。
徹底した能力主義とそれに応じた成果報酬、軍隊的な企業文化。
上司の命令は絶対服従だが、それでいて大胆な権限移譲がなされており、管理者に判断を仰がなくても現場の社員が即断即決できる。
それが日本企業が真似できないスピード経営の秘密だ。
デザインの力も重視しており、デザイン部門は1000人を超える。それが魅力的なデザインにつながっている。
そして優れた人材を世界中から探し求め、