嵐山光三郎のレビュー一覧

  • 妻との修復

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    『人妻魂』を読んだ事があった。

    この本の中にもそちらでも日本の文豪らの妻やら愛人やらだのの話が描かれていてすさまじいなと思ったものだ。

    だれそれの妻に横恋慕しとか離婚再婚。

    狭い中での恋愛模様に些か驚いた。

    作家というのは文章でも絵でも狂気と正気を行ったりきたりしているのかもしれない。

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    2016年11月27日
  • 死ぬための教養

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    講談社エッセイ賞の受賞歴もある作家・エッセイストである嵐山光三郎(1942年~)が、自らの5度にも及ぶ死にかけた体験に触れながら、平素から「死」について考えるために、参考になる書籍を紹介したもの。
    紹介されているのは、キューブラー・ロス『死ぬ瞬間~死とその過程について』、『夜と霧』の著者・ヴィクトール・フランクルの『死と愛』、坂口安吾『堕落論』、深沢七郎『楢山節考』などの古典的な作品に加え、養老孟司『唯脳論』、松井孝典『地球・宇宙・そして人間』、山崎章郎『僕のホスピス1200日~自分らしく生きるということ』や、冒険ノンフィクションのスティーヴン・キャラハン『大西洋漂流76日間』、松田宏也『ミニ

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    2016年05月21日
  • 死ぬための教養

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    タイトルにつられて購入……本書は、嵐山氏の「死」にまつわる自叙伝であり、「死」にまつわる書評である。
    なので読み進めていってもいまいちピンとこない部分が存在するのは、致し方ないことだろう、と考えたのだが本書の中の嵐山氏の言葉がすべてを物語っていたように思う。
    「人は、不慮の事故や、急病などによって病院に入って自分が死ぬかどうかというぎりぎりのところに身を置かないと、生と死ということについてなかなか考える時間がない。」
    当たり前と言われれば当たり前なのだが、われわれはつい「死」というものに想いを馳せてしまう。興味を持ってしまう。
    しかしながら、「死」というものは、じっさいその淵に立たないと理解し

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    2016年01月15日
  • 妻との修復

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    まぁ、男性サイドからの…って意味で。
    面白く読んだ。
    なんにしろ、サンプルが挙って金持ちなのが参考には全然なんないんだけどね。

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    2015年10月03日
  • 文人悪食

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    知らない文人が多い。
    食についての記載を楽しみに読んだけれど、文人を中心としてどんな生活をしていたのかを書いている。
    そのため、対象の文人を知らないと、興味をもって読み進められなかった。

    3割ほど読んで中断。

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    2015年06月25日
  • 妻との修復

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    文豪、偉人の◯ズぶりや、優秀な官僚がすさまじい悪妻に苦労されられたという話を知ることで、「何だ自分なんてまだましじゃないか」と励まされた。こまめに修復していきたい。

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    2015年03月13日
  • 日本一周 ローカル線温泉旅

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    あえてローカル線でゆっくりと景色を楽しみながら行くのがオツなんだろうな。
    地元の郷土料理と地酒と温泉があれば他に何もいらないだろうなと思える本。
    新幹線や飛行機で全国津々浦々まで短時間で行ける今日で、鈍行で行く意味ってなんだろう。
    何か旅行へ行ってもガイドブックに載っている観光地やお店をいかに多く回るかみたいな、ガイドブックをなぞる旅行をしてしまい、楽しい旅行のはずなんだけれど、そこでホッとしたり、癒されたり、その土地の雰囲気を感じたりっていうことをしないまま、逆に疲れながら旅行が終わってしまうことが多々あるように思う。
    旅行へ行っても達成感を求めてしまうというか、ガイドブックを制覇=その土地

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    2014年05月04日
  • 文人悪食

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    半分ほど読む.

    労作.
    文人たちの食を丹念に読んでいる.
    中には檀一雄のように実際に編集者として,交際のあった作家もいる.
    必ずしも悪食ばかりとは言えないが,食へのこだわり,こだわりのなさは客観的に見ると滑稽で物悲しい部分があるのは確か.

    私がちょっと勘弁してほしいと思ったのは,森鴎外.あれは食べたくない.

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    2013年11月30日
  • 死ぬための教養

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    これも結構流し読みかな。死については自分もよく考えるから、ここに挙げられているような書物のうち、いくつかは気になったりもしましたけど。

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    2013年10月06日
  • 文士の料理店

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    「文人悪食」「文人暴食」の著者による明治、大正、昭和の作家達が贔屓にしたレストランガイド。森鴎外から開高健までゆかりの22軒が紹介されているが、これだけ残っているだけでも奇跡に近いだろう。消えないうちに出かけて、料理を味わいと作家達の痕跡を探してみたい。

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    2013年08月16日
  • 桃仙人 小説 深沢七郎

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     深沢七郎とのつきあいを小説仕立てで回想。些細なことで懇意な間柄の人を斬り捨てる偏狭な作家への敬愛心と、いつ自分も斬られるかとビクビク過ごす恐怖感が、様々な興味深いエピソードとともに綴られる。
     まぁしかし、深沢七郎の破天荒な生き様に惹かれる気持ちも、斬られる不安がやがて現実となったときのフッと抜ける思いも共感できるが、それはまるで青臭い「恋」である。

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    2013年04月23日
  • 素人庖丁記

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    サブタイトルの一つ一つに惹かれてしまうのだが、そのサブに持っていくオチのつけ方に苦笑を禁じえない無理矢理感多し。
    でもね、結構好き(笑

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    2012年11月19日
  • 文人悪妻

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    『美妙』とは異なり、肩の凝らない読み物。それにしても明治の女性というのも結構ぶっ飛んでたんだな~、と目からウロコでした。

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    2012年08月06日
  • 文人悪妻

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    興味深い人物の奥様方がたくさん出てきてなかなか面白かった。取り上げている「奥さん」に対して、言いたい放題な感じでえらく表面的だなあ・・・と感じたけど、その分興味が湧いて、彼女たちを取り扱った小説を読んでみたくもなった。

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    2012年05月22日
  • 文人悪妻

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    文人を扱ったエッセイの中で、この作品が一番弱いと言うか面白みに欠けた。
    他の作品での作家の扱いは、嵐山さんが苦手な作家であっても全般的に温かさと言うか仕方ない人ねぇ的な優しさが感じられたのだけれど、この作品に関しては優しさよりも辛らつさの方が目立った。
    唯一愛情が感じられた武田百合子さんの項は夫妻と交流があったからであるし、悪妻奨励の割りに実際の悪妻に関しては見下している様にも思えた。

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    2012年05月15日
  • ざぶん 文士温泉放蕩録

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    タイトルもいいし、一話一話の情景の切り方も上手いものである。明治文学の雰囲気がつまらない文学史よりもはるかに鮮やかに伝わっている、さすがの力量。

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    2012年04月01日
  • おとこくらべ

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    明治時代の文豪(の関係)についての知識がもっとあればさらに楽しめたのかもしれない(特に最後の方)。★3なのは自分の知識不足もあるかと

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    2011年02月13日
  • 死ぬための教養

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    著者が影響うけた死を題材とした46書を厳選。
    芭蕉からビートたけしまで幅広い。奥行きもある。読みやすい。
    ぼくも妻の膝枕で逝きたいです。
    満足度6

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    2010年08月07日
  • 死ぬための教養

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    「いつかの死ぬ日が楽しみだ」。そう思いながら将来歳を重ねることができたら人生はきっと楽しいものになる。ページをめくるとなぜか坂口安吾。だいたい七年で、体の細胞はすべて生まれ変わるらしい。それがこの本のなかで印象的だったこと。

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    2009年10月04日
  • 死ぬための教養

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    死を念頭に置いた読書案内。著者自らの人生におけるmemento moriの時と関連付けながら語られるので、面白く読める。いずれ死すべき身なれば、教養によってより良き死を生前に育てて行くべきなのだ。

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    2009年10月07日