嵐山光三郎のレビュー一覧

  • 栗本薫の里見八犬伝 シリーズ古典(8)
    先日馬琴が主人公の舞台を見て、人形劇でしか見てないので、一度読んでみようと思ったが、いきなりの古典は大変なので、まずは抄訳版と思って読んでみた。良かったんだけど、話がホンの出だししかカバーしてないんだ。続きが欲しかった・・・ しかし、懐かしいわ、新八犬伝が。
  • 文人悪食
    知らない文人が多い。
    食についての記載を楽しみに読んだけれど、文人を中心としてどんな生活をしていたのかを書いている。
    そのため、対象の文人を知らないと、興味をもって読み進められなかった。

    3割ほど読んで中断。
  • 妻との修復
    文豪、偉人の◯ズぶりや、優秀な官僚がすさまじい悪妻に苦労されられたという話を知ることで、「何だ自分なんてまだましじゃないか」と励まされた。こまめに修復していきたい。
  • 日本一周 ローカル線温泉旅
    あえてローカル線でゆっくりと景色を楽しみながら行くのがオツなんだろうな。
    地元の郷土料理と地酒と温泉があれば他に何もいらないだろうなと思える本。
    新幹線や飛行機で全国津々浦々まで短時間で行ける今日で、鈍行で行く意味ってなんだろう。
    何か旅行へ行ってもガイドブックに載っている観光地やお店をいかに多く回...続きを読む
  • 文人悪食
    半分ほど読む.

    労作.
    文人たちの食を丹念に読んでいる.
    中には檀一雄のように実際に編集者として,交際のあった作家もいる.
    必ずしも悪食ばかりとは言えないが,食へのこだわり,こだわりのなさは客観的に見ると滑稽で物悲しい部分があるのは確か.

    私がちょっと勘弁してほしいと思ったのは,森鴎外.あれは食...続きを読む
  • 死ぬための教養
    これも結構流し読みかな。死については自分もよく考えるから、ここに挙げられているような書物のうち、いくつかは気になったりもしましたけど。
  • 文士の料理店
    「文人悪食」「文人暴食」の著者による明治、大正、昭和の作家達が贔屓にしたレストランガイド。森鴎外から開高健までゆかりの22軒が紹介されているが、これだけ残っているだけでも奇跡に近いだろう。消えないうちに出かけて、料理を味わいと作家達の痕跡を探してみたい。
  • 桃仙人 小説 深沢七郎
     深沢七郎とのつきあいを小説仕立てで回想。些細なことで懇意な間柄の人を斬り捨てる偏狭な作家への敬愛心と、いつ自分も斬られるかとビクビク過ごす恐怖感が、様々な興味深いエピソードとともに綴られる。
     まぁしかし、深沢七郎の破天荒な生き様に惹かれる気持ちも、斬られる不安がやがて現実となったときのフッと抜け...続きを読む
  • 素人庖丁記
    サブタイトルの一つ一つに惹かれてしまうのだが、そのサブに持っていくオチのつけ方に苦笑を禁じえない無理矢理感多し。
    でもね、結構好き(笑
  • 文人悪妻
    『美妙』とは異なり、肩の凝らない読み物。それにしても明治の女性というのも結構ぶっ飛んでたんだな~、と目からウロコでした。
  • 文人悪妻
    興味深い人物の奥様方がたくさん出てきてなかなか面白かった。取り上げている「奥さん」に対して、言いたい放題な感じでえらく表面的だなあ・・・と感じたけど、その分興味が湧いて、彼女たちを取り扱った小説を読んでみたくもなった。
  • 文人悪妻
    文人を扱ったエッセイの中で、この作品が一番弱いと言うか面白みに欠けた。
    他の作品での作家の扱いは、嵐山さんが苦手な作家であっても全般的に温かさと言うか仕方ない人ねぇ的な優しさが感じられたのだけれど、この作品に関しては優しさよりも辛らつさの方が目立った。
    唯一愛情が感じられた武田百合子さんの項は夫妻と...続きを読む
  • ざぶん 文士温泉放蕩録
    タイトルもいいし、一話一話の情景の切り方も上手いものである。明治文学の雰囲気がつまらない文学史よりもはるかに鮮やかに伝わっている、さすがの力量。
  • 橋本治の古事記 シリーズ古典(7)
      日本最古の書物として公式に認められているのがこの古事記です。
    これは全部で3部に分かれており、上巻には<神の物語>が、中巻には<神と人の物語>が、そして下巻には<人の物語>が書かれています。天地開闢に始まるこの書物には推古天皇までの歴史的物語が記録されています。

      この本は上巻のみで、黄泉の...続きを読む
  • 栗本薫の里見八犬伝 シリーズ古典(8)
      『南総里見八犬伝』は江戸時代に曲亭馬琴が失明しながらも28年かかって書き上げた大作です。巻数は第9輯、冊数は71冊(ふつう5冊から7冊で1巻となり発売されます)にも及びます。この本では前半は原作通り訳され、後半は"そののちのあらすじ"という形でまとめられています。

      古文が苦手な為、現代語訳...続きを読む
  • 大庭みな子の枕草子 シリーズ古典(4)
      枕草子は平安中期に中宮定子へと仕える清少納言によって書かれたものです。日本最古の随筆であり、方丈記や徒然草と並んで三大随筆として有名です。"春はあけぼの"の始まりで知られることも多い枕草子は風流で女性らしく、およそ300段あまりの章段から構成されています。

      色彩の美しさや音の流れがとても洗...続きを読む
  • おとこくらべ
    明治時代の文豪(の関係)についての知識がもっとあればさらに楽しめたのかもしれない(特に最後の方)。★3なのは自分の知識不足もあるかと
  • 村松友視の東海道中膝栗毛 シリーズ古典(5)
    十辺舎一九の東海道中膝栗毛を子供向けにやさしく書き下ろしたもの。
    さらさらとおおざっぱに弥次さん喜多さんの世界がわかる。
  • 山口瞳「男性自身」傑作選 中年篇
    どうゆうわけか家にあったので読んでみました。
    昭和戦中派のエッセーって感じで、あはぁって感じでなんか懐かしい日本人の姿が描かれています。
  • 死ぬための教養
    著者が影響うけた死を題材とした46書を厳選。
    芭蕉からビートたけしまで幅広い。奥行きもある。読みやすい。
    ぼくも妻の膝枕で逝きたいです。
    満足度6