ARUKUのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全部読み終えて、感動してしまったのでもう一度読み直してしまいました。何度読んでも泣ける…
家族を全部亡くして、生きる気力を失っていた秋緒は、それでもキッカに助けられながら古道具屋の「明日屋」を切り盛りする毎日です。相変わらず持ち込まれるものはいわくありげ。
BL臭はきわめて低いんですが、それを補って余りある面白さです。今回も泣けました。人の情とか想いの強さが、どの話からも強烈に伝わってくるんですよね…
「扇」「火鉢」「鞄」にはぐっときてしまいました。せつない…そして、どんな相手に対しても真摯に力になろうとする秋緒の姿に心打たれます。自分だって辛くて悲しいだろうにと思うんですが。
そこには、 -
Posted by ブクログ
絵柄で食わず嫌いだった作家さん。深く反省しています。
やっぱり絵柄は苦手だし、魑魅魍魎とした話は好物だけどあんまりBLぽくないし…と、気乗りせずに読み始めたんですが。
涙腺決壊でした。
両親と姉を交通事故で亡くし独りきりになった秋緒は、遠縁の親戚から譲ってもらった古道具屋を切り盛りすることに。
何の知識も無いまま始めた商売に、友人の天宮はだまされるのがオチと冷ややかな反応。さらに、面妖な客が持ち込む道具はどれもいわくありげで、その度に秋緒は生死の因縁が巻き起こす不思議な騒動に巻き込まれてしまいます。
1話完結のエピソードがどれも切なくて、心の琴線に触れるものばかりでした。絵柄も読んでるうち -
Posted by ブクログ
首をかくんと傾げ、俯いて、自分の足元ばかりを見て、人と目が合わないように前髪の下に目を隠すように生きている男の子が幸せになる物語を描き続けているARUKU作品。こう言う人間には、強引で、そしてゆるぎない愛を保証してくれる言動が取れる、誰よりもお前が大事で他の人間はないがしろにしてもいい、と言うくらいの、誰よりもえこひいきしてくれる特別な愛情を向けるくらいの偏りがある相手が現れないと、目線を上へ向ける事が出来ない。ちょっと上向くだけでも、蓮根の様な人間には、一生分の勇気を消費するくらいのことなのだ。そして、一度上を向けば、戸惑いながらも相手を大切に想い、相手の想いに応えたいと自分を高めなきゃ駄目
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いつもとひと味違うARUKUさん作品。 でもARUKUさんのこういう、ただひたすらに甘いBLを楽しむ作品が一度読んで見たかったので大満足(*´Д`)!!
モテない人生まっしぐらの蓮根(過去のあだ名はレンコン)に、勝ち組人生驀進中の同級生・藤原がアタックしまくる話。 人魚も妖怪も出てこない現代日本が舞台(笑)
自分が男として嫉妬を感じてしまう「非のうちどころのない藤原」に言い寄られて逃げ惑う蓮根。だけど羨望の的である人間から好かれる優越感…。 この葛藤してる姿からもぅ蓮根は内面が「恋する乙女」だし、イケメン藤原は「恋は盲目」を地でいってるし。 端からみるとただのカップルのプレイなんですけどー( -
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号泣必死の『地上で最も美しい生き物』。寓話か、もしくは昔話を聞いたような気分になる。助けられた動物が、その身を削って恩返しをしにやってくる、そんな昔話を読んでいる気分になる。美しいと形容する時、それはどんな意味を持つんだろうか。ビジュアル的に見た目の美しさを表す言葉として一番使われる言葉だと思うが、それと同じくらい、心を表す言葉でもある。でも、存在そのものを「美しい」と表現するのは難しい。寓話のような、昔話のような、とは思うが、それは私の ボキャブラリーのなさから生まれたもので、このお話は決して寓話でも昔話でもない。寓話や昔話は後世の人に読み聞かせる時に、教訓や戒めをほのめかす要素が含まれるが
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Posted by ブクログ
ARUKU作品が私の中で他のBL作家さんとは一線を引いている部分が あるのは、この世界でたった一人と思っている人間を正面から描いているのに自虐的でなく、淡々と見えるところだ。こう言う孤独な人間がこの世にいるのだ、と声高に叫ぶことは決してない。だけど、孤独な人間はいて、そんな人間が居るのを知らない人も世の中にはいるのだ、と言うことも、声高に叫ぶことなく・・・勝手な思い込みだが、思春期真っ只中に、仲の良い友人に次の日から完全無視された経験や、クラスで仲間外れにされ
いじめを受けた経験のある人間には、昨日のことのように思い出される
孤独が描いてあるからだ。 -
Posted by ブクログ
一冊まるごと、どれも「作家性」に溢れた一品。
●持つ者と持たざる者
⇒社会的地位の高低、知識を持つ者と無知な者
●無償の愛
●無垢なるもの存在
⇒時に無垢ゆえに踏みつけられて片隅追いやられる
そんな存在に気付く者がいる
●肉体的痛覚の麻痺
⇒刃物による肉体損傷の描写が見られるが、その時の感情の
高ぶりに因る痛みの鈍摩を思い知らされる
アルク作品を読んでいると、途方もない悲しみの果てに一条の希望の光が射している、そんな感じがする。悲しみを自虐的に描くのではなく、淡々と描いているからこそ、その絶望の深さが迫ってくる。そして、時にユーモラスな台詞や表情で、のちに光が -
Posted by ブクログ
ストーカー話にこう言う結末を着けるところが…たまらない。収録の「琥珀の月」。やってる事は明らかに粘着質で病的なんだけど、愛する人の為に見返りを露ほども考えず、自分の身を躊躇いなく放りだせるもんだろうか…。一方的に自分の感情を押しつけるのは決して褒められたもんじゃないし、相手の「幸せを祈るからこそ」と言うお題目を掲げれば何をしてもいい、と言うものでもない。自分の気持ちが受け入れられないと好きな相手に攻撃を向ける低俗なストーカーが大多数な中、例え病的な性質を持っていたとしても、好きになって貰う為に身を捧ぐ、と言う所まで行けば相手に好かれる可能性が生まれるかもしれない、と言うお話。恐らく、そこまでや
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Posted by ブクログ
「猿喰山疑獄事件」がとても良かったのでアルク先生の他のコミックスも手にとりました。
今回のは短編が多かったのですが、、、すごい、すごい良かったです!こんな素敵な作家さんがいらっしゃったなんて・・・!
話のラストのどんでん返しでいつも感動させられます。本当に、お話作りがとても上手な方なんだな~と思います。
個人的に好きなのは表題作のお話と恋蜘蛛、シュミジェです。
要所要所の言葉や表情でも切なくなります。
何度読んでもしみじみと感動がある、本当に素敵な作家さんに出会えてとても幸せです。
独特に感じた絵柄も読んでいると作品とあっていて気にならなくなります。むしろ素敵に思えます。 -
ネタバレ 購入済み
これは、ほんとに辛い
レビューの書き込みの熱量が熱い作品は、総じて良作の事が多い。例に漏れず、この作品も同じ事が言えると思う。好き嫌いはあるが。
前半は、鬼畜なクズの攻めが受けの弱みに漬け込む残酷な話。後半は、意識の無い受けと自身の命を削って看病する攻めの逃避行。
前半は受け親子以外ほぼクズばかりであまりに辛かったが、後半になると善人が何人も出てきて、逃避行を支えてくれた。特に攻めの献身は尋常ではなく、前半の罪の対価として、苛烈を極めていた。遅きに失したが、幸あれと思わずにいられなかった。結末には様々考察があるようだが、ハピエンを信じたい。
始まりと終わりの絵の美醜が少し気になったが、続きが気になり、あっという間