ARUKUのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
問題作!
愛憎と許しの凄絶な物語です。欲しいものは策略を巡らし、簡単にお金で手に入れようとする利己的な俺様クズな凍月が、外見だけでなく心も美しい奏に吸い寄せられていき。そして凍月と関係する中で、純真だった奏に闇が現れる心理描写がリアルで。最初は嫌悪感しかなかったはずなのに、凍月の見え隠れする自分への好意に反応して別の感情が芽生え始め…。奏が意識を失ってからの凍月の変貌ぶりが秀逸。交錯する二人の想いが、最後は重なって…。ラスト多くを描かず、読者に想像の余地を与える余韻のある終わり方が良かったと思います。
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購入済み
惜しい!
全体のストーリーや話の展開の時系列の見せ方など良いと思います。画は癖はあるけど顔は上手いけど体がどうなってるの?あばらが見えすぎだし所々首や脚の角度がおかしくてぎょっとします。
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購入済み
フレンチクルーラー(笑)
作者様。甘美な時間をありがとうございます。
良かったです! 攻めはああでなければいけません。真っ直ぐに迷いなく、受けを愛する気持ちが読み手にもちゃんと伝わってきて私まで愛い奴と言ってあげたくなりました。
受けがちょっとおバカな所もまた良かったし、攻めは弁護士なのに時折、ちょっとアホに見えるのもgood☆でした(^-^)v -
購入済み
なかなか甘~い
作者様の愛情表現は本当に良い。特に今回の作品は終始甘くて暗いとこも一切なく、安心して読めた♪
特に受けが好きと認めた所から最後までが満足満足(*^^*) 作者様の作品はどれも好きだけど、最後が物足りないと思うのがちょっと残念だけどこれは丁度良かった!
甘いBLは心を豊かにしてくれるww -
購入済み
ファンタジー?!
これはなかなか新しかった!!もちろんストーリーも良かった(*^^*)
最初よりも中盤から終盤にかけてが私は良かったなぁ...
少し無理矢理感が否めないけど、そこは漫画ですから何でもありですな!!
個人的には生まれ変わった!?(って言っていいのかな?)攻めの方が好きだった。あの、好き。を認めるまでが良いよねー ♪ -
購入済み
目頭が....(涙)
実はそこまで期待せず飲み始めてみたら....(^o^;)
喉の奥が熱く、じんときてしまいました。
すごく切なくて綺麗な物語でした。
受けの愛がただただ、美しい。究極の健気受け。
ただ、物語の流れがめちゃくちゃ良かったのに最後が少し物足りなかったのが非常に残念でならない。
何とかなりませんか?! -
Posted by ブクログ
ネタバレ毒物研究の准教授×触れられると激痛が走る奇病持ちのサラリーマン。
織部くんは激痛持ちだったからどんな痛い話になるかと思いましたが、今回はARUKUセンセ比で激甘寄りでした。切なさもありながらのデロ甘。
奇病のせいで恋したいけど恋ができない囚われのお姫様のようなかわいいハートの持ち主の織部。ワラにもすがる気持ちで鰐淵のもとを訪ねるとミラクルが起きてしまう…って展開がもうセンセならではのすごさですね。
織部の痛みから逃れたいゆえの気持ちと、鰐淵のちょっとイジワルな好奇心が化学反応を起こして、どんどん本物の恋愛へと変化していく様子にドキドキさせられるし、胸キュンにさせられるしでたまらなかったです。 -
Posted by ブクログ
「30万円は 人を踏みにじるには 安すぎるんだよ」
ARUKUさんの中でも特に痛ましい作品でした。事故後の現在と、そこに至るまでの過去が交互に描かれ、サスペンスのような緊迫感がある話。
欲望のままに暴力で人を支配した事実は、簡単には許されない。「好きだったから」の免罪符で、なし崩しに攻が許されてしまうBLも多い中で、ここまで徹底的に打ちのめされる作品はなかなかないと思う。だからこそ、人を変えるだけの美しさをもった奏の魅力が光る。
奏が許すっていうならしょうがないけど、凍月はほんとにドクズである。でも、人は変われる。生きていればいつだって遅くない。 -
購入済み
丁寧な感じ
丸々一冊表題の話。
主人公のキラキラさは、読んでいるこっちも眩しかった(笑)
この作者さんの作品、4冊読んでみましたが、短編も含め丁寧に読み手に伝えようという感じが伝わってきます。もっと描いてほしいな。
最後の先が読みたいです。 -
Posted by ブクログ
読んでいる間中、痛くて痛くてたまりませんでした。
東京から来たドクズなエリート所長×寂れた地方都市に住む無垢な作業員。
時代は昭和50年代くらい。最初の方で時代背景の説明がなくて??となったけど、電話が昭和でした(笑)
cpにものすごい格差があるところはセンセらしい設定で、そこから起こる悲劇に胸を締めつけられました。
凍月は典型的で古典的な最低男で、前半とても腹立たしかったです。わかりやすい極悪です。そのくせ、見た目はすてきでハイスペックだから、ますます始末が悪いんですよね…
対する奏は顔も心もきれいでまさに清貧、というかんじ。病気の母親のために我が身を犠牲にする奏には、薄幸という言葉しか思 -
Posted by ブクログ
不思議な世界観。登場人物たちを変えて語られる7つの短編集。共通しているのは、みなどこか歪でグロテスクでそしてハートフル。これほど傾向の異なる話を、ひとつの本として捉えるのは難しいけど、あえて言うなら、どの話もキャラクターそれぞれの“キラキラ”が語られている。“キラキラ”とは美しさや清冽さ輝き、どれにもとれるけど個人的には希望を推したい。どの話にも希望があった。
読むきっかけにもなった『マイガール』がやっぱり好き。二人の逃避行の一コマが口絵にあって嬉しかった。ちゃんとモップみたいな小動物つき。『インソムニア』視点が優しくて好き。意外な展開『レインキャット』など。
強い女性や美しい男、架空の生き物