さやかのレビュー一覧

  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    喜蔵さんが前作よりも穏やかになった気がする。
    家族が出来たり、友達が出来たり、なかなか楽しそうなのに、月夜の晩に空を見上げる喜蔵さんは切ない。
    今回も慌ただしく賑やかだけど、喜蔵さんが落ち込んだり寂しがったり、情けない姿が多い様な。
    夢中で読んでいるつもりはなかったけど、止まらず、そのまま下巻まで読みふけってしまった。

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    2012年05月30日
  • 一鬼夜行

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    夜行から落ちてきた小鬼の小春と、人間嫌いの喜蔵が中心となって、河童の頭領や牛鍋屋の娘も出てきて妖怪沙汰を解決していく日常系の話。大きな事件が起きるわけではないけど、ちょっとした出来事を解決しながらみんなの仲が深まっていって、小春の正体や喜蔵の先祖との関わりが終盤で出てくるほっこりするお話だった。

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    2023年05月26日
  • 一鬼夜行

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    ネタバレ

    なぜか、解説が面白かった(興味深った)本。角は一本なのか、2本なのか。その点が気になりました。河童さん大好きです。

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    2016年06月24日
  • 一鬼夜行 雨夜の月

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    一鬼夜行シリーズ番外編、はたしてこれはあったほうがいいのか否かを非常に悩む作品…でもせっかくだから読んどいたらいいのかなって。
    これは全編に通じて言えることだけどとってもあったかくていいお話ですよ、腐すか褒めるかどっちやねん!って叱られそうですけどね。
    今月はどっぷりとエメルさんでした…面白くて優しくて時にホロリとさせて本当に上手いなと夢中になって思わず情移りしてしまう作家さんですがそろそろthe end、来月からはまた某妖に化け直して魑魅魍魎の跋扈する文壇の百鬼夜行に復帰したいと思います。
    もちろん彼女の首は取ってませんよ、念の為(笑)

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    2015年10月01日
  • 一鬼夜行 鬼の祝言

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    鬼の祝言って誰の祝言?って思ったらそっちの鬼だったのね(ネタバレ注w)
    それにしても今回は話がぐっと進んだ感あり、これまでも結構大きな風呂敷を広げ気味だったのに加えて新たなキーパーソンも続々登場でどうするのかと思いきやぐぐぐぐぐっと結び目を一気に締め付ける力技で(まぁひとつふたつこぼれ落ちたのもなきにしもあらずだが…)ひとまずお見事としておこう。
    時空を駆ける人と妖の心に揉まれそれぞれが変わって行く小春と喜蔵、それを成長と呼ぶのなら辿り着く道の先には必然とも言える別れ有り…いよいよ物語も佳境へ、さてどうなる

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    2015年09月14日
  • 一鬼夜行 枯れずの鬼灯

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    第三弾では主人公がぼやけるだの先が見えぬだの腐した、それがまるで著者の耳に入ったが如く今回はリクエスト通り小春、喜藏大活躍の王道人情絵巻に仕上がったようで…
    そうなればエメルさんのペンは冴え渡り初期のドタバタの雰囲気を残しつつ時にしっとりと時に重厚に物語を堪能させていただきました。そしてやはり今回最大の収穫は話の行方がピシッと見えたこと、落とし所をどうつけるかやきもきさせられたが意外な方向性に「そうくるか!」と否が応にも期待は高まる。
    シリーズ後追い故新刊を待つ焦ったさはまるでなし、いざ次巻へ!

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    2015年09月09日
  • 一鬼夜行

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    文書は淡々としてますが、面白かったです。
    喜蔵が小春と居ることに寄って周りの人間や怪の距離がどんどん縮まって…喜蔵はこれからどんな人に変わってゆくのかなぁ??と最後はホッコリしました。

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    2015年09月05日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    面白い…なんだかんだと言いながらフルコンプした澪つくしシリーズ同様また追い続けてしまいそうな予感プンプン、だって料理より妖怪の方が私には性に合ってるものな。
    エメルさんの魅力の一番はやはり文章の上手さだろう、独特の会話の手法や文間にまるでト書きが入っているような臨場感は抜群のリーダビリティで一気に読ませる。
    そしてドタバタながらも悪ふざけせず正統派妖怪譚、お江戸人情噺を創り上げて行こうという真面目な姿勢はとても好感が持てる。
    ちょっぴり甘酸っぱいながらも人と人との心の時空を練り歩く物の怪たちの行列を暖かく見守ろうではないか

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    2015年08月17日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    シリーズ初作での軽妙洒脱かつドタバタの展開を或る読友は「妖怪版ドリフターズ」と称した…その正鵠を射抜いた例えはさすがはこちゃんさんである(笑)
    で、続く第二作目は気合い充分の上下巻!その長さにストーリーは耐え得るのか?ドタバタ劇に破綻はないのか?などの心配を他所に飽きさせずに面白く読ませる筆力はどうやら本物のようだ。
    特に短篇「宙色三景」でも披露してくれた絶妙の時空の操りはお見事で今回は百目鬼の幻影に絡ませて物語を横に拡げるのではなく過去に遡り深みを増していく手法は最早エメルマジックと言っても良いだろう。
    ワクワクと期待感を持って下巻へ…

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    2015年08月14日
  • 一鬼夜行

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    エメルさんは「夢の燈影」が初読み、新選組隊士の光と影を見事に描き切るその筆力は私的には折り紙付きなのだがポプラのマークと乙女チックな装画に気圧されなかなか手に取れずにいたシリーズ。
    ところがどうだろう、そんな心配は無用とばかりにのびのびと力強く繰り広げられるのはかなり本格の妖怪絵巻。
    文章の巧さもさることながら調べも万全で河童の弥々子登場にはニヤリとした物の怪ファンの方もおられよう。これはしゃばけシリーズどころか澪つくしをも超える傑作かもと期待は膨らむ。
    夜行の列から落ちて来た小春さながら文壇に突如転げ落ちてきた不思議な力を持ったエメルという小鬼…物語同様旋風を巻き起こしそうだ

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    2015年08月04日
  • 一鬼夜行 雨夜の月

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    三匹の兄弟猫。一 (ひい)、二 (ふう)、三 (みい)。妖力を持った三匹の確執?と成長?。人間は嫌いと言いながら心を通わせてしまう彼らの心の複雑な事。椿、小春、義光という名を貰ってもその身に育った心はおいそれとは変わらないということか。でも、元々有った物が見えてくることもあって、それが光っているのも面白い。

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    2015年07月31日
  • 一鬼夜行 鬼が笑う

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    この一鬼夜行シリーズは読むと周りの人を大事にしようと思える。一人で生きていくより、他者と心を通わせることは時に面倒だけど、有り余る尊さがある。いい作品だったなぁと思ったら、なんと終わりではなく続くとのことで。これからも見守り続けたいと思える登場人物たちとまた会えるのがうれしい。
    あと、248ページを読んでいたら久々に京極堂シリーズを読みたくなった。京極ファンならニヤリとしてしまう妖怪の羅列でした。

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    2015年07月20日
  • 一鬼夜行 枯れずの鬼灯

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    一鬼夜行シリーズ 4作目。
    今回は枯れずの鬼灯、アマビエと永遠の命が大きな主題。アマビエめっちゃ可愛いなぁ。
    毎回このシリーズは人を大事に想う暖かい気持ちにじーんとくる。目安箱だって結局喜蔵を気にかけてる、仲良くしたいってことじゃん。千代乃と藤波の話も切ない。

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    2015年04月02日
  • 一鬼夜行 鬼が笑う

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    喜蔵の小春に対する想いって何なのだろう?自分に閉じこもっていた男の心にこんなに関心を持たせることが出来る小春ってホントに変な妖怪だ。

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    2015年01月25日
  • 一鬼夜行 鬼の祝言

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    喜蔵に縁談?!! でも妖がらみ。周りの人達の想いと妖たちの思惑とが絡み合ってわを!状態。小春とはどうなっていくのだろう?

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    2015年01月25日
  • 一鬼夜行 枯れずの鬼灯

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    永遠の命……欲しいかなぁ。段々飽きる気がする。多少長いのは嬉しいかもしれない。限りがあるからこそ出来ることがあるよね。

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    2015年01月18日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    百目鬼、体中に目のある男の名が多聞。沢山見えて沢山聞こえるのかな? 硯の精は荻の屋に居るのが一番似合う気がする。

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    2015年01月11日
  • 一鬼夜行

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    文庫シリーズ新刊を見て、せっかくだから第一作から読んでみます。小春と喜蔵。見た目が可愛い鬼ととっても怖い見かけの喜蔵。性格も人当たりも真逆なのに何だか通じるところがあって、面白い。続けて読んでみよう

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    2014年12月21日
  • 一鬼夜行 鬼が笑う

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    ネタバレ

    小春と喜蔵とそして皆の始まり。
    謎はまだ残っているが、一部完結という点ではよい終わりかと。猫又の長者と小春の因縁って、関係を知ったらそりゃ深いなあ。本人はすごい落ち込んでるんだろうけど、無事でよかった。
    喜蔵がすこーしだけ丸くなったような気がしないでもないのがなんかいいね。

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    2014年12月19日
  • 一鬼夜行

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    すずらん本屋堂で作者小松エメルさんを知り読んでみた。
    江戸が終わってすぐの明治はじめの話。
    あやかし物がすきなのでそれなりに面白かった。
    シリーズものらしいので続きを読んでみようと思う。

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    2014年12月09日