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江戸幕府が瓦解して五年。 強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年・小春が落ちてきた。 自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と主張する小春といやいや同居する羽目になった喜蔵は、次々と起こる妖怪沙汰に悩まされることに―――。 めっぽう愉快でじんわり泣ける人情妖怪譚!
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Posted by ブクログ
エメルさんは「夢の燈影」が初読み、新選組隊士の光と影を見事に描き切るその筆力は私的には折り紙付きなのだがポプラのマークと乙女チックな装画に気圧されなかなか手に取れずにいたシリーズ。
ところがどうだろう、そんな心配は無用とばかりにのびのびと力強く繰り広げられるのはかなり本格の妖怪絵巻。
文章の巧さもさることながら調べも万全で河童の弥々子登場にはニヤリとした物の怪ファンの方もおられよう。これはしゃばけシリーズどころか澪つくしをも超える傑作かもと期待は膨らむ。
夜行の列から落ちて来た小春さながら文壇に突如転げ落ちてきた不思議な力を持ったエメルという小鬼…物語同様旋風を巻き起こしそうだ
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