さやかのレビュー一覧

  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    硯の精が小道具屋に来るまでの話から始まる下巻。
    語られる話を聞くことで、私たちもおそらく喜蔵も、店にいる道具がぐっと近く感じるようになります。
    そしてほんの少しずつ、妖怪達と回りの人間に押されて前を向くようになる喜蔵がほほえましい。
    これでキャラクターが揃った感じがします、次の話も楽しみです。

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    2013年01月21日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    ネタバレ

    続きものである、ことの魅力がふんだんに鏤められた2作目!

    1作目で、おそらく最強の人物だろうと見受けられた深雪。
    今作でもまさに「無双」といった風の強さで素晴しかった。
    彼女の同僚は、彼女を「強いばかりじゃない」と言った。
    それは、そうだ。
    しかし彼女は、そんな面も含めてやっぱり強いのだ。
    次作からの活躍も楽しみだ。

    ちなみに彼女をひっそり見守る天狗殿は、
    主人公である兄よりも彼女を助けるべきポイントをおさえていたと思う。
    今回、兄は本当にがんばったのだけれど
    一番のおいしいところは奪われてしまったね。

    ……と、主人公以外の人物の感想から書いてしまったけれど
    このシリーズ、主人公以外の人

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    2012年11月24日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    喜蔵不器用すぎる。
    不器用な癖に真っ直ぐで、捻くれてる癖に素直で。人間らしく、どこまでも人間臭く。
    妖怪が妖怪らしくそこにあるように、人間も人間らしくここにあって、交わっても混じらない。
    境を見極められないうちは人間でいられるのかなぁ

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    2012年11月09日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    喜蔵はどんどんと人間らしさが増すなぁ。強くて臆病で寂しがり屋で一人が好きで、本当に面倒くさい人間。彼の周りは妖怪ばかりで、人じゃないからこそ彼のことを分かってくれて、でも人じゃないなら認められなくてぶつかって。
    更に人間味を増して行くんだろうな。

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    2012年11月07日
  • 一鬼夜行 花守り鬼

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    深雪ちゃんのあれこれ。
    この子頑張り屋さんで、気遣い屋さんで、やさしい子で、いい子なんだけどもうちょっと兄に甘えてやればいいのにと思う。甘えさせてはくれないかもしれないけど、それに気付けば喜蔵だとて無下にしまい。
    兄弟メイン+サブメンバーのこもごもでした。

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    2012年10月24日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    バックトゥザフューチャーという映画がありましたが、それと同じくらいの強さで次の作品へのつなぎをしてくれているように思いました。
    飲み口はあっさりしていて決してベトベトせず、クイッと喉を通っていくけれど、気がつくとガツーンときているカクテルのような雰囲気を味わいました。そして、次の一杯、お代わりを所望します。
    登場人物の造形が前作よりもはっきりしてきて、各々の動き方が得心できるものだからでしょう。
    皆が皆、らしい活躍をします。だから、読んでいて楽しい時間を過ごせます。
    綺羅星なんていう語句の使い方におや?と思わないでもありませんが、まあ、些細なことです。この下巻があれば、上巻の冗長な感じも気にな

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    2012年10月22日
  • 一鬼夜行 花守り鬼

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    ネタバレ

    一鬼夜行のときからだけど、このシリーズは読むと胸を締め付けられるような切なさがある。「切なさ」とは決して正の感情ではないのだけど、喜蔵や小春たちに感じる「切なさ」は心地よささえある。みんな、不器用だね。

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    2012年10月21日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    続編の今回も楽しく読んでいます。まだ、読んでいる途中ですが、一ページ毎に期待が膨らむ感じ。ちゃんとしたレビューは読後に入れるとして、「墨をするしか脳のない硯」160ページ、はよいのでしょうか?能のない?前作でも、あれ?と思う記述がありましたが、細かいことだけが気になっちゃうんですよ。

    上は途中までで書いたレビューでした。
    今、読み終えました。上巻はわりと予想の通り展開していくなーという感じで、安心感を持って読み終えました。登場人物の能力も洗練されてきたな〜、後半に期待の展開、愛すべきあいつはどうなるのかなー?
    ただ、211ページに「ひとつ返事」なる言葉が出てくる。ところどころに抵抗感のある言

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    2012年09月29日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    喜蔵が最後色々いわれてだけど、やっと動いてくれたのが嬉しいよ。
    なんだかんだといいながら皆に助けてもらってるんだなあと思いました。あと深雪ちゃんの肝の太さが半端じゃないなと思いました。料理はお兄ちゃんに習えばいいよ。
    最後の別れはちょっと寂しいけれど、また小春に会えるのを楽しみにしてる。

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    2012年09月08日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    ネタバレ

    なんだかんだと優しい喜蔵さんが幸せになれて良かった。付喪神たちを回収して歩く喜蔵さん無双が楽しかったです!(笑)

    今後多聞さんはまだまだ出てくるのかな・・・?時間も是非読みたいです

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    2012年09月02日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    ネタバレ

    一鬼夜行二作目。
    上巻なので、まだ解決はしてないのですが、小春がとってもよいですね。かわいい。
    何より小春が出てくる前と出てきた後のテンポがまるで違います。これから敵の手中に向かいところ。がんばれー!

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    2012年08月26日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    ネタバレ

    前回よりも人間らしい喜蔵さんがかわいらしい!
    ストーリーは弱冠予想がつきやすいかんじでしたが下巻でのどんでん返しに期待。

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    2012年08月20日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 上

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    相変わらず喜蔵の態度が焦れったい!
    新キャラの登場で色んな人が振り回されて、明治の町に波乱が巻き起こる。

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    2012年08月11日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    喜蔵さんがドンドン甘くなってきた。
    小春が好き何だなぁ。いや、喜蔵さんはどんなに貶してても相手の事を結構好きだったりするけどね。
    喜蔵さんの可愛い一面や優しい一面もてんこ盛り。
    多聞が良い位置をキープしたまま終わったので、次の登場が楽しみ。過去や未来、現と幻が交差して、面白かった。

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    2012年05月30日
  • 一鬼夜行 花守り鬼

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    はれて、妹深雪と一緒に住むようになった喜蔵だが、なぜか、互いにぎくしゃくしてしまう。
    いつもの面々で花見に出かけるが、
    見事な桜の木の元で、現実と妖の世界が交錯する。

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    2012年05月16日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    ネタバレ

    後書きにもあったが、この作品は人と物の怪の交流を描きながらも、互いの線引きがはっきりしている分、どうにも切なくもどかしい気持ちにさせられる。ただ、それでも確かに存在する人と物の怪の絆はやはりあたたかい。そして喜蔵が少しずつ変わり始めている契機を与えたのが今回の事件であるのなら、多聞は喜蔵の為に登場したのではないかとさえ思えてしまう。それにしても硯の精の過去話が良い。その話が伏線となって終盤のたった5文字で泣かされた。

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    2012年04月22日
  • 一鬼夜行 花守り鬼

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    ネタバレ

    一鬼夜行シリーズ第3巻。花見に向かった一同が出会う不思議な出来事のお話。
    今回は付喪神はほとんど登場せず、人間にスポットが当てられています。
    文が?なところもありましたが、前回一緒に暮らし始めた兄妹間の距離もさらに縮まり、最後はほっこりさせられました。

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    2012年03月21日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    大好きな「時代モノ+妖怪」という事で、2012年の読み始め(?)に選ばせていただきました。

    前作の「一鬼夜行」を読んだ時、面白い!けれど読み足りない!と感じたので、今回は上・下巻たっぷりと堪能させてもらいました。

    「妖怪が、妖怪として、妖怪のまま行間を跳梁跋扈する、正統妖怪小説である。」と、帯で京極夏彦氏が書かれておりますが、「妖怪らしい妖怪」も、この作品の魅力のひとつですね。
    小春ちゃんはあのままでいて欲しいですが(笑)

    是非、更なる続編を読んでみたいです。

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    2012年01月09日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    ネタバレ

    前回の件もですが敵役がかっこいいです。多聞は人間の時も十分怖い。
    今回登場する付喪神たちが可愛い!喜蔵とのかけあいも面白かったです。
    特に前差櫛姫とのやりとりの喜蔵の素直さに驚いた。
    前作の喜蔵のつんけんした態度が若干和らいでるのも喜蔵も成長してるのね…と嬉しかったです。
    しかし終わり方から今後小春と喜蔵は会うことがあるのかちょっと心配に。今後小春と喜蔵はどうなるのか…次回も楽しみです。

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    2011年11月08日
  • 一鬼夜行 鬼やらい 下

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    小春帰ってしまった。夕餉ぐらい食べていけばいいのに。硯の過去話が結構長めだし、多聞の件も終わったとは言いきれず・・・。いまいちスッキリしない。でも続編があるなら、それを待とう・・・という気にはなる。

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    2011年10月18日