宇野ジニアのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
個人的には全作品「何がダメなのか」分からないけど、商業的にダメな理由を読むとそれなりに理解できる。理解はできるけど、でもあまり納得はいかない。書きたいもの書きたいなら同人誌でやってね、ってことなんだろう。
商業作家は「書きたいもの」だけでなく「読まれるもの」もちゃんと追究しなければならないんだという面が垣間見える、そういう点でも面白いアンソロジー。
これを読むと、BLという世界は意外にも(それともやはり?)保守的なんだと思わされるけど、世の中そんなに王道好きな人が圧倒的多数なの?と私自身は思ってしまう。受は受らしく、攻受絶対固定、登場人物は共感しやすい日本人で、死にネタなんて言語道断!っていうのは、ともすればあまりにも定型化し過ぎていて、かえって創作の幅を極端に狭めているように思えてならないわけだけど、それでもそれが「商業」という枠だというなら、世の中それを求めている人が多くいる、ということなんだろうか。本当に?
たとえどんな設定でも、それが作品として、一つの読み物として完成していて面白ければ、読者は必ずいると思うんだけどなぁ。それに、そういった作品を書き上げてみせる作者の技量、みたいなのにも、今後のBL世界に期待してみたいところ。既に意欲的な作品を描く作家さんもみえるわけだし。