蓮池薫のレビュー一覧

  • 夢うばわれても 拉致と人生

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    蓮池薫氏「夢うばわれても」、2011.10発行。北朝鮮という国家による犯罪の犠牲者、大変な苦労、そして心からの叫びがあることでしょう!まだ未解決な北朝鮮による拉致問題、日本国政府、国民の生命と財産を守るため、そして国家主権の尊厳を維持するため、毅然とした対応をしてほしいと思います! 私としては、東京オリンピックよりもはるかに優先する政治課題だと思います!

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    2016年08月27日
  • 夢うばわれても 拉致と人生

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    蓮池薫さんの講演会があったことで、参加は出来なかったけれど、興味深くなり読んでみた一冊。

    どんな環境に置かれたとしても、必死で生きる術を身につけて生きておられた北朝鮮での暮らしが分かります。

    拉致問題の当事者としての視点で北朝鮮で家庭を持ってからさらに周囲の状況を読むことが多くなったのではと思います。

    自分の意志とは関係なく拉致という国家の戦略に陥ることになった中でも、挑戦を続けて来られた姿、そして、日本へ戻ってからの新しい挑戦に心を打たれます。

    納豆の話。
    何気なく食べているけれど、北朝鮮ではこのような思いを抱いて試作されていたのですね。

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    2016年08月19日
  • 拉致と決断

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    北朝鮮に拉致された蓮池薫さんの自伝。拉致されて北朝鮮で生活していた時の話が描かれている。北朝鮮での生活や実際の北朝鮮の人々の描写など知られざる部分を知ることができる作品。やはり北朝鮮は金日成の頃はまだ良かったがだんだんと生活困窮と体制が崩壊しつつあり今後どうなるのか予断を許さない様に感じると同時にまだ拉致されている横田めぐみさんをはじめとする拉致被害者の方の早い帰国を願わずにはいられない。
    北朝鮮のことを知るには読んでおくべき本多と思う。

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    2016年08月03日
  • 拉致と決断

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    何をどう書いたらいいのか……。

    この方がとても頭の良い方であるということと、
    いまもってして蓮池さんと同じような人がまだ彼の地にいることを思うと、とても辛いことだと思う。

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    2015年07月26日
  • 拉致と決断

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    同じ大学・同じ学部で私より一学年後輩。しかも同じ年の春に日本海の海岸近くで車に寝泊まりしながら旅行をしていた。
    私だったら、蓮池さんのように冷静でいられたろうか?
    早く拉致された全員の帰国を願ってやまない。

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    2015年06月14日
  • 拉致と決断

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    2002年の帰国からもう13年。
    だいぶ記憶が薄れつつあるからか、はたまた年齢と共に同郷ゆえの親近感が増してしまったからか、本書を手にしてしまった。
    主に蓮池さん自身の拉致から24年の話で、もちろん、様々な配慮があって他の拉致被害者のかたや、奥さんのことはほとんど語られていない。
    情報が断絶された中で希望に寄り添いながら必死で生きてきた様子がよく伝わる。時には心安らか時間があり、時にはアメリカとの開戦を身近に感じ怯えながらの生活。
    そして、日常生活を通してみた北朝鮮の実態。
    最も衝撃だったのは、日本への一時帰国さえ、自身の子供達には朝鮮内の旅行だと嘘をつかねばならなかったこと、日本人だというこ

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    2015年04月17日
  • 私たちの幸せな時間

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    韓流はあまり好きではないのだけど、佐原さんの作風が好きなので手にしました。
    原作が未読なので原作の評価はするつもりはないが、おそらくきっとコッテコテの韓流テイストを、何となく日本っぽくアレンジできてよかったと思います。
    思ってもみなかった事件でもなく、えん罪でもない、それゆえのラストは胸が痛かった。
    でもね…このお話は、日本では綺麗事になっちゃて涙を誘えないと思う。よくこっちで出版しようと思ったなぁ。

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    2013年01月18日
  • 私たちの幸せな時間

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    悲しく切ないお話なので佐原さんの透明感のある絵が合ってます。生きることに絶望している二人が出逢って惹かれていき、初めて「死」に脅える。
    読んでて「ん?」と思って調べたら原作は韓国の小説みたいです。日本に置き換えているものの、日本ではあまりキリスト教は根付いてないので外国が舞台なら納得。どちらにしろ亜細亜では死刑採用&支持派が多い(私も)のですが、一つ考えてみるきっかけにはなるかも。

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    2012年11月25日
  • 私たちの幸せな時間

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    死刑囚の青年と心に傷を負った女性の切なく悲しい物語。
    女性との心の触れ合いで青年の心が徐々に溶解していく
    絵も綺麗でとても丁寧

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    2012年09月27日
  • 私たちの幸せな時間

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    この二人、もっと早くに出会えていたら……!!!そうしたら…!!!
    と思わずにはいられない、そんな一冊。
    でも、あのタイミングでお互い出会えたからこそ、救い合えたのかもしれない。

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    2012年08月12日
  • 夢うばわれても 拉致と人生

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    北朝鮮に拉致された蓮池薫氏の回想・思いをつづった本。拉致問題が解決しない中でいえないこともあるだろうが、いろいろな思いが書かれていた。見知らぬ土地につれてこられた絶望感などが伝わってくっる。そして、生きるのが難しい時代に、困難な事態に直面している人へのメッセージがよい。

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    2011年11月27日
  • 私たちの幸せな時間

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    1度読んで、「あ、これダメだ」って思いました。
    だってすごく泣けるんだもの。
    設定やらあらすじの時点で泣くだろうなぁ、とは思ったけれど
    ここまでグサッとくるとは思ってなかったのです。

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    2011年03月31日
  • 私たちの幸せな時間

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    体の芯から揺さぶられた、そんな漫画だった。

    人と関わることで生まれる、幸せな時間。

    幸せな時間を手に入れるのには、難しいことはいらない。
    必要なのは、
    見栄をはらず
    苦しい時は 苦しいと…
    そして
    愛している時は
    愛しているとー…
    ただ伝えること。

    簡単なことの様で難しいんだなぁ。
    私も幸せな時間を少しずつ増やしていきたいなぁと思った。

    それともう一つこの作品を読んで考えさせられたことがある。それは、何か相手が憎くて憎くて仕方がない時でも、相手を赦すことで、自分も救われるということである。
    奥が深いなぁと思った。

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    2011年03月12日
  • 私たちの幸せな時間

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    泣きました。でも設定がずるい。
    死刑囚と自殺願望がある二人という設定がずるい。

    泣ける話に人の死は付き物だからか。

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    2010年09月27日
  • 私たちの幸せな時間

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    原作者が日本人だったらハッピーエンドだったでしょうね。

    そのくらいで日本の刑罰では死刑になりませんから。

    ハッピーエンドではありませんが、哀しいだけの話ではないと思います。

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    2010年12月31日
  • 日本人拉致

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    蓮池薫さんの最新刊
    拉致問題により踏み込んだ内容
    拉致問題だけではなく、蓮池さんの心の動き、北朝鮮での生活、北朝鮮体制側の動き、北朝鮮の一般の人の生活まで立体的に理解できる
    拉致被害者の皆さんの無事と帰国を祈ります

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    2025年11月23日
  • 拉致と決断

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    デート中にいきなり拉致されて
    知らない国に連れていかれるなんて
    恐怖でしかない
    そんな中でも家族を守り24年間生き抜いてきた蓮池さんの著書を興味深く読んだ
    書けないことが多いと思われる制約の中でも、蓮池さんの心の機微や、北朝鮮の人々の内面がとても伝わってきた

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    2025年10月31日
  • 死者宅の清掃

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    凄惨な自殺現場が生々しく描かれているのかな~とおっかなびっくり頁を捲ってみたけど決してそんなことはなく。特殊清掃というお仕事を通して自省している、日記を読ませてもらっているようだった。

    読んでいて所々にパンチラインと感じた文章があったので以下に記載。

    『虎は死んで皮を残し、人は死んで名を残すという。そのことわざに込められた名誉至上主義と度の過ぎる人間本位の世界観が私には気に入らなかった』

    『人生はとても複雑に絡んでいるようで、実はすべてが食べて生きるという単純な動機から始まっている。』

    『苦労の多い人間ほど大きな生きがいを持つといった比例法則のようなものが存在するのだろうか。』

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    2025年08月27日
  • 日本人拉致

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    ほんとに想像を絶するような体験をしてきたんだな。
    でもまだ著者は恋人とふたりで拉致されて結婚し子供もできて、だからこそこの理不尽な国でどうにか生きてこれたのかもしれないと語っているけど、めぐみさんのことを思うとほんとに胸が潰れそうになる。
    金日成が死んだ時、涙を拭う振りをしたり唾をつけて泣いてる振りをしたってところがリアルだった。
    こも国で生きていくには私でもそうするだろうな。
    早紀江さんが存命のうちに一日でもはやく返して欲しいと切に思った。

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    2025年07月25日
  • 日本人拉致

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    北朝鮮に拉致された後、日本に帰国した著者が23年ぶりに語る真相。拉致という出来事の瞬間から、北朝鮮に入国直後の思い、やりとり。そして、北朝鮮での20数年の生活と北朝鮮当局の思惑、狙いなどの圧力。徐々に外国人拉致の事実が国際社会に認められるようになってからの北朝鮮指導部の動き、そして帰国に際して著者夫妻がむしろ日本へは一時帰国でまた北へ戻ると考え、またそのように願っていたその訳。北に戻らずに日本に留まることになった変化。そして北がなぜ5人の拉致被害者のみを帰国させ、その他の人たちは死亡または不入国だと主張したのか、明らかな嘘だと見抜いていたが、その理由の推察。どれもが説得力に満ち、多くの疑問が解

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    2025年07月18日