蓮池薫のレビュー一覧

  • 私たちの幸せな時間

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    何度読み返しても、何でもっと早く二人が出会うことが出来なかったのだろうと思う。二人の不器用な人間が少しずつ前を向こうとする姿がいじらしい。読み終わった後には何か叫びたくなるような、泣きたくなるような作品。

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    2013年01月16日
  • 私たちの幸せな時間

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    泣きすぎてやばい。
    次また読むのが怖い。でも、きっと開くと思う。

    井上さんが、本当に良い人。


    あとは、彼は長髪の方が好きだった。いや、短髪もいいけど。
    空気読めない発言ですみません。


    男は、過去に三人の命を無差別に奪ってしまった死刑囚。
    女は、過去に三度もの自殺未遂を経験した元ピアニスト。

    ”木曜午前十時。それは私たちが生きることのできる唯一の時間。”

    ↑のようなの。物語に間にある、中表紙?の少ない言葉が、気になる。

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    2012年11月01日
  • 私たちの幸せな時間

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    死刑について、
    いろいろ考えさせられます。

    美しくて儚い恋のお話。

    しあわせを感じるのって難しい。

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    2012年06月23日
  • 私たちの幸せな時間

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    死にたがりのふたりの話。

    死刑囚の男の子と自殺未遂の女の子。
    近い未来、別れることになると分かっているのに、
    惹かれあってしまうふたりが切ない。

    何度読んでも涙が止まらなくなる、
    いのちの重さを考えさせられるお話。

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    2012年06月18日
  • 私たちの幸せな時間

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    主人公が叔母さんに言われている言葉は 私には身に沁みる痛さだったし、涙が出てきそうだった。
    主人公が「死刑囚が何年も生きることを許されるなんて執行機関は一体どうなっているの?」と言うんだけど、私自身もそう思ってた。
    夜神月ばりに死んで当然くらいに思ってた。

    なのに、いつの間にか死刑囚に感情移入していて、愚かな事をしたといくら後悔したところで許されることが決してなく、いつ執行されるか…どんなに最低な囚人だったとしても第三者からの情報しか流れないのだから、それが真実とは限らないんだなって。そう思える。

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    2012年06月12日
  • 私たちの幸せな時間

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    何回読んでも泣いちゃうなぁ……。
    加害者に対しては、やっぱり憤りを感じざるをえないけど、なんともやりきれない。。。

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    2012年04月28日
  • 私たちの幸せな時間

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    これを最初に買ったのは大学1回生の時。高3の時に死にたいとばかり呟いていたわたしは、死にもせず、のうのうと進学した。それはあまり関係ないのだけれども、この本は誰にも必要とされていないということは死んでいるということと同じこと。だれかに必要とされた、誰かを必要としているからこそ生きたいと思うのだと死刑囚と自殺未遂の女性やりとりで思った。小説原作にありがちな「小説読んだらわかる、荒い要約」みたいなものではなくてこの一冊だけでも十分メッセージ性はあります

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    2011年06月05日
  • 私たちの幸せな時間

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    佐原ミズ先生は家にだいたいそろっていますが、
    何度読んでも最後のシーンで涙が滲んでしまう…情けないなぁ。

    木曜日が切なくなり、
    このピアノの女性の不器用さがすごくいとおしく、
    犯罪を犯した男性の温かさにくるおしさを感じます。

    本当に、誰かに読んで欲しい。

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    2011年02月19日
  • 私たちの幸せな時間

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    ネタバレ

    マイガールが有名な人ですが、わたしはスキマスイッチとのコラボのスキマ式がすごく好きになって追っかけるようになった作家さんです。

    この作品は、非常に気になっていたのですが、(映画にもなってるし、翻訳は蓮池薫氏だったりするしそれなりに話題でしたよね)もうあらすじ読むと、絶対にあることを超えなくちゃいけない。
    そこに絶対にいくに決まっているので、あまりにも重いでしょーってことで読んでなかったんですよ。

    マイミクの方が最近映画の感想を書いていて、あーやっぱり読もう。って思って読みました。

    読んでよかった。
    でもすごくつらい。
    佐原さんの透き通るような絵が作品の雰囲気にあってます。
    だからこそ、祐

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    2011年02月05日
  • 私たちの幸せな時間

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    読むと切なくて苦しくなるから敢えて読まないでおく...という本がいくつかある。
    まさにこの本はそうだ。
    元々死刑制度に関心があった私は、更に興味が深まった…と同時に、2人の叶わない願いに切なくなった。
    生きる希望を見つけたのに、生きられない、また、残される者の苦しみが分かったような気がする。

    ただ切ないだけではなく、考えさせられる漫画だった。

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    2010年12月26日
  • 私たちの幸せな時間

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    数年ぶりに漫画で泣きました。

    毎日、なんの不便もなく暮らしている私が「死にたい」と言って過ごした1日は、「生きたい」と願っても、叶わなかった人の1日。

    心に傷を負った、不器用過ぎる2人の切ない愛

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    2010年12月21日
  • 私たちの幸せな時間

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    読む度に、生きる意味や自分の価値について考えます。
    そして、最後で必ず涙が溢れます。
    生きていればきっと
    誰かに必要とされるのかな、と思いました。

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    2010年11月30日
  • 私たちの幸せな時間

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    自殺未遂を繰り返す女性と、死刑が決定している囚人。
    叔母の薦めでそんな彼と話をするという役目をひきうけたけれど…



    久々に自然に泣けた漫画
    一冊の中に込められた想いがとても純粋
    ぼろぼろと涙がこぼれた

    明日を見ながら、希望を持ちながら生きること
    この二人にとってはそれが生き甲斐でもあって
    何よりも辛いことかもしれないけど
    間違いなく幸せだったんだろうと思う

    絵も好きだし、話も素敵
    この作者はいつも言葉選びとか、コマが絶妙だと思う
    小説があるそうなので読んでみたくなった

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    2015年06月25日
  • 私たちの幸せな時間

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    読んでいる途中で、ぼろぼろと涙を流してしまいました。
    皆誰かのことを想っているだけなのに、どうしてこんなに悲しいことになってしまうのでしょう。
    とても切なかったけれど、心が優しくなれる作品。

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    2010年11月09日
  • 私たちの幸せな時間

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    原作は別の方だそうですが。佐原さんが描くことによって、よりいっそうその世界観を突き付けられたときに、ぎゅっとなるというか。

    物事って結局は視点によるんですよね。
    大河ドラマは特に分かりやすい。例えば江戸末期、倒幕派を中心に描くなら幕府側が悪者になりやすい。新選組!と違って、龍馬伝の新撰組を怖いと感じたように。悪があると分かりやすいっていうのもあるんだろうけど。

    でも誰が悪いとか、悪くないとか。可哀想だとか、幸せだとか。そういうのは全部誰かの目線で見た時の感想でしかないから。客観的にっていうのは、私たちが人間で在る限り無理なのかもしれない。主観で生きざるを得ないんだろう。そういうことを考えさ

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    2012年11月05日
  • 私たちの幸せな時間

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    久しぶりに漫画で泣きました。彼の運命は悲しいものだけど、彼女と出会えたのも運命ならば、人の運命は悲しいだけじゃないのだと思いました。

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    2010年10月14日
  • 私たちの幸せな時間

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    生と死について、本当にいろいろ考えさせられました。切ない・・・。
    初めて読んだ佐原さんの作品です。人物の心情表現などが、本当にキレイでした。
    大好きです・・・!

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    2010年09月19日
  • 日本人拉致

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    北朝鮮へ拉致、ニュースとして知ってはいるけど、あんまり実感が伴わないこの事件、でも、ほんとうにこうして人生の多くの時間を拘束されていた人がいて、今もまだ帰れない人がいる、ということが現実のこととして解像度が増した気がします。

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    2025年11月15日
  • ハルビン

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    ネタバレ

    安重根と伊藤博文それぞれの人生を交互に描きながら、暗殺シーンの見せ場までに読者の気持ちをジワジワ高めていく手腕がお見事。
    「暗殺はまだかな?」とドキドキワクワクしながら読み進めていました。
    2人が少しずつハルビンに近づいてくるのを追いかけるのがまた楽しい。地図がついてたら嬉しかった。

    乾いた硬質な文体で、どの人物にも特段肩入れすることなく淡々と描いているのだが、しかしどの人物にもやけに生々しい存在感があり、「実際こういう人間であったのだろう」と思わせるリアリティに満ちている。

    ただ、個人的に、理想を掲げて突っ走る英雄タイプの歴史上人物が苦手なので、「奥さんと子ども置いて金も送らんと何してん

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    2025年11月14日
  • 日本人拉致

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    まだまだ道半ばの北朝鮮による拉致問題
    そんな中での今回の蓮池薫さんの手記、拉致されて向こうでの生活、何をしてまたはさせられて過ごてきたのか、
    拉致被害者同士の交流はあったのかなど、今まで私たちが知りたかったことを赤裸々に綴っておられる。

    工作員たちへの日本の教育、自分がかかわった工作員たちのその後のゆくえを心配し、どうか重大な事件に加担しないように、自分が教えたことで何かを成すことがないようになど、心を痛めておられた様子や、当時の最高指導者の死去に伴う哀悼の意の示し方、最高指導者に対する敬意の表し方、それは正しく思想教育の植え付けであり、そういう関連の書物を読まされ続けたと実に生々しく語られ

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    2025年11月09日