川上健一のレビュー一覧

  • 宇宙のウインブルドン

    Posted by ブクログ

    サーブだけでウィンブルドンで優勝してしまう日本人プレーヤー、杉本宇宙の物語です。

    「サーブだけで」というのは誇張ではありません。宇宙は文字通りサーブしか打てないのです。ストロークもボレーも何もできないので、リターン・ゲームは必ず落とします(というか、ラケットを振りさえしません)。しかし、サーブは超人的なので、自分のサービス・ゲームは必ず勝ちます。

    この奇妙奇天烈な設定で何が起こるでしょうか? 対戦相手は剛球サーブを受けて気絶もしくは負傷でリタイアするか、ゲームカウント6−6まで行ったあとのタイブレークでダブルフォールトを犯して負けるか、戦意喪失してリタイアするか、作者の都合によりいずれかの

    0
    2013年02月22日
  • ららのいた夏

    Posted by ブクログ

     川上健一さんの青春小説は好きです。本書は読み始めたときは、”出来過ぎ”、”ありえない”という場面が多々あり、若干うんざりしたのですが、最後まで読むとやっぱりさわやかさが残りました。これが川上健一さんの魅力かな?

    0
    2012年06月01日
  • 翼はいつまでも

    Posted by ブクログ

    1960年代、夏。野球部のぼくは暴投が怖くて送球ができない。おかげで2年生になっても畑の中で球拾い。
    そんなぼくが、深夜の米軍放送で流れたビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」を聞いてから何かが変わった・・・。忘れられない14歳の夏を駆け抜けた青春物語。


    青春モノは好きなジャンルなので評価が甘くなりがちだけど、これもいい作品。押さえるべき点をしっかり押さえ、王道を行くといった感じ。

    関口尚の「空をつかむまで」と比較すると、作家の年代的特徴がよくわかる。
    「空を~」が同じく学校・夏休みを舞台としながらも、仲間内のキャラクターしかほとんど描写されないのに比べ、この作品では野球部員、級友とい

    0
    2012年05月13日
  • ららのいた夏

    Posted by ブクログ

    天才少女ランナーと野球少年の物語。
    読み始めてすごく違和感があったので理由を考えてみると、文章がものすごく短い。スピード感を出すためのテクニックなのか、意図的な淡白さで何かを表現しようとしているのか...
    主人公ららのキャラクターは魅力的なのに、エピソードがあまりにも現実離れしていて興ざめ。

    0
    2011年10月02日
  • ららのいた夏

    Posted by ブクログ

    ららの笑い方が受け入れ難い。
    ららが大会などで素晴らしい成績をおさめていく様子などは爽快で、まあ、現実的にありえないとしてもまだ許せる範囲かなと思う。だけど、最後のららの病気がなんなのかはっきり病名出したり、もうちょっとその前の部分と後の部分の対照性をはっきりさせてほしかったかな。

    0
    2010年09月06日
  • 雨鱒の川

    Posted by ブクログ

    耳の聞こえない、蔵酒の娘と、母も幼い内になくし、絵が好きなんだけどちょっと知能の遅れた二人。
    そのふたりは心が繋がり、成長するにつれ、恋と発展。
    結婚させたくない父や昔からその娘に思いを寄せる友人にはばかれながらも、2人は村を去っていく。
    雨鱒を見つけ、夫婦でいる。それがキーテーマ
    ゆったりとした穏やかなはなしでした

    0
    2010年03月06日
  • 雨鱒の川

    Posted by ブクログ

    今読んでるー

    たしか、玉木さんと綾瀬はるかが出てる映画の原作?

    田舎の感じがすごく好きー

    0
    2009年10月04日
  • 監督と野郎ども

    Posted by ブクログ

    単純に馬鹿らしくて面白かった。ありえないプロ野球の話。弱小球団におじいちゃん監督がやってきて・・・選手も無茶苦茶だけどある意味で純粋、優勝しちゃうサクセス?ストーリー。こう書くとなんかよくある野球漫画みたいだが、この小説はサクセス部分・努力・根性がテーマでなく、あくまで笑わせるため?の小説。右の4番がいきなり左打席にたち続けたり、エースがマウンドで泣き出したり、もうめちゃくちゃだが、憎めず笑える。20年以上前の設定だが私にはちょうどよく分かる世代の選手がでてきて楽しい。一部実名なのでちょっと心配だ(笑 特に達川のおもらし。あれは本人に許可とってるのか???往年の野球好きで息抜きしたい方にお勧め

    0
    2011年08月06日
  • ららのいた夏

    Posted by ブクログ

    日課の早朝ランの途中に出会ったららは長距離の選手だった。
    野球でプロをめざすぼくと、短い命とともに走り続けるららの恋がはじまる。

    さいきんありがちな設定ぽいけどリアリティがあって季節感の描写もせんさいできれい。
    野球選手と長距離選手っていうのもいい。 さとこ

    0
    2009年10月07日
  • ららのいた夏

    Posted by ブクログ

    途中まではららが何を考えてるのかつかめんかった。でも走ることがただ好きなだけやったんやと思う。あそこまで夢中になれることがあるなんてすてき!!

    0
    2009年10月04日
  • 雨鱒の川

    Posted by ブクログ

    最近は読書に力を入れて。今回は初めて読む『川上健一』さんの『雨鱒の川』。心平と小百合の幼少からの絵や川を通しての物語。方言に癖があり、やや読むのに。内容は、恋愛なのか青春なのか、どっちでもないのか。淡々とした物語。

    0
    2011年07月17日
  • ららのいた夏

    Posted by ブクログ

    高校のマラソン大会で出会ったららと純也。陸上部にも入らずただただ走るのが好きなららと野球部でプロを目指す純也。いくらなんでも高校生のららが速すぎって思いましたが!!でも爽やかな二人に最後は涙〜〜〜。。。こんな素敵な恋愛が世の中に一つくらいあってもいいな〜〜って思いました!!

    0
    2011年07月18日
  • 雨鱒の川

    Posted by ブクログ

    まだ映画は見てませんが、綾瀬はるかを想像しながら読破。
    可愛らしくて、優しい気持ちになります。
    でも、最後がちょっと…かな?

    0
    2009年10月04日
  • 宇宙のウインブルドン

    Posted by ブクログ

    現実にはありえないけどw

    サーブだけで世界一を目指すってのがいいな!!

    しかも最後は○○になってるし・・・

    0
    2009年10月04日
  • 雨鱒の川

    Posted by ブクログ

    何年か前に読んだもの。
    幼馴染の純愛というテーマに惹かれ、映画化されると聞いて読みました。
    いいお話だし、東北ののどかさが感じられるけど、私個人としてはもうちょっと叙情的な文体が好きなので、この評価です。
    夏休みに読むにはぴったりかな、と思います。

    0
    2009年10月04日
  • 雨鱒の川

    Posted by ブクログ

    聞こえない少女と、聞こえる青年。言葉はなくても心で思うだけで、通じる。普段聞こえる人と話すのに苦労している聞こえない私としては、ありえない!と思いながらも、素敵だと思いました。

    0
    2009年10月04日