川上健一のレビュー一覧
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ネタバレ神山久志
青森県十和田市立南中学校。補欠の野球部員。捕球までは完璧だが、ファーストへスローイングしようとすると弱気の虫が出てしまう。三年でレギュラーになった。
輪島
補欠の野球部員。あだ名はおっさん。吃る癖がある。視力が弱くてボールがよく見えないから打つことも守ることも投げることもうまくいかない。
力石
補欠の野球部員。集中力がなくていとも簡単にエラーしたり三振したり、ランナーになってもくだらないポカでアウトになる。そのくせすぐふてくされてしまう。三年でレギュラーになった。
中川
大学を出たての体育の教師。野球部の顧問で監督。神山たちの担任。大学で二塁手をしていた。
工藤
野球部副キャ -
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ネタバレ台詞が全て強めの方言で書かれているので、読解は地の文からも頭を働かせる必要があった。ただ、方言特有のあったかさも相まって、全体的に古き良き日本を感じられる。田舎の狭いコミュニティのあれこれも、ネガティブなものというよりは、伝統的なものとして、支え合いの精神が押し出されている。一方で、排他的な面も描かれているので、最終的には駆け落ちという選択は自然に感じた。諦めきれない恋心と、断ち切ることのない心の繋がりが、田舎の社会性、排他性と照らし合わされながら描かれていた。駆け落ちした二人が、どうか幸せであるようにと願わずにはいられない。幸せの形は、人それぞれだなあ。
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3.5
東京でフリーのデザイナーをしていた主人公・あゆみは、妊娠を機に恋人と破局、さらには流産と心身共に疲弊したタイミングで、両親と二人の姉の身勝手な要請を受け入れ帰岡。奉還町商店街で雑貨カフェ・セワーネを営むが、あゆみを溺愛する夫・雅彦と息子・悟史との幸せな生活もつかの間、乳がんに侵されてしまう。
手術は成功するが、治療の副作用や戻らない体力、さらには再発の恐怖と闘いながら、微妙な関係の両親の世話、そしてセワーネの営業と奔走する。
そんなあゆみを支え、何とかして励まそうとする雅彦のトンチンカンな頑張りや、商店街の人々の暖かいサポートの物語。
◯難波あゆみ
◯難波雅彦 あゆみの夫。
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