川上健一のレビュー一覧

  • 翼はいつまでも

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    1963年青森の中学生男子。部活はパワハラ、アホなこと、エロいことで頭がいっぱい。しかし同級生の謎の女子に偶然出会う。

    めちゃくちゃ良かった。泣いてしまった。男子の心を100%描く究極の小説

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    2025年08月27日
  • 翼はいつまでも

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    中学生って一番難しい時期ではないかと思うけど、その成長物語として、色褪せない名作と思う。
    作者のこどもに対する信頼とエールを感じる。

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    2025年02月20日
  • 小さな幸せ物語

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    何度涙を流したか。身近な物語に必ず感動や共感が盛り込まれていて、かといって大きく感情を揺さぶられるほどのこともなく、寝る前に2~3編ゆっくり読んですっと寝入る、そんな時間を過ごせた。

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    2024年08月08日
  • 翼はいつまでも

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    青春小説の代表作です。湖畔で出会うシーンは胸が締め付けられる思いで自然と涙が溢れてきました。ビートルズとの出会いがいかに衝撃的であったのか臨時感あふれる思いです。「お願い、お願い、私」いいですね!

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    2024年02月10日
  • 翼はいつまでも

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    2023年の夏フェアで紹介されていて気になって読んだ作品。

    「え?」、「ん?」と思わされる展開がたくさんあって面白かった。引き込まれた。百田尚樹さんの「モンスター」と同じくらいページをめくるのが楽しかった。

    印象的で好きなシーンが二つある。
    音楽教師の小林先生が、声を出して歌わない斎藤多恵に向かって、「音痴でもいいの、大切なのは心を込めて歌うこと」という場面。
    もう一つは、静まり返った十和田湖で、斎藤多恵が全裸になって泳ぐ場面。読んでいると自分も開放的な気持ちになれたような気がして良かった。

    主人公の神山くんが、ビートルズの曲に心うたれ、結果的に周囲の人間に影響を与えていく。自分にも元気

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    2023年08月06日
  • ららのいた夏

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    2007年08月08日 19:01
    純愛に弱いんでしょうか。

    もう何年も前に読んだ本だけど、すごく感動したことを覚えている。

    タイトルが過去形ってことはラストは分かりそうなものの、当時の僕は思いがけない展開に号泣…。

    というのは嘘ですが、グッッとくるものがありました。

    純愛で勝負するなら、爆発的に売れている世界の何とかで何とかを叫ぶよりも絶対こっちの方が良いと思う。

    ありがちなパターンと言えばパターンですが、ヒロイン・坂本ららは、すごく爽やかでかわいい。

    文章だけでここまで書けるかって感じです。

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    2023年06月24日
  • 翼はいつまでも

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    すごくイイね!
    読み始めは字が小さくて少し読みづらかったが、あっという間に、このお話しの世界に入って行けた。少し古い時代、でもすごくハッピーな季節。中学生の夏のひととき。あー、これいいな。おすすめです♪

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    2023年05月02日
  • 朝ごはん

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    主人公慶ととあるきっかけで移住した町の楽しい人たちとの心温まるストーリー。
    最初はリストラされたところから物語が始まり、とあるきっかけで朝ごはん屋さんを始める。
    自分が嫌いだからこそ自分へラブレターを送り、自分の好きなところを見つけていくのは良いことだな。
    自分もやってみよう。
    嫌いでも自分をしっかりと見つめられる慶はすごいな。
    楽しく読めました。

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    2023年03月04日
  • 翼はいつまでも

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    自分が好きなジャンルとかよく分かってないけど本を読んで人生で1番心動かされた作品。これから何冊の本を読んでもベスト5には残ると思う。

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    2022年05月07日
  • 翼はいつまでも

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    最高の読後感!!
    多感な年頃の中学生が描かれていて、爽やかな感動で胸がいっぱいです。
    きっとこれから何回も読み返すことになる一冊になりました。

    前半は大人の理不尽やあり得なさににイライラ。
    自分に自信のなかった野球部補欠の主人公が、ラジオで偶然耳にしたビートルズの曲をきっかけに変わっていくのがすごく良かった。
    野球部のため、大人の理不尽に立ち向かっていく姿には痺れました。

    一人大真面目にHなことで悩んでる様子や、思いついた名案にもおバカで吹いたなー。
    野球部の絆、友情、初めての恋。
    仲間たちとの無茶もバカもいい。
    中学生の成長ってすごいなぁって思いました。
    グッとくるシーンがいくつもあって

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    2022年04月26日
  • 雨鱒の川

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    ネタバレ

     川上健一さんの「翼よいつまでも」(2004.5)、少年と少女の純愛を歌い上げました。そして「雨鱒の川」(1994.9)も東北の村での心平と小百合の恋心を成就させました。心平は魚捕りと絵を描くことが大好きな少年。小百合は大きな造り酒屋の一人娘で耳が聞こえない少女。川上から下った雄の雨鱒と海から上がってきた雨鱒の雌が一緒に海に行く姿。真剣で淡い二人の心が川上健一さんによってあますところなく描かれています。でも、秀二郎爺ちゃんと小百合を愛してやまない恋敵の英蔵なくしてこの物語はできなかったと思います。

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    2022年02月24日
  • 翼はいつまでも

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    ネタバレ

     十和田にある中学校。中学2年の秋から中学3年の夏までの1年間。神山久志と斎藤多恵のプラトニック・ラブを見事に描いた作品。青春は無条件に素晴らしいと改めて思いました。感動しました。川上健一「翼はいつまでも」、2001.7刊行、2004.5文庫化。

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    2022年02月14日
  • 翼はいつまでも

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    主人公にエールを送りながら、それが実は自分へのエールであることに気付く。全体的に軽いテンポでサクサク読めます。というか僕は最初から最後まで一気に読んでしまいました。

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    2021年09月25日
  • ららのいた夏

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    違う作者なのですが、前にもマラソンの本を読んで面白かったのでこの本を読もうと思いました!
    川上健一さんの作品は初めてでしたが、これを読んでお気に入りの作者に!

    坂本ららは明るくて走るのが大好きな高校生。小杉純也は野球が上手で走るのが速い高校生。このふたりの出会いはマラソン大会でした。今までのマラソン大会は純也がダントツの1位だったけれど、今年は、走っているのにも関わらず笑顔でお喋りが好きなららが追い上げてきて純也と2人でゴール。この出会いから2人は毎朝海岸沿いを走ったり、キスをしたり、お互いの応援をしたり…
    応援のおかげで、ららはレース中にも関わらず溺れてる子供を救ったり、世界新記録を出すな

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    2021年08月11日
  • 翼はいつまでも

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    ネタバレ

    学生時代の青春物語というのがふさわしい感じの作品。

    舞台はビートルズが日本に浸透し始めた時期ということで、時代的な古さはあるものの、話は抜群に面白かったです。

    話の内容がとてもよく目に浮かぶ作品でした。

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    2020年11月02日
  • 翼はいつまでも

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    勇気。一歩前に出よう。

    最後の親父さん登場あたりから、
    ぐっときたなぁ〜。

    電車で読まなくて良かった( T_T)\(^-^ )

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    2019年11月09日
  • 翼はいつまでも

    購入済み

    ビートルズがきた時代の世相

    1962年デビューしたビートルズはあっという間に日本にやって来た。不良の聞く音楽だと否定する大人たち。大人になりつつある中学生は違った。この小説ではそんな中学生たちが、現代と変わらぬ様に部活動をし、性に目覚め、泣いたりわらったりする日々を書いてあるのだが、現代と違うのはまわりの環境。ビートルズがやってきたことによって、自分の思っていることや考えていることを好きな様に表現できる様になった初めての世代。大人にもおかしいところはおかしい、と言えるようになった。今から50年以上前の話だがその事を感じさせない。当時もいじめはあった。中学生にもなると皆、好きな人ができたり、好きな音楽や映画などどんどん世界

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    2018年01月16日
  • 雨鱒の川

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    いい小説だなあ。

    青森の寒村に、絵を描くことと魚取りだけが好きな心平と、その心平と幼少の頃から一緒に育った耳の聞こえない小百合を描く初恋小説。

    好きなことだけやればいいってことはなくて、心平の場合、東京に出てみんなと離れ離れになっても画家の修行にいくのか、小百合の場合、実家を継ぐ為に養子を取るために結婚するのかといった現実を突きつけられ、選択を迫られる。

    その中で、小百合も心平も婆っちゃも相手のことを思う会話の描写がきれい。英蔵も、自分の好きな子のために生きようとしている姿が、かっこいいし、でも、心平という人物がいることでどうにもならない姿が、切ない、
    方言だから、短い言葉ではあるし、よ

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    2017年01月22日
  • 翼はいつまでも

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    若いころには尾崎豊を聞いてみたり僕らの七日間戦争を読んでみたり、まぁそんなに大人は分かってくれない!みたいな気持ちがあったわけじゃないけど、そういう空気感は共有していた、みたいなところはあった。それが今や大人になって、はっきり言ってしまえばあの頃のことはあんまり覚えてないなぁ、と。もう何十年も経ってしまって。そして今、子どもとどんなふうに向き合っているのか、などと考える。昔みたいにすぐ殴るとか、頭ごなしに命令するような親や先生は減ったような気もするけど、だからといっても子どもと向かい合うってどんな時代にも難しいよな。などという気持ちを思い出させてくれる。しかしこんなにも素直に自分の気持ちを打ち

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    2016年06月18日
  • 翼はいつまでも

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    ネタバレ

     青春小説の王道!

     若い人が読めばもちろん感動するでしょうし、年配者が読んでも昔を思い出して心を揺さぶられるでしょう。

     あるいは自身に思い当たることがあって、恥ずかしくて「キャッ!」と叫ぶ人がいるかもしれません。

     それにしても若いということはうらやましいですなあ(ああ、年寄りのようなことを書いてしまった……)。

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    2016年10月08日