田中修のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ときどき、人間の生き方に寄せて、植物の生態を語る部分がうっとうしいが、知らなかった事実も多く、読む価値はあった。
・タネは3000年以上もの間、都合の悪い環境(温度、水、酸素、光)を耐えしのいで、発芽のチャンスを待ち焦がれていた。
・モヤシは光が当たると、伸長が止まる。
・花は生殖器官。
・ナシ、サクランボ、ソメイヨシノは接ぎ木で増やされている。
・雄株と雌株がある植物に、サンショウ、イチョウがある。
・東京が日本一早い開花宣言を出すのは、高知や宇和島、熊本より、温度が高いからではない。冬の温度が高いため、春になっても、これらの地方のソメイヨシノのつぼみの目覚めが悪いから。
・暑さと寒さはタネで耐える。
・「ひと花咲かせるのは」無限の寿命を放棄した命がけの大仕事。
・黄葉や紅葉の役割として、紫外線の害を除去することが考えられる。
・葉っぱは自分で準備して、舞い落ちる。 -
Posted by ブクログ
色とりどりに美しく香り高いフルーツという名の球形は
その中にいったいなにをかくしているというのか
みずみずしく芳醇な甘酸っぱさを期待してこれを割ったならば
その中から人間の赤ん坊が生まれてきたという昔話もあるように
人々は、みずからの心の楽園をその美しさに投影する
アダムとイヴもまた
エデンをしのぐすばらしい楽園を
リンゴのなかに期待したのかもしれない
しかし食べてしまえば、それも文字通り「梨のつぶて」だろうか?
いや、残された種を見る、そのときこそ我々は
「歴史」とむきあう機会に立っているのだ
皮は風呂にでも入れればよいだろう
写真がたくさん使われてて楽しい新書
さいきんこういうの多いですね -
Posted by ブクログ
この本を読んで わかりやすく説明しようとする姿勢がよく見えて
あらためて 植物のふしぎな生き方を知ることができた。
『葉っぱの機能は
1 夜と昼の時間のながさを感知している。
2 光合成をして ブドウ糖やでんぷんをつくり 栄養補給している
3 蒸散をして 体温調節をする。』
という ことを 物語風にして 説明していた。
植物に 動物と同じように五感があるように工夫して書かれている。
この本を読みながら インスピレーションが湧いた。
この本は 植物がじっとして動かないように見えるが
植物が 地球上に誕生して以来の 歴史的な視点で見ることによって
植物の 環境に 適応してきた姿が 今ここにあることを
実感させられる。
なぜ春に花が咲くのか?
というテーマも重要なテーマであり、
この本が出版された 2003年には
フロリゲンはまだ見つかっていなかったが、
現在では 開花を促進する 遺伝子は見つかって
フロリゲンの姿も 徐々に明らかにされつつある。
科学の進歩は早いが この本は そのたどってきた道をきちんと見るうえでも好著であることは確かである。
ただ 平易に説明しようとして 少ししたたらずのところもある。
根の役割を水分を吸収するだけに限定しているところなど。
また 殺虫成分を含む遺伝子組み換え植物について
取り上げているが その説明があまりなされていなかったり、
CO2が増えることによって 植物はどうなるのかについても
植物は憂えているだろう としているだけである。
植物を見ながら 植物の立場で説明しようとする手法が
うまく編集できていないような気もする。
しかし、読むに値する本であろう。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
電信柱に突如咲いた美しい花々、ガラスビーズで栽培したキノコ、真っ赤な突然変異レンコンなど植物のふしぎな生態を紹介しながら植物学の基礎をたのしく解説します。
まったく新しい植物学の入門書。
[ 目次 ]
第1話 電信柱に咲く花の謎
第2話 赤色のレンコン
第3話 植物の光感覚
第4話 ガラスビーズでキノコを栽培
第5話 七色のプロトプラスト
第6話 遺伝子の組換え
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]