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身近な植物にも不思議がいっぱい! アジサイやキョウチクトウ、アサガオなど毒をもつ意外な植物たち、長い年月をかけて巨木を枯らすシメコロシノキ、かさぶたをつくって身を守るバナナ、根も葉もないネナシカズラなど、植物のもつさまざまなパワーを紹介。動物たちには真似できない植物のすごさを、「渋みと辛みでからだを守る」「食べられる植物も毒をもつ」「なぜ、花々は美しく装うのか」などのテーマで、やさしく解説。
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Posted by ブクログ
植物は厳しい自然界で生き残るために、その環境に適した様々な生き方をとっている。名前をよく聞く身近な植物や野菜を題材にそれぞれの植物たちがもつ生存戦略について分かりやすく解説した本。 森林の良い香りは細菌やカビから植物たちが身を守るために出すもので、それを人間は昔から上手く利用しているというお話は...続きを読む特に印象的でした。 本書で紹介されている科学的かつ歴史的な観点から植物を観察すると、五感以上に「植物が持つすごさ」を感じることができ、豊かな心を持つことができるようになるのだろうなと思いました。
なんだか縁起が悪いと感じる彼岸花。 お地蔵さんの側に植えられているのはなんで? 著者田中先生の愛情深さと博識さがどのページにもふんだんに散りばめられていて。 読みながらとても優しい気持ちになりました。 かかりつけの小児科のDrにオススメいただき、感謝。
「えっ これなんという名前でした?」 「それは タケニグサですよ 森の鹿も食べないので こうして いっぱいそこかしこに 生えているのですよ」 しばらくしてから 「えーっ と これはなにでした?」 「それは タケニグサですよ」 と 同じような時期に同じ質問をして ようやく10回目ぐらいにして...続きを読む ようやく覚えることができる。 「えぇ わからないことは 何度も聞けばいいのですよ 私も 初めはそうでしたから」 と 山野の道を歩きながら 私の 植物の師匠は 話してくれた。 いままで 知らなかった 植物(動物)が 名前がわかるようになると まるで 世界が見えてくる ぐらいの心持に 楽しくなってしまう。 きっと この著者の田中修センセイも 何度お聞きしても ニコニコ応えてくれる 植物の師匠のお一人だと思う。
NHK子ども科学電話相談でも素敵な回答を聞かせてくれる田中先生。 植物について「へぇー!」と思うことがこの本にも多く書いてあり、感動した。 「植物ってすごいんだよ」と言ってみたところで、人にそのすごさはなかなか伝わらない。毒を作る、とか、身を守る、とか、生き残る術をいろいろとっている、といってもその...続きを読む感動はイマイチだ。 だけどこの本のレベルで「詳しく」書いてあると、新鮮な感動と実感がある。 私も人にすごさを伝えるときには詳しく言おう、と思った。
2016最初に読んだ本がこの本でよかった、と思えるくらい面白かった。正確には、興味深い内容が書かれていた。普段我々が何の気なしに接している植物の色、香り、味などが植物の生存本能、つまりタネを守って残すための植物の工夫によったものであることが、多くの例を用いて、分かりやすく説明されている。植物を見ると...続きを読むきにこの本の内容を思い出し、その植物の工夫に感心することであろう。暖かくなったら植物園に行ってみようかしら。
毎年NHKラジオで行われる人気放送、「夏休み子ども科学電話相談」で植物を担当している、田中修先生が手がけた本です。 「いっぺんいうてみよか?」の名フレーズは、今年の夏に、Twitterでもちょっとした人気でした。 一応大人向けとなってはいて、高校生物程度の専門用語も出てきます。とはいえ全体に文章は...続きを読む平易です。 時折、漫画のように笑ってしまうような、コミカルなエピソードも挟まれています。 なので実際は小学校の高学年児童や中学生でも楽しめると思います。 因みに、巻末で謝辞を述べられている高橋亘先生も、今年の夏に電話相談の植物担当を行っていた先生です。
植物と動物の循環は芸術的。植物が光をデンプン等のエネルギーに変換して、それを摂取した動物は体内でエネルギーに変換して活動し、もとの水と二酸化炭素に戻って動物の体内から出てゆく。 植物は食べられる代わりに、動く動物に種を運ばせる。 動けないというハンディは植物を戦略家に仕立てた。 その戦略を確立する為...続きを読むには、夥しい先人(先植物)の命をかけたトライアンドエラーが重なっているだろう。 ピーナツの戦略など、どうやって確立したのか、どういうプロセスを経て行き着いたのか、とても想像出来ない。 人間と彼岸花の共生、紫外線他自然環境への適応、読みどころ沢山だった。
植物はすごい! 自分では動けないけど、その生き残り戦略は動物となんら変わることなくすごい。 植物は水と空気中の二酸化炭素と太陽光でブドウ糖やデンプンを作っているわけだけど、それは動物には絶対にできないことだし、人間も今のところどんなにコストをかけても、それはできないこと。植物はそれだけではなく...続きを読む、アミノ酸も脂肪もビタミンも成長に必要なものは全部自ら作っている。これはすごい! 植物のすごい! が満載の本。 少しくらいなら動物に食べられてもいいように進化し、あるいは一定程度は動物に食べられるように進化したり、逆に食べられたいないものは渋みや辛みを持ったり、猛烈な毒を持つように進化したり。 熱中症にならないために自分の体を冷やす冷却能力を持ったり、寒さに耐えるために体内の糖分を増やしたり、ロゼットという形態を得たり、地下茎を形成したり・・・とにかくすごい。 これだけすごいと、実は植物にも意識や知能があるんじゃないか・・・とさえ思ってくる。でも、それは違う。植物はそんなもの必要ないよ、という進化をしてきたんだなぁ。生き延びるや遺伝子を残すということに関しては意識や知能の有無が上位にあるってことではなく、種の戦略に過ぎないんだってことなんだろう。植物はすごい!
植物についての関心を持つきっかけになる本。 現代の生活では植物に関心を持っていなくても何不自由なく暮らすことができる。食事のとき野菜や果物を食べるがそれは植物というよりは食べ物である。そんな意識の外にあった植物を知ることは、よりよく生きること学ぶことにつながりそうだなと思えた。
なぜ赤い果物は甘いのか なぜ熱帯の植物はカラフルなのか ユーカリの葉には青酸が含まれてるのになぜコアラだけは食べられるのか 冬を過ごすと野菜はなぜ甘くなるのか 種なし果物の秘密 等々、淡々とした文章で書かれた植物のフシギ。 面白かった!
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植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
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田中修
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