田中修のレビュー一覧
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植物の香りと科学のおはなし
解説がわかりやすくて楽しい
そういや…前に友人から、北海道のお土産に「すずらんの香りの紅茶」あげると言われて「そんな恐ろしいものいらん!」と言ったら不思議がられたんだけど、すずらんって猛毒ってわりと知らない人が多いのか…(いや、そのお茶は毒じゃないけどもうイメージが毒なんで…ってメーカーもそこ考えて作ったらいいのに…)
さてさて本の内容は…
時間が経つにつれ香りが濃くなるゲッカビジンの秘密やら
お茶から蘭の花の香りがする秘密とか
桜餅の香りの秘密とか
ニンニクと珈琲の香りの相殺の話とか
どれも身近で興味深かった~
個人的に匂ってみたいのは
カツラのキャラメル香
ラフレシアの腐った肉の臭い
ショクダイオオコンニャクの足の裏臭
かな
って、臭いにおいメインかいっ!
そう、この本を読んでクロモジ茶が飲みたくなってネットで購入してしまった
飲むのが楽しみ~ -
Posted by ブクログ
ーー身近な植物にも不思議がいっぱい。アジサイやキョウチクトウ、アサガオなど毒をもつ意外な植物たち、長い年月をかけて巨木を枯らすシメコロシノキ、かさぶたをつくって身を守るバナナ、根も葉もないネナシカズラなど、植物のもつさまざまなパワーを紹介。動物たちには真似できない植物のすごさを、「渋みと辛みでからだを守る」「食べられる植物も毒をもつ」「なぜ、花々は美しく装うのか」などのテーマで、やさしく解説。ーー
やさしく解説しすぎて、重複した説明によるまだるっこしさが玉に瑕。しかし、植物のすごさは十分伝わってくる。
特に、光合成。太陽の光と、水と二酸化炭素だけで、自身の体の中にぶどう糖(デンプン)を合成する能力は、これだけ科学技術が進歩した現代でさえ人工では再生できないということからも、すごさがわかる。
本書では、さらに動物や昆虫などに一方的に捕食され弱弱しくみえる植物のサバイバル術や子孫の増やし方なども解説。各々独自で様々な手法を駆使している様子は、まるで各植物が示し合わせたように全体最適化を実現している。
本書を読めば、植物に対する眼差しが変わること必定です。子供と一緒に読んでおきたい1冊です。 -
Posted by ブクログ
田中先生はほんっとに植物がお好きだなー
リスペクト感がハンパない笑
渡辺和子さんを意識してない?笑
編集者さんがヨイショして、ニコニコしてる感じがするー!
あとがきまで読むと
楽しんでまとめた、というよりも
伝えたい気持ちで執筆されたようですね
きっとこの本に収まらないくらい沢山の事柄があったのでは??
紫外線から身を守るために鮮やかな色 高山植物
植物と接している先生だからこそ
待つ事をわかっていらっしゃる
時を待て 必ず春が来る
チャンスのために準備を怠るな
結果を急ぐ現代に考えさせられる
水分がない時でも根をはって待つ
トマトや水ナスのように
自分を植物にイメージすると
苦難も乗り越えられるかもしれない
香りや蜜が無くても暖かさで補えばよい
福寿草は寒い頃に咲く
陽を浴びると花の中は暖かいそう
ふわふわした花の中に
虫たちが集まるのを想像すると和む(^^) -
Posted by ブクログ
植物たちは、根から吸った水と空気中の二酸化炭素を材料にして、太陽の光を利用して、葉っぱでデンプンをつくる
学校で習ったし、もう当たり前の常識的なことになっているが、実際「どんなに費用が掛かってもいいから、水と二酸化炭素を原料に、太陽の光を使ってデンプンを作ってください」と依頼して引き受けられる人はいない
何気なく当たり前に感じていたがやはり植物はすごいことを静かにしている!
そもそも何も食べなくて生きていることがすごい!
「だって自分たちで作れるんですもの!」
⁉︎⁉︎⁉︎
し、失礼しました!
そう、先に書いた通り、植物たちは自分たちで、光合成によりデンプンやブドウ糖を作りだし、これらをエネルギー源としている
さらに言うとタンパク質となるアミノ酸までも作り出している
アミノ酸に特に必要なのは窒素なのだが、植物たちはこれを土から根を通して養分として取り込んでいる
そして植物たちのさらなる尊敬に値するすごいところはすべての動物の食糧を賄っているところだ
「ええ?でも肉食獣とかは肉しか食べないでしょ?」
まぁそうなんだけど、実際ライオンたちの餌となるのは草食動物
つまり植物を食べている肉を食べているのだから、全ての動物は植物たちを食べて生きていることになる
「そんなの植物がかわいそう 理不尽だ!」
まぁそうなんだけど、そこはうまくできている
植物たちにも動物が必要なため、少しくらいなら食べられてもいいと思っている
「うん でもちょっとだけよ…」
花粉やタネとして運んでもらったり、動物の糞により遠くへ運んでもらったり…と動き回ることのできない植物にとって、動物の存在は必要である
そうそして、少しくらいなら食べられても良いというものの、もちろん「だからぁ…ぜんぶはダ〜メ!」ということで、その被害が深刻にならないよう身体をつくり上げる高い能力をもっているのだ
そう、それらの摩訶不思議ですごい能力がたくさん紹介されている
トゲ、渋み、辛み、ネバネバ、匂い、毒…
など防衛方法はいろいろある
また本書で驚いたテーマは下記の2つだ
お日様が好きだと思っていた植物にとっても紫外線は有害てあるということだ
しかも、人類より先にご存知であった
「今頃紫外線紫外線て大騒ぎして…ちょっと前まで日光浴を楽しんでたくせにね」
そう自分世代が子供の頃は、子供が日焼け止めクリームなんて塗らなかった!
親切な植物なら「この人たちわかってないわ…大丈夫かしら」心配してくれていたかもしれない
植物たちのからだにはビタミンCやビタミンEを多く含み、抗酸化物質を作り出している
さらに言うとアントシアニンとカロテンの二代色素も作り出せる
美容に敏感な女性ならわかるだろう
例えばアントシアニンはハイビスカス、バラ、アサガオ、ツツジなどの赤い花や青い花に含まれる
そう花びらが美しく色づいているのは昆虫に蜜を吸って受粉してもらうだけではなく、紫外線による有害な活性酸素を除去するためでもあるのだ
またカロテンにおいて、野菜がわかりやすいだろう
太陽をガッツリ浴びた野菜は色が濃い
トマトやナスなどがわかりやすい
「もっと有り難くいただいてよね 天然のサプリなんだから」
仰るとおりです…
もう1つのテーマは寒さをしのぐ方法だ
例えば常緑樹は冬でも葉が落ちない
低温の寒い中でも緑色のまま、何事もないようにしている
なぜ凍らないか
それは冬の寒さに耐える準備をきちんとしている
冬に向かって葉の中に凍らないための物質を増やすのだ
それは糖分である
砂糖の濃度が濃いほど、真水に比べて凍りにくいのは想像できる
まさにその原理だ
「だからって葉っぱ食べたって甘くないわよ 毒もあるからやめた方がいいわ」
はい
「でもね、あなたたち野菜でわかるでしょ」
あ!
なるほど
冬の寒さを越えた野菜たちは甘い
雪下にんじんとか美味しい
凄いなぁ
植物は私たちより自然の摂理を理解している
話せない、動けない分知恵もある
「黙っているからってなにも知らないと思ってるの?うぬぼれないで」
すみません
植物は私たちのことが嫌いだろうなぁ
「これほど恩恵を与えているのに、まぁいつもとは言わないけど、恩を仇で返してくるんですもの」
すみません
これからはもっと仲良く共存できるように、知識を増やしていきます! -
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クイズ形式になっているので、正解・不正解を楽しみながら読むことができた。
80問。
そういえば生物で勉強したな、と思い出すこともたくさんあった。
記憶力に自信がないので、読んだことをすぐに忘れてしまいそうなのが、残念だ。
植物は動かない、なんてことない。
驚くべき存在だ、と感じた。
2005.8.24
ともかく面白かった。
生物って、本当に面白い。
ソメイヨシノが全て接ぎ木で増やされている、とか、全く知らなかった。
植物って、人間に似ているところがあるんだ、と驚いた。
2008年に売り出される種なしのビワも食べてみたい。
でも、高いんだろうなぁ。
植物についてもっと知りたい。
この本は保存版だ。 -
Posted by ブクログ
身近な植物にも不思議がいっぱい。
そんな植物の「すごい」特集。
何というか、休日の昼下がりに日向ぼっこしながら、おじいちゃんの話を聞いてる感覚になってくる一冊でした。
種々の花々や果実の生態系云々よりも、それにまつわる蘊蓄の方が興味を惹かれてしまった。言葉の語源や、神話、その他、著者のほっこり感想など。
そんな中、初めて聞いた熟語。
「歳寒の松柏」
歳寒は寒い冬を意味し、松柏はマツと、ヒノキ科のヒノキやサワラ、コノテガシワなどの樹木を指す。これらはいずれも常緑樹で、寒い冬にも緑の色を変えないことから、どんなに苦しい時でも、信念を貫き通すことのたとえに使われるそう。
良い言葉ですね。
古来、神社仏閣に植栽されてきたのが、杉、松、椿、榊、櫁などの常緑樹。 -
Posted by ブクログ
ふつうの植物は窒素を土の中から吸収するが、ハエトリソウは生きた虫の体からそれを吸収する。痩せた土地でも生きられるための防衛手段として身につけたものである。自然界において生き残ることができたものというのは、環境の変化に対応できたもの。植物たちは様々な工夫を凝らして、自分の置かれた場や状況の中で生き残っている。人間は植物と違って動き回ることができるものだから、ついつい自分に合わせた環境を求めてしまう。場を求める努力も必要だが、時には自分が置かれた状況に合わせることも必要だということ。相手や環境を変えるのではなく植物のように自分自身を変えてみる。やってみれば、それまで気づかなかった自分の力が発揮されることもきっとある。植物たちの強かに困苦に立ち向かう姿勢から環境に抗わない知恵と工夫を学ぶことができた。
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ポピュラーな果物から、
日本ではあまり知られていないけれど、
おいしくて世界で愛されている果物まで、
50種類の果物をかんたんに解説し、
さらに果物の「なぜ?」と思えるようなところの
おもしろい話を盛り込んだ本です。
ポリフェノール、ビタミンC、ビタミンE。
抗ガン作用だとか、長生きに大事だという抗酸化物質ですが、
ぶどうだとかレモンだとか果物に多く含まれるものです。
でも果物って、おまけというか趣向品みたいなもので、
僕がスーパーの青果担当をしていた時には、
野菜ほどなんてぜんぜん売れない、
と先輩から聞いたし実際そうだったのだけど、
でも、たくさん食べたいものですよね。
日本人の果物摂取量は世界のそれと比べても低いそうです。
オランダ人は、日本人の4~5倍くらい食べていて、
それが食べ過ぎだとしても、
今の日本人の平均の150gよりは多く食べた方がよいと書かれていました。
200g以上が推奨で、アメリカ・ドイツ・フランス・イギリスなんかでは
250gは食べているそう。
また、
世界には、おいしそうだけど知らない果物がたくさんあり、それを本書で知りました。
食べる機会があれば、初めて味わう味に感激するのだろうなあ、と想像してみたり。
ジャックフルーツ、チェリモヤはまったく知らなかったです。
ドラゴンフルーツ、マンゴスチン、スターフルーツも、
名前だけ知ってたり店先で見てたりしていても、食べたことはないですね。
僕くらいのフルーツ音痴だと、マンゴーの正式名称がマンゴスチンだと思ってましたから。
まったく見た目も、たぶん味も違う果物なのでした。
実は、ビワも食べたことが無いし、
アケビやザクロなんかも食べ方すら知らないです。
キンカンはミカンの小さい感じの果物ですが、
これはスーパーの青果係をやっていたときにつまみ食いしました、どうも。
おいしかったんですよね。へえ、おいしくてマイナーだな!と驚いたりして。
きっと、果物に限らず、世の中にはそういうのって多いんだと思います。 -
Posted by ブクログ
ときどき、人間の生き方に寄せて、植物の生態を語る部分がうっとうしいが、知らなかった事実も多く、読む価値はあった。
・タネは3000年以上もの間、都合の悪い環境(温度、水、酸素、光)を耐えしのいで、発芽のチャンスを待ち焦がれていた。
・モヤシは光が当たると、伸長が止まる。
・花は生殖器官。
・ナシ、サクランボ、ソメイヨシノは接ぎ木で増やされている。
・雄株と雌株がある植物に、サンショウ、イチョウがある。
・東京が日本一早い開花宣言を出すのは、高知や宇和島、熊本より、温度が高いからではない。冬の温度が高いため、春になっても、これらの地方のソメイヨシノのつぼみの目覚めが悪いから。
・暑さと寒さはタネで耐える。
・「ひと花咲かせるのは」無限の寿命を放棄した命がけの大仕事。
・黄葉や紅葉の役割として、紫外線の害を除去することが考えられる。
・葉っぱは自分で準備して、舞い落ちる。