田中修のレビュー一覧

  • 植物のかしこい生き方 欲張らず、むだに戦わずしたたかに生きる知恵
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    田中修
    甲南大学特別客員教授。1947年京都府生まれ。京都大学農学部卒業、同大学大学院博士課程修了。スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理工学部教授などを経て、現職

    ラフレシアは大きさも世界一ですが、匂いの強烈さでも世界一の部類に入ります。 その匂いは動物の死骸が腐った匂い、トイレの悪...続きを読む
  • 植物のかしこい生き方 欲張らず、むだに戦わずしたたかに生きる知恵
    植物の生き方から、人の生き方の参考になることが記載。生活の仕方は、植物と人は大きく違う。けど、抽象的に見れば、生きるために努力していることは同じ。生命とは、といったことが考えさせられる。
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
     植物には、月下美人、オオオニバス、セコイアなど目立つすごさもありますが、本書では秘められたすごさが紹介されています。田中修「植物はすごい」、2012.7発行。①成長力(生産能力)がすごい(光合成)。キャベツ、5㎎のタネが4ヶ月で1200gに(24万倍)。植物は自分たちの食料だけでなく地球上の全ての...続きを読む
  • ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事
     ①植物への水の供給は、根が水を押し上げて上に運ぼうとする力と葉っぱ(気孔)の蒸散により水を上から引き上げる力。真夏の炎天下、葉がぐったり(水不足)。夕方から夜、命がけの吸水が。②植物は根から吸った水と、空気中から吸収した二酸化炭素を材料に、光を使って葉っぱでデンプンを作っている。自分で自分の食料を...続きを読む
  • 植物はすごい 七不思議篇 知ってびっくり、緑の秘密
    七つの植物の七つの「ふしぎ」を面白くわかりやすく紹介しています。
    一つのふしぎの謎が解けるとさらに新しいふしぎが姿を現し、またそのふしぎを解明する、というように話が進んでいき、一気に読むことができました。
  • フルーツひとつばなし おいしい果実たちの「秘密」
    よく知られたフルーツから、あまりよくは知らないフルーツまで50種の楽しい蘊蓄話。とにかくフルーツにはビタミンなどの栄養が豊富なのには驚く。ビタミンCをはじめポリフェノール、ビタミンE、ビタミンA、βークリプトキサンチン、ヘスペリジン、ペクチンなどの食物繊維、アントシアニン、カロテン、クエン酸、・リン...続きを読む
  • 角川の集める図鑑GET! 恐竜
    文字が細かいので、じっくり読みたい子供向け。骨格による分類は系統図にまとめ、各論は時代と地域別になっている。読みごたえ満点!
  • 植物のいのち からだを守り、子孫につなぐ驚きのしくみ
    植物達の脅威的な生きる力に、
    いつも感動させられる!

    「植物のいのち」 
    田中修著 中公新書
    成熟したリンゴからは、エチレンという気体が放出される。
    エチレンが空気中にわずか八万分の一という低い濃度で含まれるだけで、ツボミは開かず、花はしおれることが知られている。
    「拡散」
    昼と夜の長さに反応する...続きを読む
  • 植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略
    植物に毒があるのは食べられないようにするためと病原菌などから身を守るためである。実際には食べられないと困る事情もある。
    ①注意!有毒物質をもつ身近な植物ージャガイモ、スイセン、ヒガンバナ、イヌサフラン、チョウセンアサガオ、ユウガオ、ベラドンナ、アジサイ、ヨウシュヤマゴボウ、ビワのタネ、スズラン、キョ...続きを読む
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学
    合成の香りに囲まれて現代人には、自然の香りを愉しむことさえできなくなっているように感じる。この本掲載されている植物の本当の香り、本物の香りを知るきっかけになると思う一冊。
  • 植物のすさまじい生存競争 巧妙な仕組みと工夫で生き残る
    植物が、どんな工夫をして生き延びてきたのか、写真や具体的な説明で、とても分かりやすく書かれています。
    毒やトゲや花の色、味で、気候や天敵から身を守る。いい匂いや悪臭で虫達を誘う。特定の虫だけに有利な形や模様の花をつける。簡単には枯れない作りになっている。
    などなど、実際に町に出て、見てみたくなるし、...続きを読む
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    なんだか縁起が悪いと感じる彼岸花。
    お地蔵さんの側に植えられているのはなんで?

    著者田中先生の愛情深さと博識さがどのページにもふんだんに散りばめられていて。
    読みながらとても優しい気持ちになりました。

    かかりつけの小児科のDrにオススメいただき、感謝。
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    「えっ これなんという名前でした?」
    「それは タケニグサですよ
     森の鹿も食べないので
     こうして いっぱいそこかしこに
     生えているのですよ」
    しばらくしてから
    「えーっ と これはなにでした?」
    「それは タケニグサですよ」
    と 同じような時期に同じ質問をして
    ようやく10回目ぐらいにして...続きを読む
  • 植物のひみつ 身近なみどりの“すごい”能力
    身近な10の植物のふしぎとひみつに迫る。誰でも見たこと、聞いたことのある10の植物のふしぎ、身近すぎて気にならなかったが、言われてみれば、確かになんでだろうね?と感じるようなことを分かりやすく解説する。話題は植物学的な話にとどまらず、広く、テーマとなる植物のふしぎを紹介する。例えば、無洗米はどのよう...続きを読む
  • 植物のひみつ 身近なみどりの“すごい”能力
     身近な植物の中に秘められた疑問点を「ひみつ」と称し、答えに戸惑う「ふしぎ」を解明するというスタイルで書かれている。一つ一つの問題点を明確に解説するのでとても読みやすい。時々植物学以外のふしぎにも言及するのが愛嬌で、筆者もそれを楽しんでいることが伺える。
     ひまわりは太陽の方向を向いて咲いているので...続きを読む
  • 日本人と資本主義の精神
    昔のファイナンスの連載が面白くて、期待して購入。最初は面白く勉強になるのですが、第1部の終わりぐらいから怪しくなる感じ。最後の1940年体制の議論は参考になるかなあ。一揆とか押込とか空気とか、日本の資本主義との関連がうまく入って来ませんでした。反省。
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    NHK子ども科学電話相談でも素敵な回答を聞かせてくれる田中先生。
    植物について「へぇー!」と思うことがこの本にも多く書いてあり、感動した。
    「植物ってすごいんだよ」と言ってみたところで、人にそのすごさはなかなか伝わらない。毒を作る、とか、身を守る、とか、生き残る術をいろいろとっている、といってもその...続きを読む
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    2016最初に読んだ本がこの本でよかった、と思えるくらい面白かった。正確には、興味深い内容が書かれていた。普段我々が何の気なしに接している植物の色、香り、味などが植物の生存本能、つまりタネを守って残すための植物の工夫によったものであることが、多くの例を用いて、分かりやすく説明されている。植物を見ると...続きを読む
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    毎年NHKラジオで行われる人気放送、「夏休み子ども科学電話相談」で植物を担当している、田中修先生が手がけた本です。
    「いっぺんいうてみよか?」の名フレーズは、今年の夏に、Twitterでもちょっとした人気でした。

    一応大人向けとなってはいて、高校生物程度の専門用語も出てきます。とはいえ全体に文章は...続きを読む
  • 植物はすごい 七不思議篇 知ってびっくり、緑の秘密
    2015/9/11 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2017/1/11〜1/18

    田中先生の植物関連本。何度か直接お話を聴かせて頂いたことがあるが、独特の語り口調そのままの親しみやすい文体に導かれ、植物の不思議の世界に引き込まれる。サクラ、アサガオ、ゴーヤ、トマト、トウモロコシ、イチゴ、チュー...続きを読む