田中修のレビュー一覧

  • 植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略

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    私は植物の凄さに驚かされています。
    花は、私達の心を癒してくれる
    この本から植物の持っている
    毒☠️
    と薬効が
    素晴らしいし生きて行く為の知恵を与えてくれます。

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    2025年10月31日
  • すごい植物最強図鑑

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    植物=静かに淡々と生きている、というイメージを良い意味で裏切られた良書です。
    生き残るために、毒や臭いを分泌し、棘で外敵を牽制し、虫を食べ、仲間に危険を知らせ、何重ものバリアで果実や種を守り、ニッチな植生に進化し、地上部がごっそり食べられても根から再生する…
    移動しない植物たちの強かで合理的な防御機構はとても興味深く、自然の進化の奥深さを実感できました。

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    2025年09月06日
  • 雑草散策 四季折々、植物の個性と生きぬく力

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    もう驚きの連続。半世紀以上生きてきて、こんなことになってるのか!と初めて知る事ばかり。改めて自然の奥深さに感心した。
    3年ほど前から道端に咲いている花を写真に撮って、名前と特徴を記録しているが、そういう目で道端を見てみると、今まで気付かなかった植物がどんどん見つかる。そして一カ月もするとまた新しい花に出会う。これが何とも楽しい。そして毎年続けると決まった季節に律義に咲く花に再会して、季節の変化を感じることができる。この本で更に楽しみが増えそうだ。

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    2025年08月20日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

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    植物は厳しい自然界で生き残るために、その環境に適した様々な生き方をとっている。名前をよく聞く身近な植物や野菜を題材にそれぞれの植物たちがもつ生存戦略について分かりやすく解説した本。

    森林の良い香りは細菌やカビから植物たちが身を守るために出すもので、それを人間は昔から上手く利用しているというお話は特に印象的でした。

    本書で紹介されている科学的かつ歴史的な観点から植物を観察すると、五感以上に「植物が持つすごさ」を感じることができ、豊かな心を持つことができるようになるのだろうなと思いました。

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    2025年05月06日
  • 植物たちに心はあるのか

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    植物がまるで心をもって振る舞うようなこともあり、その現象についてわかりやすく解説している本。

    植物の関連知識を思い出すのには良い内容だとおもう。
    著者の植物愛が伝わってきてよかった。

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    2025年05月06日
  • 植物はおいしい ──身近な植物の知られざる秘密

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    サツマイモの食用部は根で、ジャガイモの食用部は茎。
    温州みかんの白い筋は、葉っぱで作られた栄養分が果実の中に運ばれる通路で、そこに栄養が含まれているから食べた方が良い。
    おコメに「特A」が与えられるのは、香り、白さやつや、形などの「外観」、甘みや旨みの「味」、あり過ぎてもなさ過ぎても減点になる「粘り」、適度な「硬さ」の六項目の評価をクリアできたもの、とのこと。
    おいしくて食べやすく、育てやすいものにするための品種改良にも触れているので、野菜の価格高騰に困っている今、温暖化に強く、安定した供給がのぞめる作物を開発してもらえると助かります。

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    2025年01月30日
  • ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事

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    普段はあまり考えることもない、植物の暮らしぶりを教えてくれて、興味深かったです。
    植物にも五感らしきものはあるようだ、
    ソメイヨシノのように、なぜ接ぎ木でしか殖やせない植物がいるのかなど、
    動物とは違った生き様を教えてくれて、楽しかったです。

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    2024年12月25日
  • 植物のかしこい生き方 欲張らず、むだに戦わずしたたかに生きる知恵

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    田中修
    甲南大学特別客員教授。1947年京都府生まれ。京都大学農学部卒業、同大学大学院博士課程修了。スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理工学部教授などを経て、現職

    ラフレシアは大きさも世界一ですが、匂いの強烈さでも世界一の部類に入ります。 その匂いは動物の死骸が腐った匂い、トイレの悪臭のような匂いと言われています。 それはラフレシアの受粉活動に必要なハエをおびき寄せるためだそうです。

     私たちは、「変わっている」というと、文字どおり、〝変〟なことと思いがちです。しかし、その目的がまともなものであり、変わり方が世の中のルールに反しないものなら、「変わっている」ことは、〝変〟なこ

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    2023年12月16日
  • 植物のかしこい生き方 欲張らず、むだに戦わずしたたかに生きる知恵

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    植物の生き方から、人の生き方の参考になることが記載。生活の仕方は、植物と人は大きく違う。けど、抽象的に見れば、生きるために努力していることは同じ。生命とは、といったことが考えさせられる。

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    2023年09月08日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

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    ネタバレ

     植物には、月下美人、オオオニバス、セコイアなど目立つすごさもありますが、本書では秘められたすごさが紹介されています。田中修「植物はすごい」、2012.7発行。①成長力(生産能力)がすごい(光合成)。キャベツ、5㎎のタネが4ヶ月で1200gに(24万倍)。植物は自分たちの食料だけでなく地球上の全ての動物の食料を賄っている ②栗の実の防御:鋭いイガ、硬い鬼皮、渋皮 ③病原菌の退治:ネバネバ(ムチン):山芋、オクラ、モロヘイヤ ④有毒物質で守る:アジサイの葉(青酸)、チョウセンアサガオ(アトロピン) ⑤紫外線の活性酸素と闘うために、抗酸化物質であるビタミンC、Eを体内に ⑥夏の暑さと乾燥に負けない

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    2023年07月21日
  • ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事

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    ネタバレ

     ①植物への水の供給は、根が水を押し上げて上に運ぼうとする力と葉っぱ(気孔)の蒸散により水を上から引き上げる力。真夏の炎天下、葉がぐったり(水不足)。夕方から夜、命がけの吸水が。②植物は根から吸った水と、空気中から吸収した二酸化炭素を材料に、光を使って葉っぱでデンプンを作っている。自分で自分の食料を。③植物は光合成の副産物として酸素を放出。酸素からオゾンができ、オゾンが紫外線を吸収して陸で生物が暮らせるようになる。④葉っぱは夜の長さをはかっていて、季節の訪れを前もって知ることができる。そして、芽に合図を。

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    2023年07月12日
  • 植物はすごい 七不思議篇 知ってびっくり、緑の秘密

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    七つの植物の七つの「ふしぎ」を面白くわかりやすく紹介しています。
    一つのふしぎの謎が解けるとさらに新しいふしぎが姿を現し、またそのふしぎを解明する、というように話が進んでいき、一気に読むことができました。

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    2023年03月13日
  • フルーツひとつばなし おいしい果実たちの「秘密」

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    よく知られたフルーツから、あまりよくは知らないフルーツまで50種の楽しい蘊蓄話。とにかくフルーツにはビタミンなどの栄養が豊富なのには驚く。ビタミンCをはじめポリフェノール、ビタミンE、ビタミンA、βークリプトキサンチン、ヘスペリジン、ペクチンなどの食物繊維、アントシアニン、カロテン、クエン酸、・リンゴ酸・酒石酸などの有機酸、ミネラル(カリウムやカルシウム)、ブドウ糖、果糖など、それぞれの果物によって多少はあるが、「こりゃ、毎日フルーツを食べるべきだ」とつくづく思ってしまう。温州ミカンを食べていると肝臓障害の目安のrーGTPの数値が、アルコール類を飲む人でも上がらないというのだ。さっそく酒飲みの

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    2021年11月14日
  • 植物のいのち からだを守り、子孫につなぐ驚きのしくみ

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    植物達の脅威的な生きる力に、
    いつも感動させられる!

    「植物のいのち」 
    田中修著 中公新書
    成熟したリンゴからは、エチレンという気体が放出される。
    エチレンが空気中にわずか八万分の一という低い濃度で含まれるだけで、ツボミは開かず、花はしおれることが知られている。
    「拡散」
    昼と夜の長さに反応する性質は、「光周性」
    「越冬芽」
    植物が、一定期間、寒さを体感することで、花を咲かせるようになる性質を「春化(バーなりゼーション」
    葉っぱの中の水分に糖が多く含まれるほど、葉っぱの凍る温度が低くなる。「凝固点降下」
    抗酸化物質の代表は、ビタミンCとビタミンEです。
    花や果実の色素は、抗酸化物質。その一

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    2021年07月20日
  • 植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略

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    植物に毒があるのは食べられないようにするためと病原菌などから身を守るためである。実際には食べられないと困る事情もある。
    ①注意!有毒物質をもつ身近な植物ージャガイモ、スイセン、ヒガンバナ、イヌサフラン、チョウセンアサガオ、ユウガオ、ベラドンナ、アジサイ、ヨウシュヤマゴボウ、ビワのタネ、スズラン、キョウチクトウ、マメ、ドクセリとドクニンジン、バイケイソウなど
    ②人間以外の生き物に毒になる物質ージョチュウギク、クスノキ、ヒノキ
    ③毒が薬にも!植物から生まれたお薬ーイヌサフラン、トリカブト、クソニンジン、ヤナギ、ニンニク
    ④上手に摂ると役に立ってくれる植物たちーヘマトコッカス、コーヒー、グレープフル

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    2021年06月03日
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学

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    合成の香りに囲まれて現代人には、自然の香りを愉しむことさえできなくなっているように感じる。この本掲載されている植物の本当の香り、本物の香りを知るきっかけになると思う一冊。

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    2021年05月29日
  • 植物のすさまじい生存競争 巧妙な仕組みと工夫で生き残る

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    ネタバレ

    植物が、どんな工夫をして生き延びてきたのか、写真や具体的な説明で、とても分かりやすく書かれています。
    毒やトゲや花の色、味で、気候や天敵から身を守る。いい匂いや悪臭で虫達を誘う。特定の虫だけに有利な形や模様の花をつける。簡単には枯れない作りになっている。
    などなど、実際に町に出て、見てみたくなるし、匂いを知りたくなります。取り上げられているのが身近な植物が多く、ちょっとその辺を歩いていると出会うことができ、この植物はこんな仕組みで頑張って生きているんだなぁと思えて、植物ひとつ見るだけで楽しめるようになりました。

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    2020年10月25日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

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    なんだか縁起が悪いと感じる彼岸花。
    お地蔵さんの側に植えられているのはなんで?

    著者田中先生の愛情深さと博識さがどのページにもふんだんに散りばめられていて。
    読みながらとても優しい気持ちになりました。

    かかりつけの小児科のDrにオススメいただき、感謝。

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    2019年11月04日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

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    「えっ これなんという名前でした?」
    「それは タケニグサですよ
     森の鹿も食べないので
     こうして いっぱいそこかしこに
     生えているのですよ」
    しばらくしてから
    「えーっ と これはなにでした?」
    「それは タケニグサですよ」
    と 同じような時期に同じ質問をして
    ようやく10回目ぐらいにして
    ようやく覚えることができる。

    「えぇ わからないことは
     何度も聞けばいいのですよ
     私も 初めはそうでしたから」
    と 山野の道を歩きながら
    私の 植物の師匠は 話してくれた。

    いままで
    知らなかった 植物(動物)が
    名前がわかるようになると
    まるで 世界が見えてくる
    ぐらいの心持に 楽しくな

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    2019年06月20日
  • 植物のひみつ 身近なみどりの“すごい”能力

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    身近な10の植物のふしぎとひみつに迫る。誰でも見たこと、聞いたことのある10の植物のふしぎ、身近すぎて気にならなかったが、言われてみれば、確かになんでだろうね?と感じるようなことを分かりやすく解説する。話題は植物学的な話にとどまらず、広く、テーマとなる植物のふしぎを紹介する。例えば、無洗米はどのようにできているのか…?なぜ田んぼは夏に水を抜くのか…?などなど。本に取り上げられた身近な植物に、より興味を持って接することとなるであろう。タンポポの綿毛を瓶の中で広げる実験は、子どもが喜びそうで、是非やってみたいと思った。

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    2018年10月15日