田中修のレビュー一覧

  • 日本人と資本主義の精神
    元大蔵官僚である著者が、日本型資本主義の形成とその背後にある文化的背景について論じるとともに、今後の日本がめざすべき社会のありかたについて考察をおこなっている本です。

    まずは、アメリカ型のグローバル資本主義と、サブプライム・ローンに端を発する世界経済危機によってその権威が失墜した経過についての解説...続きを読む
  • 植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略
    タイトルから生物学的な話を想像していたのだが、どちらかというと雑学集という感じ。主体も植物というよりかは毒を摂取した人間がどうなるかみたいな話が多い。
    主婦向けの情報番組を一冊の本にまとめました、くらいのイメージかな。
    パラっと流し読みするにはトピックも短いし、文章も軽いので良いと思う。
  • ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事
    <目次>
    第1章  何を食べているのか
    第2章  ストレスと闘う
    第3章  からだを守る
    第4章  季節を先取りする
    第5章  生殖に工夫を凝らす

    <内容>
    田中さんの植物シリーズ。ちょっと視点を変えて、植物の生きる知恵をまとめたもの。ヒガンバナのつぼみはあまりできない、とか面白かった。
  • 雑草のはなし 見つけ方、たのしみ方
    〈目次〉
    第1章 春を彩る雑草たち
    第2章 初夏に映える緑の葉っぱ
    第3章 夏を賑わす雑草たち
    第4章 秋を魅せる花々と葉っぱ
    第5章 秋の実りと冬の寒さの中で

    〈内容〉
    田中修さんの本は読みやすいし、頭に入りやすい。新書版で、カラー写真が巻頭にしかないのが残念。もう少し...続きを読む
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学
    2021.8
    植物の香りの多彩な働きを紹介しており、効能を中心に科学的な視点からも、その職場がもつ香りについての説明があり面白かった。
    ストレスを和らげたり、鎮痛作用があったりと、最近アロマにはまってるので、参考になる一冊。
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学
    植物の香りと科学のおはなし

    解説がわかりやすくて楽しい

    そういや…前に友人から、北海道のお土産に「すずらんの香りの紅茶」あげると言われて「そんな恐ろしいものいらん!」と言ったら不思議がられたんだけど、すずらんって猛毒ってわりと知らない人が多いのか…(いや、そのお茶は毒じゃないけどもうイメージが毒...続きを読む
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    ーー身近な植物にも不思議がいっぱい。アジサイやキョウチクトウ、アサガオなど毒をもつ意外な植物たち、長い年月をかけて巨木を枯らすシメコロシノキ、かさぶたをつくって身を守るバナナ、根も葉もないネナシカズラなど、植物のもつさまざまなパワーを紹介。動物たちには真似できない植物のすごさを、「渋みと辛みでからだ...続きを読む
  • 植物のかしこい生き方 欲張らず、むだに戦わずしたたかに生きる知恵
    田中先生はほんっとに植物がお好きだなー
    リスペクト感がハンパない笑

    渡辺和子さんを意識してない?笑
    編集者さんがヨイショして、ニコニコしてる感じがするー!

    あとがきまで読むと
    楽しんでまとめた、というよりも
    伝えたい気持ちで執筆されたようですね
    きっとこの本に収まらないくらい沢山の事柄があったの...続きを読む
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学
    植物と香りの科学。
    おもしろい。
    キンモクセイが日本には雄株しか存在しないことに驚き、
    35歳以上の女性には存在しない甘い香りが存在することに驚き、
    クリがカスタネットの語源であることに驚いた1冊。
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

    植物たちは、根から吸った水と空気中の二酸化炭素を材料にして、太陽の光を利用して、葉っぱでデンプンをつくる
    学校で習ったし、もう当たり前の常識的なことになっているが、実際「どんなに費用が掛かってもいいから、水と二酸化炭素を原料に、太陽の光を使ってデンプンを作ってください」と依頼して引き受けられる人は...続きを読む
  • クイズ 植物入門 一粒のコメは何粒の実りになるか
    クイズ形式になっているので、正解・不正解を楽しみながら読むことができた。
    80問。
    そういえば生物で勉強したな、と思い出すこともたくさんあった。
    記憶力に自信がないので、読んだことをすぐに忘れてしまいそうなのが、残念だ。
    植物は動かない、なんてことない。
    驚くべき存在だ、と感じた。

    2005.8....続きを読む
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    身近な植物にも不思議がいっぱい。
    そんな植物の「すごい」特集。
    何というか、休日の昼下がりに日向ぼっこしながら、おじいちゃんの話を聞いてる感覚になってくる一冊でした。
    種々の花々や果実の生態系云々よりも、それにまつわる蘊蓄の方が興味を惹かれてしまった。言葉の語源や、神話、その他、著者のほっこり感想な...続きを読む
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    植物の生態について、生きていくこと(遺伝子を残すこと)に対する仕組みの凄さについて書かれています。何気に見かける(よく聞く)、あの植物にこんな凄さがあったんだと面白く読ませていただきました。
    植物は食べなくても、太陽と水があれば生きていけます。そこが動物と違うところなのですが、それでも地上には動物が...続きを読む
  • ありがたい植物 日本人の健康を支える野菜・果物・マメの不思議な力
    日本人、今でこそ少なくなったけど喫煙好き、そして野菜や果物の摂取量は少ない。それなのに、平均寿命、健康寿命は世界のトップクラス。その理由を著者は次の4つだと。①日本の生活環境が安全・安心 ②進んだ医療技術とそれを享受できる保険制度の充実 ③国内産農産物の優れた品質 ④和食パワー。この本の内容自体は、...続きを読む
  • 植物のかしこい生き方 欲張らず、むだに戦わずしたたかに生きる知恵
    ふつうの植物は窒素を土の中から吸収するが、ハエトリソウは生きた虫の体からそれを吸収する。痩せた土地でも生きられるための防衛手段として身につけたものである。自然界において生き残ることができたものというのは、環境の変化に対応できたもの。植物たちは様々な工夫を凝らして、自分の置かれた場や状況の中で生き残っ...続きを読む
  • 植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ
    ●タイトルどおり、植物のあっぱれな生態について解説している。植物の生き抜くための創意工夫について色々知ることができる。
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    ●ひと口に植物といっても、多種多様な特徴があって、様々な戦略でもって厳しい自然の中を生き抜いている。そんな植物の生き方を改めて観察してみると、どうしてそうなったのか、なぜそんな姿になったのかと思うことも多いけれど、それにはちゃんと理由があって驚きがある。植物の世界も奥が深い。
  • ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事
    それなりに植物と暮らしている自分でさえ、植物の性質といえば光合成して二酸化炭素吸って酸素出して根っこから水吸って・・・という雑なステロタイプしか持ち合わせていなかったことに気付く。実に様々な特徴や機能を持っていて、読んでいて飽きない。珍奇な植物の紹介ではなく、よく知られている身近な植物たちの知られざ...続きを読む
  • フルーツひとつばなし おいしい果実たちの「秘密」
    ポピュラーな果物から、日本ではあまり知られていないけれど、おいしくて世界で愛されている果物まで、50種類の果物をかんたんに解説し、さらに果物の「なぜ?」と思えるようなところのおもしろい話を盛り込んだ本です。世界には、おいしそうだけど知らない果物がたくさんあり、それを本書で知りました。食べる機会があれ...続きを読む
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫
    すべてを「すごい」で片付けるのは、あまりにも「雑」かと。
    読者をバカにしているような印象を受けましたし(読者の知識レベルをかなり低く見ている印象を受けましたし)、取り上げている植物にも失礼な表現かもしれない、と思いました。

    また、植物の進化の因果関係に関する記述も、かなり雑な印象を受けました。...続きを読む