田中修のレビュー一覧

  • タネのふしぎ タネは光の色を見分けるか?「不老長寿の秘薬」と呼ばれるタネは?

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    タネの発芽条件は,「水,空気(酸素),適当な温度」と五年生の教科書には出ています。
    そして,親切な先生方は,「発芽には日光は関係ない」ということまで説明したりしています。
    しかし,本書を読むと,これまで,常識だと思っていたことが,?????となります。

    この夏,本書を基にしたレポートを読む機会があり,とても興味を持って読みました。

    花粉管が伸びていくのはなぜかなど,いろいろと興味深い話題がいっぱいです。

    植物に興味のある方,小中学校で理科を教えている方にお薦めです。

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    2015年08月30日
  • 入門 たのしい植物学 植物たちが魅せるふしぎな世界

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    田中修さんの本2冊目。最近観葉植物を育て始めて「植物はすごい」を読み面白かった為、本書も読んだ。植物学について全くと言っていいほど知識はない。最初の方は知識がなくとも楽しめたが、終わりの方にちょいちょい専門用語が出てきて置いていかれた感じがしたので、もう少し解説が欲しいと感じた。田中修さんの本は楽しいので好きだ。他の本も読んでみる予定。

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    2015年10月29日
  • 葉っぱのふしぎ

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    田中先生の本はかなり集めている。
    読みやすく、体系的に描かれていて頭に入ってきやすい。
    この本は今までの著書に書かれている内容も書かれており、語り口調のためかまるで講義を聴いている気分になる。
    カラーの図や絵もふんだんに入っており、内容が高度な理科の教科書のようだ。
    レベルは今までの本と同じくらいを想定しているが、よりわかりやすく書かれている。
    見てくれはやや幼稚だが、侮ることなかれ。
    植物の芽がいつ作られるのか、なぜ緑なのかをわかりやすく解説している。神戸の桜の狂い咲きの理由についても。

    しかし、なぜか後半読みにくかった。実験の図が多いからかな。

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    2015年01月16日
  • 植物のあっぱれな生き方 生を全うする驚異のしくみ

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    植物の知られざるすごい生態を、「婚活」と「子孫を残す」いう観点から主に見た本。
    もう少し、「身を守る」という観点での生態を知りたい人には、同じ著者(田中修)の『植物はすごい - 生き残りをかけたしくみと工夫 (中公新書)』がおすすめだそうです。

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    2013年09月07日
  • ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事

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    小学生レベルの理科から高校生物レベルの植物生理学の分野がわかりやすく説明されています。
    ただし、進化論や植物の五感の話は少し恣意的であるかな、と感じました。

    例えば、植物は変化する環境に適応できるように生殖進化した。(自然選択の説明ができていない)
    植物種子を食塩水に浸けると反応するのは味覚があるからだ。(浸透圧では?)

    とも感じましたが、どの話も興味深く読めました。

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    2012年10月30日
  • クイズ 植物入門 一粒のコメは何粒の実りになるか

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    [ 内容 ]
    木の背丈が3メートル伸びたら、下から1メートルのところにあった枝の位置は、何メートル高くなるか?
    アサガオの花は、なぜ規則正しく朝に開くのか?
    キクの花はどうして一年中売られているのか?
    ―などという問題を楽しく考えているうちに、いつの間にか植物についての基礎が身につきます。

    [ 目次 ]
    1 植物たちの不思議なパワー
    2 発芽に秘められたしくみ
    3 成長に込められた術
    4 根っこと葉っぱの仕事
    5 植物たちの防衛力
    6 ツボミの誕生
    7 花々の感性
    8 植物たちの「性」
    9 結実と成熟の謎
    10 植物たちを利用する人間の知恵

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆

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    2010年05月23日
  • ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事

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    著者の植物に対する敬愛の念に溢れた本。
    読んでいて楽しくなりました。

    前半、中学・高校時代の生物の授業を復習をしている気分になる。
    理解しやすく、読みやすかったのだけど、途中から言葉が難しくなるのが欠点。

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    2009年10月04日
  • ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事

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    とにかく「やっぱ植物、すごいなあ。」「ちゃんと生きてるんだなあ。」というのが素直な感想です。他にも「チューリップはバブル経済の元祖」「ナシの20世紀はゴミ捨て場の中から生まれた」とか興味深い話も。でも、「ふしぎ」とはあまり関係ないのだが、個人的にいちばんグッときたのは笹、竹に花が咲く、それも60年、あるいは120年ごとに、ということを初めて知ったことだ。そういえば見たことがない。もちろんいっぱい種類もあるので、一生に一回しか見られないというわけではないそうだが、私は見たことがない。小さな清楚な花だそうだ。グッときますね。

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    2009年10月04日
  • 植物たちに心はあるのか

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    風に揺れる草花はただ静かに生きているように見える。植物たちに「心」はあるのか、と。起源をたどれば彼らは動けぬ代わりに驚くほど精巧な感知の仕組みを備えてきた。光を追い水を探り危険を察知して仲間へ知らせる。転じてそれらの振る舞いはまるで感情のようにも映る。もちろん植物は人間のように感じたり考えたりはしない。だが結ぶ結論は一つだ。心とは姿形ではなく環境に応じて“応える力”そのものなのだ。沈黙の世界に宿る知恵に気づくと足元の一輪さえ違って見えてくる。

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    2025年11月16日
  • 雑草散策 四季折々、植物の個性と生きぬく力

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    つまんなくはない。おじいちゃんの書いた本という感は否めないが、道に生える雑草に注目するようにはなるかも!?

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    2025年07月07日
  • 植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略

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    人間や動物にとって毒あるいは薬になる植物をまとめた本。毒をつくらないジャガイモは発芽しない=有毒物質は発芽するのに必要なのかもしれないという話や、ギョウジャニンニクに似た有毒植物がたくさんあること(バイケイソウ、イヌサフラン、コバイケイソウなど)、ベラドンナに含まれるアトロピンには瞳孔拡大効果がありクレオパトラが用いていたという話など知らない話が沢山あり、面白かった。

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    2024年12月15日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

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    田中修(1947年~)氏は、京大農学部卒、同大学大学院博士課程修了、米スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理学部助教授・教授等を経て、同大学特別客員教授・名誉教授。専攻は植物生理学。植物に関する一般向け書籍の執筆多数。
    本書は、題名の通り、我々が日頃目にしている植物たちの生態の「すごさ」を、具体的に紹介したもので、目次と内容は以下である。
    第1章:自分のからだは、自分で守る・・・植物は食物連鎖を通して地球上の全ての動物に食糧を賄っている。(一部の)植物はトゲで(動物に食べられないように)体を守っている。
    第2章:味は、防衛手段!・・・植物は渋味や辛味、苦味や酸味で体を守っている。
    第3章:病

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    2022年12月03日
  • 日本人と資本主義の精神

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    元大蔵官僚である著者が、日本型資本主義の形成とその背後にある文化的背景について論じるとともに、今後の日本がめざすべき社会のありかたについて考察をおこなっている本です。

    まずは、アメリカ型のグローバル資本主義と、サブプライム・ローンに端を発する世界経済危機によってその権威が失墜した経過についての解説がなされ、つづいてバブル経済と崩壊後の経済の低迷に苦しむ日本社会についての説明がなされています。

    その後著者は、山本七平などの日本文化論を参照し、「空気」にもとづく意思決定がなされる日本社会のありかたの問題点の指摘がなされるとともに、渋沢栄一が「士魂」に根ざした経済活動についての考察をおこなってい

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    2022年11月19日
  • 植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略

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    タイトルから生物学的な話を想像していたのだが、どちらかというと雑学集という感じ。主体も植物というよりかは毒を摂取した人間がどうなるかみたいな話が多い。
    主婦向けの情報番組を一冊の本にまとめました、くらいのイメージかな。
    パラっと流し読みするにはトピックも短いし、文章も軽いので良いと思う。

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    2022年10月29日
  • ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事

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    <目次>
    第1章  何を食べているのか
    第2章  ストレスと闘う
    第3章  からだを守る
    第4章  季節を先取りする
    第5章  生殖に工夫を凝らす

    <内容>
    田中さんの植物シリーズ。ちょっと視点を変えて、植物の生きる知恵をまとめたもの。ヒガンバナのつぼみはあまりできない、とか面白かった。

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    2021年10月16日
  • 雑草のはなし 見つけ方、たのしみ方

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    〈目次〉
    第1章 春を彩る雑草たち
    第2章 初夏に映える緑の葉っぱ
    第3章 夏を賑わす雑草たち
    第4章 秋を魅せる花々と葉っぱ
    第5章 秋の実りと冬の寒さの中で

    〈内容〉
    田中修さんの本は読みやすいし、頭に入りやすい。新書版で、カラー写真が巻頭にしかないのが残念。もう少し白黒でもいいから写真が欲しかった。植物の名前は覚えにくいので、イメージとして理解した。それぞれ工夫して(生きるために)頑張っていることがわかった。

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    2021年09月26日
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学

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    2021.8
    植物の香りの多彩な働きを紹介しており、効能を中心に科学的な視点からも、その職場がもつ香りについての説明があり面白かった。
    ストレスを和らげたり、鎮痛作用があったりと、最近アロマにはまってるので、参考になる一冊。

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    2021年08月06日
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学

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    植物の香りと科学のおはなし

    解説がわかりやすくて楽しい

    そういや…前に友人から、北海道のお土産に「すずらんの香りの紅茶」あげると言われて「そんな恐ろしいものいらん!」と言ったら不思議がられたんだけど、すずらんって猛毒ってわりと知らない人が多いのか…(いや、そのお茶は毒じゃないけどもうイメージが毒なんで…ってメーカーもそこ考えて作ったらいいのに…)

    さてさて本の内容は…
    時間が経つにつれ香りが濃くなるゲッカビジンの秘密やら
    お茶から蘭の花の香りがする秘密とか
    桜餅の香りの秘密とか
    ニンニクと珈琲の香りの相殺の話とか
    どれも身近で興味深かった~

    個人的に匂ってみたいのは
    カツラのキャラメル

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    2021年07月26日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

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    ーー身近な植物にも不思議がいっぱい。アジサイやキョウチクトウ、アサガオなど毒をもつ意外な植物たち、長い年月をかけて巨木を枯らすシメコロシノキ、かさぶたをつくって身を守るバナナ、根も葉もないネナシカズラなど、植物のもつさまざまなパワーを紹介。動物たちには真似できない植物のすごさを、「渋みと辛みでからだを守る」「食べられる植物も毒をもつ」「なぜ、花々は美しく装うのか」などのテーマで、やさしく解説。ーー

    やさしく解説しすぎて、重複した説明によるまだるっこしさが玉に瑕。しかし、植物のすごさは十分伝わってくる。
    特に、光合成。太陽の光と、水と二酸化炭素だけで、自身の体の中にぶどう糖(デンプン)を合成す

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    2021年07月23日
  • 植物のかしこい生き方 欲張らず、むだに戦わずしたたかに生きる知恵

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    田中先生はほんっとに植物がお好きだなー
    リスペクト感がハンパない笑

    渡辺和子さんを意識してない?笑
    編集者さんがヨイショして、ニコニコしてる感じがするー!

    あとがきまで読むと
    楽しんでまとめた、というよりも
    伝えたい気持ちで執筆されたようですね
    きっとこの本に収まらないくらい沢山の事柄があったのでは??

    紫外線から身を守るために鮮やかな色 高山植物

    植物と接している先生だからこそ
    待つ事をわかっていらっしゃる
    時を待て 必ず春が来る
    チャンスのために準備を怠るな
    結果を急ぐ現代に考えさせられる

    水分がない時でも根をはって待つ
    トマトや水ナスのように
    自分を植物にイメージすると
    苦難も

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    2021年07月08日