田中修のレビュー一覧

  • 植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略

    Posted by ブクログ

    読み易くて面白かった。
    毒がある植物は幾つか知っていても、体内に入るとどういう作用があるのかとか気にした事なかったな、と読んでいて気付いた。
    どれも面白かったけど、トリカブトと河豚の毒が正反対の作用なのが特に面白かった。
    一緒に摂取すると暫く毒の症状が出ないとか、そういう事もあるのかと。
    もう一度読もうと思う。

    0
    2025年10月17日
  • 雑草散策 四季折々、植物の個性と生きぬく力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    植物の雑学をたくさん知りました。セイヨウタンポポ強すぎる。

    ◎スミレ
    生存戦略①
    タネの表面にエライオソームというアリの好きな物質をつけることで広範囲にタネを散布させる
    生存戦略②
    花の後ろに袋状の「距」を持つことで花粉を運ぶ昆虫を選び、受粉効率を高めている
    生存戦略③
    花びらの縞模様はネクターガイドの役割を果たしている
    生存戦略④
    上記3つでもタネを残せなかった場合の保険として、閉鎖花(自家受粉する花)をつくる

    ◎オオイヌノフグリと松ぼっくり
    フグリとは陰嚢を指す言葉で、実は松ぼっくりの「ぼっくり」もフグリが訛ったものと言われている。
    松ぼっくりは乾燥時(晴天時)に開き湿潤時(雨天時)に閉じるという性質を持つことで、傘の中にあるタネを遠くまで飛ばすことができる。
    オオイヌノフグリの花にはオシベが2本しかないが、夕方萎れる直前にこの2本でメシベを挟むのでほぼ100%タネは残せる(自家受粉になるので、萎れる直前までは他の株の花粉を待っている)

    ◎タンポポ(セイヨウ)
    生存戦略①
    一年中花を咲かせる。花びらに見えるものは一つ一つが全て花でメシベとオシベを有している。
    生存戦略②
    できたタネがすぐ発芽する
    生存戦略③
    綿毛で遠くまで飛び散る。できるだけ遠くに飛ぶように、綿毛になると背丈をのばす。しかも綿毛が球状に展開するのは、乾燥時(晴天時)のみ。
    生存戦略④
    メシベだけでもタネをつくれる(単為生殖)
    生存戦略⑤
    少しの根さえ残っていれば、もとの完全なからだを容易に作り上げる能力がある

    ◎ウキクサ
    生きていけないような窒素の飢餓状態に陥った時には子孫を残すためツボミをつくるしくみをもっている

    ◎変わった名前の植物
    ・博打の木…樹皮が絶えず剥がれ落ちる様が、まるで博打に負けて身ぐるみ剥がされる人のようだから
    ・小便の木…切り口から水が滴るように出てくるから
    ・目薬の木…樹皮を煎じて飲むと、目のかすみや疲れを除いてくれると言われている
    ・シャボンの木…樹皮や葉っぱを細かく砕いて水に混ぜると泡立つ

    ◎ネジバナ
    万葉集にはねつこ草(根都古草)の名で登場。モジズリとも呼ばれる

    ◎カタバミ
    シュウ酸が含まれているので、これで10円玉を磨いたらピカピカになる

    ◎ツユクサ
    ツユクサの気孔は大きく綺麗に並んでいるため気化熱を放出しやすく、炎天下に強い

    ◎ヘクソカズラ
    万葉集の頃は「クソカズラ」であったものが、江戸時代にはそこにさらに「へ」がついて「ヘクソカズラ」になった

    ◎ヒルガオ
    アサガオ、ヒルガオ、ヨルガオはヒルガオ科。ユウガオはウリ科

    ◎ヤブガラシ
    ヤブガラシの花は1日半〜2日という短い寿命の間に、色を3回も変化させる(オレンジ→ピンク→オレンジ→ピンク)
    オレンジ色の方がピンクより虫の目につく

    ◎ドクダミ
    英語名は「フィッシュミント」で、これは魚のにおいがするところから。

    ◎ネナシカズラ
    根も葉もない「全寄生植物」

    ◎クズ
    アメリカでは「ジャパニーズインベーダー」と呼ばれている

    ◎ヒガンバナ
    またの名を「葉見ず花見ず」
    葉は花が枯れた後の冬にしげる。これは、ライバルが少ないため。
    ヒガンバナが墓地周辺に多いのは、遺体を虫や獣に食べられないようにするために植えられた名残(球根にはリコリンという毒が含まれている)

    ◎オナモミ
    この植物のひっつく構造から、マジックテープが誕生。逆に「ヨーグルトがくっつかない蓋」等は蓮の葉の構造がモデルになっている。

    0
    2025年08月15日
  • 植物たちに心はあるのか

    Posted by ブクログ

    評価が高いのは、納得。

    タイトル「植物たちに心はあるのか」に対する中身ではないものの。(はじめに、筆者も丁寧に説明してくれている)

    植物の生態を、私たちが思うであろう疑問から取り上げる形で、スッと専門知識に誘ってくれるため、とても分かりやすくて、良かった。

    目的とは違った読書になったけれど、満足したし、中学生くらいからでも十分に読めるのではないかな。

    個人的には、春や秋に花が咲くのはなぜか?という話の中で、寿命の長さに対する環境の受け取り方は違って当然だと、当たり前のことをふと再認識した。

    何度も巡る季節に、人間は対応し、耐えているわけだけど、春しか生きないような短い生の、環境の見方がある。(うまく言えない)
    時間の長短の視座をどこにおくか。
    なかなか、自分の実感から離れにくいものだけど、そんな中で植物の生き方を知るのも面白いと感じた。

    0
    2025年06月07日
  • 植物たちに心はあるのか

    Posted by ブクログ

    人間は植物がいないと生きてはいけない

    植物は人間がいなくても痛くも痒くもない

    人間と植物の共生という言葉はおこがましいのではないか という考察になるほどと思った

    0
    2025年04月30日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

    Posted by ブクログ

    植物と動物の循環は芸術的。植物が光をデンプン等のエネルギーに変換して、それを摂取した動物は体内でエネルギーに変換して活動し、もとの水と二酸化炭素に戻って動物の体内から出てゆく。
    植物は食べられる代わりに、動く動物に種を運ばせる。
    動けないというハンディは植物を戦略家に仕立てた。
    その戦略を確立する為には、夥しい先人(先植物)の命をかけたトライアンドエラーが重なっているだろう。
    ピーナツの戦略など、どうやって確立したのか、どういうプロセスを経て行き着いたのか、とても想像出来ない。
    人間と彼岸花の共生、紫外線他自然環境への適応、読みどころ沢山だった。

    0
    2025年01月10日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

    Posted by ブクログ

     植物はすごい! 自分では動けないけど、その生き残り戦略は動物となんら変わることなくすごい。

     植物は水と空気中の二酸化炭素と太陽光でブドウ糖やデンプンを作っているわけだけど、それは動物には絶対にできないことだし、人間も今のところどんなにコストをかけても、それはできないこと。植物はそれだけではなく、アミノ酸も脂肪もビタミンも成長に必要なものは全部自ら作っている。これはすごい!

    植物のすごい! が満載の本。
    少しくらいなら動物に食べられてもいいように進化し、あるいは一定程度は動物に食べられるように進化したり、逆に食べられたいないものは渋みや辛みを持ったり、猛烈な毒を持つように進化したり。
    熱中症にならないために自分の体を冷やす冷却能力を持ったり、寒さに耐えるために体内の糖分を増やしたり、ロゼットという形態を得たり、地下茎を形成したり・・・とにかくすごい。

     これだけすごいと、実は植物にも意識や知能があるんじゃないか・・・とさえ思ってくる。でも、それは違う。植物はそんなもの必要ないよ、という進化をしてきたんだなぁ。生き延びるや遺伝子を残すということに関しては意識や知能の有無が上位にあるってことではなく、種の戦略に過ぎないんだってことなんだろう。植物はすごい!

    0
    2024年12月16日
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学

    Posted by ブクログ

    いい匂いの植物だけなのかなと思ったら、防虫のため、仲間を守るため、はたまた残念な匂いの植物まであって、とても興味深く読みました。
    サクラの項は必読です。ちょっとほろりときました。

    0
    2024年08月20日
  • 誰かに話したくなる植物たちの秘密

    Posted by ブクログ

    ▶︎ご存知ワサビ(学術名ワサビア 日本原産)は、長野県安曇野で北アルプスから大量に湧き出る湧水で育てられている。ワサビは、根から他の植物の発芽や成長を阻害する「アリルイソチオシアネート」を出すため、自らが阻害されないように低温流水の地を選んで自生していたのである。▶︎植物の世界も大変なんです。

    0
    2023年06月14日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

    Posted by ブクログ

    植物についての関心を持つきっかけになる本。

    現代の生活では植物に関心を持っていなくても何不自由なく暮らすことができる。食事のとき野菜や果物を食べるがそれは植物というよりは食べ物である。そんな意識の外にあった植物を知ることは、よりよく生きること学ぶことにつながりそうだなと思えた。

    0
    2022年11月21日
  • フルーツひとつばなし おいしい果実たちの「秘密」

    Posted by ブクログ

    写真とともに、フルーツの魅力が書かれた本。
    フルーツ大好きなので、興味深く読みました。

    一番驚いたのが………
    鳥取県の名産である二十世紀なしは、研究所や果樹園で作り出されたものでなく、当時13歳の少年がごみ捨て場で変わった苗木を見つけ、持ち帰って育てたものだとのこと。
    しかもその発見されたのは、鳥取ではなく、千葉県だったのだそうです。
    ふうむ。
    秋には二十世紀なしをよく食べるのですが、こんな秘話があったとは!
    面白いですね。

    0
    2022年05月04日
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学

    Posted by ブクログ

    この本は、植物ごとに産地や香り、効能などが丁寧に紹介されています。
    インフルエンザやコロナにも有効な植物があるそうです。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

    0
    2022年02月18日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

    Posted by ブクログ

    なぜ赤い果物は甘いのか
    なぜ熱帯の植物はカラフルなのか
    ユーカリの葉には青酸が含まれてるのになぜコアラだけは食べられるのか
    冬を過ごすと野菜はなぜ甘くなるのか
    種なし果物の秘密

    等々、淡々とした文章で書かれた植物のフシギ。
    面白かった!

    0
    2021年12月28日
  • 入門 たのしい植物学 植物たちが魅せるふしぎな世界

    Posted by ブクログ

    葉っぱ一枚の光合成を人間の技術では再現できないことがとても印象的だった
    植物は夜に背を伸ばすことをはじめて知った
    トマトとじゃがいもを組み合わせたポマトが印象的だった、遺伝子組み換えは画期的な技術だから、良い方向に活かしていってほしい
    また消費者の自分も正しい知識を持てるようにしたい

    0
    2021年11月22日
  • 植物の生きる「しくみ」にまつわる66題 はじまりから終活まで、クイズで納得の生き方

    Posted by ブクログ

    身近な植物のあれこれ。子ども向けのようなカバーだけど、大人でも十分楽しめる。
    今年のいちょうの黄色は一段とキレイね って、実はあり得ない。紅葉が鮮やかになる条件や良い場所の特徴、秋に咲くサクラの理由、キュウリの表面に付いている白い粉の正体、果樹の増やし方、切り花を長持ちさせる方法 等々、子どもやデートの時にも使えそうなネタが豊富。

    0
    2021年11月17日
  • フルーツひとつばなし おいしい果実たちの「秘密」

    Posted by ブクログ

    栽培方法から美味しく食べられる保存方法まで簡潔にまとめてくれている。果物の入門書ってところか。

    初版の‘13年以降情報系のテレビ番組が増えているからか聞き覚えのある効能もチラホラ出てきたけど、何だかんだでいざ子供に聞かれると自分なんかはたちどころに回答に困るんだろうな。

    栄養学みたいな分野って、いつも難解な横文字成分を中心に講じられる印象だったから、クイズもまじえた子供にもやさしい解説は有り難かった。(いい歳してそれを言っているのも問題だけど…)よく口にする果物でさえ種からヒラヒラとした花が咲いて、実(固体)になる過程を追うと生命の神秘を感じてしまう笑

    メロンの網目模様の謎なんか今まで知ろうともしなかった分意外で面白くて、出来上がってく過程をビデオに撮って早回しで見たいくらい。
    名前の由来といい、自分の思い込みがどんどん覆されていく。小学生みたいに驚いてばかりだし、スマホ片手に調べれば分かる事だろうけど偶然知るってやっぱり嬉しい。

    臭みを抑えたドリアンに(料理に絞る際邪魔な)種を除いたスダチ…etc.と、品種改良が思っていた以上にされていたのにもビックリ。幾らでも作れるのかと思いきや、元から改良できない果物もあったりと運命まで決まっている…
    それを踏まえてまえがきを読み直すと、別で先生のメッセージが勝手に脳内で続いてく。

    “果物たちの役割を理解し、美味しくいただきましょう。あれこれ無闇に食べてはいけませんよ”

    きもにめいじます!


    【その他】
    ・「果物の王様」「ビタミンCの女王様」…と君主が大勢おわして笑った。
    ・「果物語録」(と勝手に呼んでいる)は無関係な話も多かったけど、ちゃんと栄養を考えるヒントになる。「朝の果物は金」、肝に銘じます! 

    0
    2021年11月06日
  • すごい植物最強図鑑

    Posted by ブクログ

    小学生向きと言うことだが、大人が読んでも面白い。
    身近な植物の「なるほど」が書かれている。
    何気に見過ごしてしまう植物にも興味を持てるようになった。
    こう言うことを、子供たちに教えることができたら、将来生物学にも興味を引くだろうな。

    0
    2021年10月02日
  • 植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫

    Posted by ブクログ

    身近な植物から、しらなかった植物の生体をわかりやすい言葉や例題で解説されていて、とてもためになった。

    0
    2021年09月23日
  • かぐわしき植物たちの秘密 香りとヒトの科学

    Posted by ブクログ

    ジャスミンは
    お茶になるものもあるが毒になるものもある

    生物だけど香りは化学 カタカナがいっぱい

    とても沢山の論文が分かりやすく解説されていて面白い
    驚くような着眼点のものもあって
    研究者は根気強く実験を重ねてきたんだろうな

    動けない代わりに身を守るような事もできる
    スゴイですね!

    長い歴史の間にわかってきた事柄
    ハーブや薬は植物から生まれてくる

    巻末の表でわかりやすくまとめられているので
    忘れた頃に見たらいいかも(^^)

    0
    2021年10月06日
  • 植物はすごい 七不思議篇 知ってびっくり、緑の秘密

    Posted by ブクログ

    「植物はすごい」七不思議篇 知ってびっくり、緑の秘密 田中修著 中公新書

    「サクラは、「冬の寒さがきびしくないほど、春の“目覚め”が良くない」
    一本の木に咲いている花の個数が10万個を超えることも、珍しくありません。
    1つの芽から1つの花が咲くウメ 1つの芽から複数個の花が咲くソメイヨシノ

    0
    2021年08月09日
  • 日本の花を愛おしむ 令和の四季の楽しみ方

    Posted by ブクログ

    サツキツツジのイラストの解像度だけがめちゃめちゃきになる……
    なぜそこだけすり抜けてしまったんだ……

    その花にまつわるお話がいっぱいの、図鑑のような形。
    正直一冊手元に置いておくか迷うくらい。

    0
    2021年05月02日