植物のあっぱれな生き方　生を全うする驚異のしくみ

794円 (税込)
3pt

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3.8

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十分に成長できる環境が整わない限りは、うかつに芽を出さない。暑さ寒さをタネの姿で何百年も耐える。いざ芽生えたら、全体に光が当たるように、群落の端は背が低く、真ん中は背が高くなる。よりよい花粉を運んでもらえるように、色や香りの魅力を磨いて熱心な婚活を展開。同じ株の花粉では受粉しない。子孫を残したら、自ら潔く散る――どんな逆境でも与えられた命を生ききるための、驚くべきメカニズム。植物たちのあっぱれな一生を楽しく解説。

植物のあっぱれな生き方　生を全うする驚異のしくみのユーザーレビュー

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感情タグBEST3

＃タメになる＃深い＃胸キュン

Posted by ブクログ 2013年06月30日

おもしろい！植物の尊厳！満を持して生きている姿が素晴らしくて、ちょっとしたことで動揺したり迷ったりする自分の生き方のヘナチョコさを思い知らされる。
本川達夫「ゾウの時間ネズミの時間」に通じるものを感じた。人間なんて特別でも何でもないし、凄くも偉くも何ともないよ、と思わされる。

Posted by ブクログ 2013年09月07日

植物の知られざるすごい生態を、「婚活」と「子孫を残す」いう観点から主に見た本。
もう少し、「身を守る」という観点での生態を知りたい人には、同じ著者（田中修）の『植物はすごい - 生き残りをかけたしくみと工夫（中公新書）』がおすすめだそうです。

Posted by ブクログ 2018年10月31日

●タイトルどおり、植物のあっぱれな生態について解説している。植物の生き抜くための創意工夫について色々知ることができる。

Posted by ブクログ 2017年05月31日

ときどき、人間の生き方に寄せて、植物の生態を語る部分がうっとうしいが、知らなかった事実も多く、読む価値はあった。

・タネは３０００年以上もの間、都合の悪い環境（温度、水、酸素、光）を耐えしのいで、発芽のチャンスを待ち焦がれていた。
・モヤシは光が当たると、伸長が止まる。
・花は生殖器官。
・ナシ、...続きを読む